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下宿、間借り、アパート

2017-02-12 23:54:34 | 団塊の世代
団塊の世代の学生時代の住居と言えば、下宿か間借り。

下宿は賄い(食事)付き、間借りは部屋だけで食事なし。
当然、洗面所、トイレは共同。部屋に水道・流しは無し。
共同の炊事場がある所もあったが、それは珍しい方だったので、
自炊は基本的にできない。

大家の一室、ないしは2階の数部屋を部屋ごとに別の学生が借りているという状態で、風呂があったり、無かったり。風呂があっても毎日ではなく、一日おき程度が多かった。まあ、近くの銭湯にタオル・石鹸を持って出かけるのが普通だった。

自室用の玄関、部屋の中に水道・流し・ガスがある「アパート」もあったようだが、学生で済んでいる者は皆無に等しかった。アパートでもトイレは共同という所もあったし、風呂はない方が普通だった。

電話はまだ各家庭に普及している時代ではなかった。
普通の家庭では電電公社に申し込んでも半年から一年ほど待たされる時代だった。
ので、大家に電話が無いことも珍しくなかった。
大家に電話があっても、それを下宿の住人に使わせる(発信)所はほとんどなかった。(緊急時は使わせてもらえるようでしたが、日常はダメ)。市内電話は10円で話し放題だったが、市外電話は高かった。
受信については大家が呼びに来てくるところもあった。
このため緊急の連絡は電報だった。