●海底のメタンハイドレートの層からメタンガスだけを採る実験の成功は世界初で、大きな前進です。
ただし、早く低コストで実用化できるのはメタンガスが自然に自噴している、海底表面近くにある新潟上越沖の方です。
せっかく成功したしたのですから、この成功をテコに開発予算を早く大幅増額して、実用化を急ぐべきです。
以下は報道
★メタンハイドレートからの天然ガス生産試験に成功 海底からは世界初
経済産業省は12日、愛知県沖の深海で進めていた次世代エネルギー資源「メタンハイドレート」から天然ガスを取り出す生産試験で、ガスの生産を確認したと発表した。海底からの試験成功は世界初で、将来の国産天然ガス資源として期待される。
試験は、国の委託を受けた独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)などが、同日午前5時40分から地球深部探査船「ちきゅう」を使って実施。
愛知県の渥美半島沖の水深、約1千メートルの海底から約330メートル掘り進んだメタンハイドレートの層で、水とメタンガスに分解して採取する作業を始め、同9時半ごろにメタンガスの生産を確認した。
今後、約2週間に渡り、日量で数千~数万立方メートルの試験生産を見込んでいる。・・・・と報道がありました。
★今後は大幅なコスト削減という高いハードルが待ち構える。
いまの技術では高値で知られる日本の液化天然ガス(LNG)の輸入価格と比べても3倍以上の開きがあるとされる。
商業化には革新的な技術開発が不可欠だ。・・・・との報道もあります。