震災の日11日の午前中に高校卒業式、23日に中学卒業式が行われました。高校野球部は13名、中学ソフトボール部(夏からは高校の硬式野球部へ移行)からは10名の卒業生を出しました。高校3年生は、秋、春と都大会本選に出場した年代で、夏も3回戦進出を果たしました。成績だけではなく、個性的なメンバーでしたが、すごくまとまりがあり、監督をしていても、主将を中心にいつも楽しいチームでした。卒業式後の後輩からの送る会には会議で出席できませんでしたが、心から卒業を喜んでいます。またそれぞれ希望する進路に進むものも多く、国立大や難関私立大にも現役合格していて、文字通り文武両道を貫いた学年でした。第1志望の信念を曲げず、来年再チャレンジする生徒もいます。それぞれの環境で、両国高校で学んできたことを生かしてほしいと思います。
11日の高校卒業式の午後、まだ名残惜しく多くの野球部員が校内に残っていて、地震の被害にあいました。幸い校内にけが人はいませんでしたが、家に帰れず泊る生徒もいました。教員が中心となり、炊き出しをしていると、誰が指示するでもなく、学校に残っていた3年の野球部員が率先して、御飯の配布を手伝ってくれていました。その姿を見て、凄く感動したし、両国高校野球部で学んだことは野球だけではなかったんだな~と嬉しくなり同時に誇りに思いました。震災の復興を支えるのは、君たちだと確信しました。4月からの新生活も頑張れ!たまにはグラウンドに顔を出してください。
中学3年生は、4月から高校野球部として外入生も入り活動します。ポジション争いに一人でも多く加われるようにまずは基礎体力をつけて行きたいですね。
卒業おめでとう