あまくさ人のひとりごち

あまくさ人のひとりごち、つまり独り言です。
撮りだめした写真も併せて載せます。

牛深小森海岸の夕陽

KKC48

第三十回 東京タワー50年

2008-12-25 19:33:03 | Weblog

東京タワー50年おめでとうございます。
でも、新東京タワーが2012年にできあがるので、そのときはどうなるのでしょうね。
他の近代遺産のように、観光の名所として生きていくでしょう。
取り壊されることは、よもあるまい。

ワタクシ、今年の一月に東京タワーに行って参りました。
高いことは高いのですが、目の高さにビルがいくつもあって、「ひえー高けー」という感覚はあまりありませんでした。
そういえば外から見たときも、何だか周りのビルに圧迫されて、縮こまっているように見えました。
新東京タワーは、現東京タワーの約2倍の高さなので、またまた東京中を睥睨することができるでしょうけど。
でも、現東京タワーのように、明日の日本の象徴にはならないだろうな。

東京タワーができた昭和33年は、まだ戦後間もない頃で、高層ビルなんてあんまりなかった。
だから東京のどこからでも、東京タワーができていく様が見て取れた。
それを見た人々は、日本の復興が着々と進んでいることを実感したはずだろう。

さて、東京タワーは当時の都内でこれだけ目立つ建物ですから、当然怪獣の襲撃を何度も食らうことになる。
昭和35年、江戸川乱歩は小説「電人M」でタコみたいな火星人を東京タワーの展望台にうねうねとからみつかせた。
そして翌36年、あの「モスラ」が公開。
東京タワーをへし折って、繭をかけるという、映画史上に残る名場面を生み出した。
39年には、「三大怪獣 地球最大の決戦」でキングギドラが引力光線で東京タワーを粉砕。
41年にはテレビ番組「ウルトラQ」でガラモンが東京タワーをへし折る。
42年には「キングコングの逆襲」で、キングコングとメカニコングの決戦場になった。
平成7年には、「ガメラ 大怪獣空中決戦」でギャオスの巣になったし。
どうでもいいことだけど、河崎実の「電エース」では正義のヒーロー・電エースの武器にされてたし。
怪獣にぶち壊された建造物はいっぱいあるけれど、回数的には東京タワーがダントツではなかろうか。
でも、意外なことに昭和のゴジラは東京タワーを破壊してないんだよね。
平成のゴジラはあんまり見てないのでわからないけど。

なんで東京タワーは、そこまで執拗に怪獣の標的にされたのかというと。
やはり首都・東京のシンボルだったからでしょう。
そこでこんなことを考えた。

やせても枯れても、東京タワーは今でも東京のシンボルです。
よもや取り壊されることはないだろうけど、
もし万が一そうなることになったら、
その時はぜひ、
ゴジラに壊させてください。


天草西海岸の夕陽