夜明け前午前5時

徹夜明けの思いつきレベルな発想を、推敲なしでお届け

今年の旅予定

2008-08-30 23:16:36 | お休み
今年は1ヶ月のお休みをもらえる会社の仕組みになってまして
1ヶ月あれば当然ながら旅です。
ようやく旅の予定が決まってきました。

今年は遂にアフリカです。

以前に”アフリカはイメージすることができない”と書きましたが、
いまでもアフリカは謎のまま。
ここ一年ぐらい、ちょいちょい調べてはいましたが、
やっぱり行っちゃうのがてっとりばやい。

アフリカは個人での陸路移動がちょっと大変そうです。
なのでまずはOverland Clubってところで2週間のツアーに参加。
ちなみにここ、2週間のツアーでも「Short」なのです。
”154 Days”なんてのもあって、あぁ、時間あったらコレ参加したい。

で、体力に余裕があればその後にウガンダにも行ってみようかと。
とにかくナイロビは治安が非常に悪いらしいので、長居はせず
他の場所にさっさと移動します。


航空会社は「エミレーツとかいいなぁ」と思ってたんですが
エミレーツはラマザン期間中のディスカウントを狙って
10月は速攻で埋まっちゃうらしいです、残念。
結局去年のトルコ・オランダ旅行と同様、KLMに。

それにしても、燃油サーチャージ、8万円は痛すぎる(涙)
燃油代だけでアジア圏に行けちゃう値段って一体…。

ソフトボール

2008-08-21 23:55:00 | weblog
昨日の日本vsオーストラリア戦、とんでもないぐらいに
すごかったですねー。
7回表2アウトの同点ホームランで解説の宇津木さんが
「あ゛ーーーーーーーーーーーーーーーっ」
とダミ声絶叫して以降、最後まで目が離せませんでした。
とにかく上野がすごすぎる。

「こ、これは決勝も見なければ!!」と、今日はさっさと
帰ることを心に誓ったのでした。

しかーし…、
最近かなりヒマ(言っちゃった)なのに、今日に限って物事が
いろいろ入ってきてしまい、ザクザクやっても仕事が終わらない。

なんでこんな日に限って。

書いたメールの誤字脱字も気にせず、さらにザクザクこなし、
「ソフトボールがぁ…」と言いながら会社を後にしました。

家に帰ってTVをつけたら7回裏2アウト。
優勝の瞬間をかろうじて見る事ができてうれしい。
ほんとよかったなぁ、上野。
そして、よかったッスね、宇津木さん。

表彰式の金メダルかけてもらうシーンで、選手一人一人に
宇津木さんが褒め言葉をかけてたのは、しみじみ泣けました。

今日のハイライト観たら、アメリカがライナー打った瞬間、
「ギャーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!」
今日はさらにすごかったみたいです。宇津木さんが。

クルーグマン ミクロ経済学

2008-08-18 22:47:49 | 本:その他
夏休み最終日。

今年はオリンピックに加えて、地元静岡の常葉菊川が
甲子園の決勝まで進んだので、高校野球もチェック要。
夏休みは忙しい日々でした。

結果は、すごい点差で負けちゃいましたが…。

野球ってそんなに好きだっけ?
という根本的な疑問を抱きつつ、こういうときだけは
地元魂を燃え上がらせるのが地方出身者のセオリーです。


といっても、一日中TV観ているのもさすがに疲れるので
後は溜まってた本をざくざく消化。

消化の中心はコレ↓

クルーグマンミクロ経済学
ポール・クルーグマン,ロビン・ウェルス
東洋経済新報社

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これまでケーザイはマクロ方面しかかじってきてなくて
というのは、興味がそっちしかなかったからなのですが、
ちょとはミクロも知らんとな、と思いクルーグマンのミクロを
買って(積んで)おいたのでした。

夏休み期間中では、ほぼ半分あたりまでしか進めませんでしたが、
ミクロの需要・供給曲線って奥深いなぁ。
マンキュー教科書もそうですが、全てのケースにおいて
「こういうときはこうなって、でそれは実例だとこーゆーこと」
という流れで必ずグラフを動かして説明してくれるので、
素人でも読めばイメージできる。
スカッと爽快!

数式をあまりにも排除しているので、理系から見ると、
数式のないグラフを信じなければいけないというのが
ちょっとだけストレスで、不満点はそれぐらい。


さて、片や、いわゆるパンキョー時代に全く理解できなかった
教科書を実家に帰省した時にひっぱり出してみました。
ええ、完全な嫌がらせです。復讐です。

(ペラペラ流し読み…)

むー、書名は出しませんが、これじゃ確かに興味湧かないわ。

ミクロを例にとると、いきなり限界効用の話をし始めるんだけど
そもそもなんで限界分析が有効なのかは一切説明ないし。
実際の経済事例も全く取り上げてない。

この『入門』書で、はたして何人が理解できたんだろう。

1973年1刷で1990年に28刷なので、大昔に作った講義ノートで
何十年も講義する、やる気なし先生御用達の書ですね。

こんなひどい本で講義されてたなんて、くやしー。


あーっ、女子サッカー、アメリカに逆転されたーーー!!

実況 vs 解説

2008-08-14 21:30:33 | お休み
オリンピックやっててただいま夏期休暇中、
そりゃテレビ観てしまうわけです。

で、妙に気になるのが実況と解説の相性。

実況は皆さん「歴史に残る名実況」を目指してますので
ガッチガチに力こぶ入りまくりです。
普段の実況にくらべ、解説そっちのけ状態になるのは
仕方ないか…、とは思ってます。

だからこそ、二人の相性によって、実況&解説の芸レベルが
全然変わってくるんですよね。


■女子柔道:道谷眞平 vs 山口香

この二人がこれまで観た中でベストコンビ。
いやー、ほんとすばらしかった。
山口さんのコメントが怖いぐらいに的確で、
実況もそれを信頼してます。

実況の人も、もちろん柔道には詳しいんだろうけど、
「この人なら」って感じで、安心して話を振ってる。
お互い、話してて楽しいだろうなぁ。


■男子柔道:長坂哲夫 vs 篠原信一

篠原のジャイアンっぷりが最高です。
選手のプレイスタイルが嫌いだと
「こういうのほんっとつまんないですね」
と言い切り、その後一言もしゃべらなくなる、
そんな解説初めて見ました。
多分TVの前で『おまえ子供かっ?』って突っ込み多数。

そのせいか、実況にはまったく信用されてなくて
コメントがほぼ無視されてる。おもしろい!

今日とかは、ちょっと篠原の話を拾うようになってて、
上からなにか注意されたのか?
気にせずもっと無視してください。篠原はきっとMです。


■ソフトボール:竹林宏 vs 宇津木妙子

この辺からだんだんあやしくなってきます。

日本がうまくいってないときの解説コメントが
そりゃもう破壊的です。
ぼそぼそ「~したほうがいいですね」と前振り後、
うまく行かないと「だから~した方がよかったんですよね」。
うわーっ、どかーん!
プラス「う~ん」「あ~」とかネガティブつぶやき連発。

実況もこれじゃフォローのしようがありません。


■女子サッカー:野地俊二 vs 堀池巧

これは一番ダメだった。
実況がつらい。ラジオ的で解説者不要なしゃべりでした。

堀池はかなり話がうまい方だと思うんだけど、
堀池がコメントしても話をまったく拾わない。
最後には実況のコメントに対して堀池が
「そうですここは~」みたいにむりやり話を合わせてて…。

映像観てりゃ中盤でボール回してるのは分かるんだからさ、
わざわざ全部言わんでも。
その間に堀池に話の一つでも聞いておくれ。

Sandwiched

2008-08-12 00:26:35 | The Economist
先々週末はRock in Japan Fes 2008(3日間フル参戦)、
先週末は毎年恒例のビーチバレー、
すでに夏休み前に燃え尽きてしまいました。

今年は久しぶりに会社の暦通りの夏休みです。
オリンピックもあるので、激・引きこもり予定。

これまで外遊びが多くて異様に色が黒くなってますが、
元々、基本はインドア派なのです。
今日も美容院で「え…、インドア派…ですか…?」と
笑われましたが。

さて、The Economistと言えば、一番有名なのが
毎年恒例の「ビッグマック・インデックス」。
新聞名を知らなくても、この指数は有名ですね。

購買力平価(PPP)をパロった話なのですが、えらいのは
毎年取り上げてる話なのに「PPPとは何ぞや」ってとこの
イメージをきちんと説明しているところ。
ちまたの経済誌は経済用語連発しまくってるだけで
意外と何も伝えてないこと多いです

ちなみにPPPは
「おなじものは世界のどこでも同じ価値を持つ」
を前提にした為替レートの考え方。
例えば、現在の日本のビッグマック指数はこんな感じです。
・アメリカでビッグマックを買うと、現在一個3.57ドルで
・一方日本だとビッグマック一個で290円。
⇒ビッグマックを基準に考えた円/ドルレート(=PPP)は
 290円÷3.57(ドル)=81.2円/ドル になります。

現在の為替レートは109.95円/ドルなので、
ビッグマック指数から見ると円はかなり割安ってことです。

PPPはだいぶ荒っぽい考え方ですが、でも貿易とか為替を
イメージする上でまずはここからですね。

ちなみに北欧だとビッグマックは激高です。
ドルレートでノルウェーだと7.88ドル。ひえーっ。

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The Big Mac Index "Sandwiched"
~ヨーロッパの通貨は割高だけどアジアは激安、とバーガーノミクスは言ってます~
The Economist July 24th 2008


昨夏から始まった金融危機以来、株価・債券・金・そしてその他投資資産はあちこちで崩壊してます。通貨は振り回されてもいます。このメッタ打ち状態はいくらかでも根本的な評価額に近いものをもたらしたでしょうか?為替レートに対する我々のお気楽な指針:ビッグマック指数以外で。多くの通貨は、去年の2007年7月に我々がハンバーガー価格を比較した時より調子が悪いようです。

ビッグマック指数は、購買力平価(Purchasing-power parity(PPP))理論に基づいています。これは、各国間で財の一バスケットにおいて価格が同じになるよう通貨レートは変動するという考え方です。我々のバスケットにはちょうど一つのアイテム、まさにこれは世界中で販売されている商品、ビッグマックハンバーガーが含まれています。ビッグマックのコストがドル換算でどこでも同じとしたときの為替レートが我々の評価額基準です。

ビッグマックPPPに近い通貨はほんの一部です。7つの通貨が連邦準備銀行(FRB)の主要通貨指数を構成しているんですが、うち1つ(オーストラリアドル)だけが、その評価額の10%内でした。残りの大部分は高いんです。ユーロは50%も過大評価です。英国ポンド・スウェーデンクローナ・スイスフラン・カナダドル、これらもバーガーベンチマークを超えた取引になってます。一年前よりも、ドルに対して全てがより過大な評価です。日本円だけが27%の過小評価でして、これはお買い得と見なせるんではないかと。

ドルは、アジアの大部分においては、まだまだハンバーガーをたくさん買うことができます。シンガポールドルは18%、韓国ウォンは12%の過小評価です。あまり裕福ではないアジア諸国、インドネシアやマレーシアやタイといった国々の通貨も割安です。中国の通貨は最も過小評価されているうちの一つで、まぁ一年前よりはほんの少しましにはなってますけど。

中国バッシングの極端なタイプとして、中国元はバーガー標準に近づけるため通貨切り上げすべきだと結論付けがちです。でも、ファーストフード価格から確実な結論を導きだすには注意深さが必要となります。 PPP測定は、通貨が最終的には長期間継続すべきであるということを示しています。価格の変動は、国境を超えた貿易での材料費によるものと同様に、貧困国の方が安価な、現地でのコストや家賃・賃金といったものによって発生します。これら理由により、PPPは収入が同程度の経済における通貨に対して、より信頼性のある比較方法となるのです。

これら全ての警告に対して、より洗練された分析は、我々が導いたものとだいたい同様の結論をもたらしています。IMFのナンバー2、ジョン・リプスキーは今週、次のように述べています。ユーロは、ファンドの中期評価ベンチマークを上回っている、と。中国の通貨についてはIMFの見解として「大幅に過小評価」。ドルは二つの板挟み状態です。2002年以来のドル価値大幅下落は中期の均衡水準になりつつある、とリプスキー氏は述べています。

もしこれら判断が正しいのであれば、金融危機によってかき回された騒動は、少なくともある通貨ー世界の積み立て通貨ーを公正価格に近づくよう動かします。不思議なことにこの危機は、貪欲な投資家に好まれる2つの通貨:ブラジルレアルとトルコリラ、に関しては信用を揺るがしてはいません。これら2つの通貨は、それらのビッグマックPPPを超えて、新興国市場通貨として際立っています。両通貨は高利率です。トルコ中央銀行は最近、金利水準を16.75%に上げ、ブラジルは7月23日に基準金利を13%に上げました。これら利率はリスクを負う意思がある者に対してはうまみのある収益を提供します。こういったバリューセットについての探索はほかの所で調べてくださいね。