あまくさ人のひとりごち

あまくさ人のひとりごち、つまり独り言です。
撮りだめした写真も併せて載せます。

牛深小森海岸の夕陽

KKC48

第七十六回 やわらか戦車の心はひとつ

2009-02-09 19:47:19 | Weblog

「やわらか戦車」って、知ってますか。
知ってるよな。
知ってるに決まってんだ。


戦車のくせにぷにぷにで、戦車のくせに弱くて、何かにつけてすぐ「退却ー!」。
つつかれるとそこから腐るし、三日に一度は子猫にさらわれるし、それでも兵器と言い張ってるんだよ。


そんな「やわらか戦車」に出会ったのが、今から3年ほど前。
きっかけはよく覚えていないのだが、ネットサーフィンをしていて偶然見つけたのではなかったか。


一見して、あまりのバカバカしさ、もとい、おもしろさに腰砕けになってしまった。
「これは面白い! 売れる!」と思っていたら、ホントに売れてしまった。


作者のラレコさんは、ワタクシとほぼタメの、元売れないマンガ家。


それがネットで大人気になったのだから、本人が一番驚いているだろうし、戸惑ってもいるだろう。


でも面白いので、未見の人はここにクリックしよう。


HP「やわらか戦車退却司令室」も見るべし。


第七十五回 ダルビッシュが怒った。

2009-02-09 19:23:55 | Weblog

今年からプロ野球では、ピッチャーはボールを持ってから15秒以内でボールを投げなければならない。
試合時間の短縮のためだ。


その規定違反の第一号となったのが、日ハムのダルビッシュ。
当の本人は、「やってられないよ!」と怒ったとか。
怒るのも無理ないよな。
自分のタイミングで投げられないのだから。
ろくすっぽ状況判断もできずに投げなければならないのだから、ピッチャーも落ち着いて投げられないだろう。
楽天の野村監督も疑問を感じているらしいし、他球団の、特にピッチャーは戸惑いを感じているにちがいない。


そこで、疑問。
「15秒以内」って、誰が計るのだろう。
主審? 塁審?
じゃあ、いちいちストップウオッチを一球ごとに押さなければならないってわけ?
押し間違えたら、押すのを忘れていたらどうなるのだろう。
考えれば考えるほど、なんか、非現実的だなあ。
今シーズン限りでなくなりそう、このルール。


問題の記事を引用します。



違反1号…ダル“プチ切れ”15秒ルール


2月9日7時0分配信 スポーツニッポン







 WBC日本代表候補の日本ハム・ダルビッシュ有投手(22)が8日、試合時間短縮のために今季から導入される「15秒ルール」の“違反第1号”となった。沖縄・名護キャンプでシート打撃に登板したが、投球動作に入るまで15秒以上経過したとしてボールを宣告された。これに対し、ダルビッシュは捕手とのサイン交換もまともにできないと“プチ切れ”。楽天の野村克也監督(73)も異論を唱えるなど、混乱は他球団にも飛び火しそうだ。

 なぜなんだ。ダルビッシュは両手を上げて、納得できない表情を浮かべた。4人目の打者・糸井に対し、カウント2―1から4球目を投げようとしたときだ。ストップウオッチで計測していた東二塁塁審が「ボール」を宣告した。

 「捕手のサインに首を3回(実際は2回)振ったらボールと言われた。何を言っているのかなと思ったら、15秒と言われた。まさかシート打撃で(ボールを)取られるとは…。ビックリした」

 WBCに向け、オフはあらゆる場面を想定してトレーニングに取り組んできた。だが「15秒ルール」は想定外だった。「あれで崩れたわけではないが…」と言い訳はしなかったが、直後に甘く入った直球を糸井に中前へはじき返されると、続く高口にも初球スライダーを右前へ落とされた。

 シート打撃終了後は我慢できなかった。「セットに入ってから15秒なら対応できるが、ボールを受けて15秒じゃ話にならない。ロジンつけて、その次に(味方の守備位置など)周りも見る。セットに入ったらあとは3秒ぐらいしかない。これではサインを1回で決めなきゃいけない」。

 12球団は昨年から試合時間短縮に取り組んでおり、今季はより徹底させるために「15秒ルール」の適用を決めた。従来の投球制限時間は「投手が打者と正対してから12秒以内」(野球規則8・04)だったが、今季からは「投手が球を捕ってから投球動作に入るまで15秒以内」となった。キャンプ2日目の2日には練習前に審判団から説明を受けたとはいえ、投手にとって打者との“間”は生命線ともいえる。ダルビッシュは「これじゃ、野球にならない。こっちも生活がかかっているので…」と語気を強めた。

 WBC使用球を使ってのシート打撃では打者7人に20球を投げ、3安打。疲労はピークを迎え「下半身は使いものにならなくて」と言ったが、この日の課題に挙げていたストライク率は8割を超えた。また「WBCの球は内野ゴロとかを打たれると形が変形する」と微妙な変化も感じ取り、ボールを交換せずにあえて変形したボールで投げ込むなど収穫もあった。

 不名誉な“違反第1号”となってしまったダルビッシュ。今回の適用は「15秒ルール」を明確に示す意味で、日本球界を代表する投手が“ターゲット”となったとの見方もある。WBCでは適用されない日本球界独自の基準だが、調整に水を差された格好のエースは最後まで釈然としない様子だった。


 


第七十四回 現役時代は知らないけれど。 

2009-02-09 19:04:21 | Weblog

オリオンズのミサイル打線の中軸にしてシュート打ちの名人にして「かっぱえびせん」の異名を取った元プロ野球選手・山内一弘氏が6日に亡くなりました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
とはいえ、ワタクシは現役時代の山内さんを知らない。


というか、ワタクシにとっての山内さんといえば、伝説の「満塁振り逃げ」の立役者(?)として記憶に残る。


ウィキペディアから引用する。



1960年7月19日に開かれた東映フライヤーズ大毎オリオンズ駒澤野球場)の試合で、3-1で東映のリードで迎えた8回表二死満塁の場面。東映の投手土橋正幸は大毎の山内和弘(※)をカウント2-3から見逃しの三振にしとめた。しかし東映の捕手安藤順三はこのとき第3ストライクの投球を後逸した。東映の保井浩一コーチ(この日は代理監督として指揮した)は三振でチェンジと思い込みナインにベンチに戻るよう指示していたが、大毎の選手は山内に、グラウンドを走るよう指示した。山内はダイヤモンドを一周し、満塁走者を一掃して自分も生還した。


これに唖然とした東映のベンチは球審に猛抗議を行った。まず、「振っていない」「一塁に走者がいる」「振り逃げにならないのではないか」。しかし、一塁に走者がいても二死の時は振り逃げを試みることが出来る。また「山内のバットに触れた。チップではないか」と難癖もつけたが、もちろん認められない。最後には「山内は走塁放棄になるのではないか」と抗議をしたが、一旦アウトになったと勘違いした山内もまだベンチには入っていない(当時の規則では、打者走者が進塁を放棄したと見做されアウトになるのはベンチの階段に足がかかったときであった)ので、山内はまだ走塁を放棄しておらず、この進塁は認められる。


結局、58分の中断の後に試合は再開された。公式記録は三振と捕逸であるが、この一件は「振り逃げ満塁ホームラン」などと呼ばれている。振り逃げで4得点を挙げるという珍記録により、この試合は大毎の逆転勝ちとなった。


(※)1961年に「和弘」から「一弘」に変えました。


ホントかよ!? と言いたくなるような珍記録の持ち主だが、この年に山内さんが所属する大毎オリオンズは優勝したのだから、面白い。


ちなみに、似たようなことが、2007年の高校野球・夏の大会の地区予選(神奈川県大会、しかも横浜対東海大相模!)でもあったという。
こちらも振り逃げされたほうが負けたのだから、よっぽど精神的なショックが大きかったのだろう。


天草西海岸の夕陽