今月の通勤電車の中、なぜかいつも眠かった。
なので、読んだ本は全て、分かったような分からないような。
とりあえず、まともな感想は全部保留だなぁ。
忘れないために、最低限だけメモ書き程度に残します。
・さよなら、サイレント・ネイビー
地下鉄サリン事件実行犯の豊田と大学で同級、現在
東大助教授の著者が書いたノンフィクション。
導き出した結論がとても新鮮。
でも、今自分が読みたいノンフィクションはこんな形じゃない。
取材する側とされる側の関係性が固定されすぎてる。
意図的に分かりやすい構図にしているかもしれないけど。
やたらと春樹の「アンダーグラウンド」を攻撃しているのも
どうかと思う(そもそも視点が違うのだから)。
・グレート・ギャツビー
再読。でもまだ頭の中にガチッと入ってきた感がないです。
物語の構造が把握できたので、も一回読んで細部を
チェックしたい。
・ザ・スコットフィッツジェラルド・ブック
なぜかこれまで読んでなかった。
春樹訳の短編が2編収録されてて、そのできの違いが
あまりに明白で、その対比がおもしろい。
両方とも、同じような青春恋愛小説。
でも、関係性の見え方がぜんぜん違う。
「リッチ・ボーイ」のほうが遥かに精細。
なんとなく文字を置いた感じとか、どこにも全くない。
・シカゴ育ち
どの短編も映画っぽい。
街の空気感がすごく濃いー感じで伝わってくる。
なので、自分としては「この小説家は読まなくてもいいや」
と思ってしまうのです。映画で同じ感覚は味わえると。