太宰府にある九州国立博物館で開催中の「よみがえる国宝」展に行って
きました。
博物館の動く歩道のトンネルを出ると直ぐに蓮の一群が目に入りました。
蓮の花はほとんどが終っていましたが、別の鉢に一輪だけ咲いていた
紫色の睡蓮(スイレン)が美しく人目をひいていました。
熱帯睡蓮「ブルーギガンティア」というそうです。
オーストラリア原産。
花は6~7日間咲くそうです。
きれいな色の睡蓮でしょう?
さて、「よみがえる国宝」展ですが、何百年もの前のものを修復し、
保存されてきた日本の文化財、その保存方法、修理、模写をされて
甦ったものが展示されていたのですが、それらの技術は緻密で正確で
気が遠くなるような細やかさで、本当に素晴らしかった。
年に1回の虫干しの大切さも改めて知りました。
日本の文化財を残すために地道な作業をコツコツとやってきた、また、
やっている人たちにこころから敬服します。
今までとは少し違った国宝展でしたが、裏方のことを知るのもまた違った
形の文化に触れるということで、それはそれなりに面白いものでした。
九州国立博物館の「よみがえる国宝」展は28日(日)までです。