逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

2016年「がんと診断される人」100万人を初めて突破

2016年11月29日 | 放射能と情報操作
『がん新規患者100万人超す 国立がんセンター、16年予測 』 2016/7/15 日本経済新聞

国立がん研究センターは14日、2016年に新たにがんと診断される人は100万人を初めて突破するとの予測結果を発表した。がんで今年亡くなる人は37万4000人で、過去最高になる。高齢化を背景に、30年ごろまで新たながん患者は増える見通しで、早急な対策が求められる。


実際の統計がまとまるまでに数年かかることから、同センターは毎年春に新規の患者数と死亡者数の予測を公表している。人口動態統計や全国がん罹患(りかん)モニタリング集計などをもとに算出した。

今年新たにがんと診断される人は101万200人で、昨年より約2万8000人増える。男性は57万6100人、女性は43万4100人。部位別では、大腸、胃、肺、前立腺、乳房の順に多かった。死亡者数は37万4000人で、昨年より約3000人増える。部位別では肺、大腸、胃、膵臓(すいぞう)、肝臓の順になった。今後、胃が減り、大腸と肺は増え続ける見通しだ。
米国がん協会が昨年公表した資料によると、米国では、死亡者が過去20年間で22%減った。1980年代にがん検診が普及し、早期発見されやすくなったためとされる。
東京大学の中川恵一准教授は「死亡数が減らないのは問題だ。がん検診の受診率を高めるとともに、生活習慣を改善してがんになりにくくすることも大事だ。そのためには学校での啓蒙が重要になる」と指摘する。
7/15 日本経済新聞

『国立がんセンターには「がんと診断」はあるが「がん確定」も「がん疑い」も無い。!医学的に正統な統計数字』

民主党野田佳彦首相による福島第一原発の『冷温停止状態』宣言1周年の記念日である2012年12月16日に行われた大政奉還選挙で大勝した安倍晋三自民党政府により、翌2013年2月に北朝鮮の核実験のどさくさに紛れて福島県検討委の小児甲状腺がんの10人発症を『3人確定、7人疑い』と過少に誤魔化す印象操作が行われ、安倍晋三にアンダーコントロールされたマスコミが全面協力する。
安倍自民党による、この悪質極まる世論誘導を挙国一致で行うことで、半年後の参議院選挙でも自民党が大勝している。
福島県検討委発表の『がん確定』も『がん疑い』も医学的には有り得ない摩訶不思議な言葉(新しく作られた政治用語)であり、そもそも国立がんセンターなどの医学的な統計数字には『がんと診断』はあるが、小児甲状腺がんの『がん確定』も『がん疑い』も無い。
2013年2月の発表時に、この事実を毎日新聞の記者に追及された甲状腺検査の責任者である福島県立医大の鈴木真一教授は細胞診断などの医学的検査の精度は90%であり偽陽性や偽陰性が混じるので、福島県検討委では『がん疑い』と発表し、甲状腺の摘出手術後に『がんと確定』と発表している事実をはっきり指摘していた。
日本政府(福島県検討委)の摩訶不思議な政治用語『がん疑い』とは、国立がん研究センターの医学用語『がんと診断』の意味だった。政府とマスコミが二人三脚で流した口から出まかせの嘘八百の流言飛語というか、あまりのも姑息すぎる印象操作だったのである。

『死亡者が過去20年間で22%減った米国、検診率が上がっても少しも減らない(死亡者が増え続ける)日本』

がんの検診率が上がれば今まで発見出来ずに見逃されていた無症状の早期の癌患者が見つかるので、新規の患者数は必ず増えるのは当然としても、分母(がん患者)が増えた分だけ死亡率が大きく下がるはずだが、我が日本に限っては一定で変化が無い。(無自覚の早期がんの死亡率が自覚症状が出た末期がんと同じ死亡率など到底有り得ない話)
その結果、アメリカではがんでの死亡者数が大きく減っているのに日本では分母の癌患者の増加分だけ大幅に死亡する人数が増えていた。
日本では、がん検診が死亡率の低下にすこしも貢献していないのである。
このため、毎日新聞の医療福祉部編集委員で医学雑誌(MMJ)編集長だった高野聡は、がん検診や早期発見が『利益だけではなく、実は不利益も伴う。』ことを警告、『早期発見は万能ではない。』と結論付けている。
毎日新聞の療福編集委員とか国立がん研究センターの斎藤博・検診研究部長や、津金昌一郎予防・検診研究センター長らは『がんが見つかってもすぐに治療せず、様子を見ることも検討すべきだ』。
『がん検診で死亡率が下がる科学的根拠がなく、効果が期待できない。しかもがんではないのにがんと診断される偽陽性があり、放射線被曝による将来の乳がんリスクが増す』『医師でも、がん検診の不利益を理解せず・・情緒的に検診を勧める人も少なくない』。
『異常があった時に医師を受診するのが現実的だ。』とか、がん検診の『有効性は患者を追跡しなければ分からない。』などと国立がん研究センターが言いだしては世の中『終わり』である。
御名御璽。これでは助からない。

『何故今回の国立がん研究センターの統計で2013年だけが空白なのか』



統計とは毎年同じ基準で、途切れずに必ず調べるから値打ちがある。今回の国立がん研究センターの統計数字のように2013年だけが統計(データ)が無く空白にした理由とは、果たして何であったのだろうか。
2013年とは、安倍自民党が (条文の最後に『その他』が書き込まれていて法律の目的がまったく不明。拡大解釈が幾らでも無限大に可能な)『特定秘密保護法』を強行採決した。(この事実はマスコミが詳しく報じたので日本中が大騒ぎになる)
ところが、同じ日付で、特定機密保護法よりもっと恐ろしい内容の(ほぼ特定秘密保護法と同じ趣旨の)『がん登録推進法』が可決されていた。(がん登録法はマスコミは誰も報じなかったので大騒ぎどころか、今でも大部分は知らないまま)
共産党など左翼が主張する『戦争法案だ』は丸っきりの筋違い。余りにも考え方が甘すぎる。日本がこれから戦争に巻き込まれる『将来の心配』では無くて、すでに今の日本がフクシマで無条件降服しているのである。
そもそも『何が秘密であるかが秘密』の特定秘密保護法の所轄大臣とは、外務も防衛も素人の弁護士で福島県選出の参議院議員の森まさ子風評被害担当大臣なのですから、レベル7のフクシマ核事故を丸ごと隠蔽するとの、日本国政府(安倍晋三)の恐怖の擬似戒厳令(非常事態宣言)布告だったのである。



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5 コメント

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Unknown (rakitarou)
2016-12-05 13:19:13
ご指摘の通り、日本は健診率が上がってもガンの死亡は減りません。それどころかこれからも増え続けます。なぜなら高齢者の癌が増えているからです。ブログで示したように若年や壮年のがん死は減っていますが、治療ができないような高齢者のがんはどんどん増えています。
また昔ならば「老衰」と診断していた高齢者の死亡も「老衰と書かずに死亡後のCT(AIと言います)をとるなどして死因を確定するように」というお達しが出て、救急病院では必ず死亡後もCTを取ります。IT化と癌登録推進の結果、中小の病院で登録漏れされていた多くのがん患者がきちんと登録されるようになって、形の上ではがん患者がどんどん増えています。だからこれからも増えるでしょう。それは日本人の幸不幸とは別物です。しかし福島の影響によるがんの増加については地域限定で若い人のがんが増加していないかをよく見て行く必要がありますね。

米国では1/3がBMI30超えのメタボでがんになる前に脳血管疾患で死んで行きます。また癌の治療は超高額なので診断されてもろくに治療しない人が沢山います。そのような人は統計の数字に載ってきません。米国の映画などみている人はよく解ると思います。
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嘘には、普通の嘘と、大嘘と、そして統計の嘘がある (宗純)
2016-12-05 15:56:16
先ずことわって置きますが、今の私は『進化論は間違いだ』とのアメリカの福音派とそっくり同じ愚かな狂信者の獣医によるストーカー的な嫌がらせコメントで非常に機嫌が悪い。

そもそも『逝きし世の面影』では繰り返し繰り返して何回も書いていることですが、
ここは正誤が判りやすい高尚な科学ブログでは無くて、正誤や善悪が判り難い、大悪党小悪党が跳梁跋扈する汚いし、おどろおどろしくて不可解な政治の世界を扱う下世話な政治ブログです。
しかも、この『逝きし世の面影』ブログは、『お前達は間違っている』(今までが間違っていた)というオルタナティブな政治ブログとして、政府やマスコミだけではなくてネット空間での数々の擬装や悪質なプロパガンダを告発した関係で多くの読者を獲得した半面、
自分たちの悪事を暴かれて恨みに思っている阪大の菊池誠を教祖とする不思議な偽科学教カルトとか解同の糾弾会モドキを繰り返すkojitakenグループ、護憲左翼を装う極左暴力集団の生き残りBLOG BLUESなど、何とか足を引っ張りたいと思っている悪党連中も数多い。
良好なブログ環境の維持とコメント管理の必要性から、タイトルや名前が無いコメント、あっても通りすがりとか日本人の一人などの、個人を特定しているとは思えないHNは無記名と看做して不掲載とするローカルルールの設定をしています。次回のコメント投稿時には必ず忘れずに適当なタイトルを書いて下さい。と指摘しているのす。

ところが、わざとなのかは不明だがタイトルを抜いたコメントをしてくる不見識。
単なるうっかりなのか、喧嘩を吹っかけいる心算なのか、それとも嫌がらせなのか不明だが、一つだけ確実なのは今まで『逝きし世の面影』記事を、少しも真面目に読んでいないこと。
此処はマスコミではなくて個人のブログなのですから、無理して読む必要はありません。gooブログだけでも300万近くもあるのですよ。

現役医師とのふれこみのブログなので興味を引かれ覗いてみれば、最新記事では1年間の新たながん患者数は160万人だと書いてあるが、この記事にもあるように2016年に初めて100万の大台を突破する見込みなのですから、今までは一回も100万人に到達していない。
それは、別の日本国の統計ですね。
アメリカの作家マーク・トウェインが指摘しているように、誰もが疑わない(正しいと信じている)統計こそが最悪最強の嘘なのですよ。今回のコメントですが、もちろん高齢者の癌患者の存在は当然ですが、『高齢者の死亡が全部がんである』と言っていることと意味的に五十歩百歩の大嘘ですね。あるいは何かの印象操作。100万と160万では誤差の範囲とは言えず、到底信用が出来る話ではありません。
数年前から、明らかに国立がんセンターなどの専門家中の専門家と言える権威ある人々が、今まではとは180度違う主張(異端の近藤理論と同じ主張)をしているのは明らかなのですが、誰が否定しても無理で、その原因としては5年前のフクシマ以外には無いのです。

異端のがん放置療法(近藤誠医師)に傾斜する国立がんセンターの不思議
2015年11月27日 | 放射能と情報操作
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/bb5984f37676c59056e37318b03861b2
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罹患率と新規がん登録数は違う概念ですが (rakitarou)
2016-12-05 17:12:47
始めのコメントでタイトルを入れ忘れたことは申し訳なく思います。入れるとすれば「がん患者数は確かに増加しています」となるでしょう。私はブログ主様の投稿内容が嘘偽りであるなどというつもりはありません。ただ統計に現れた内容解釈の補足としての意見を述べさせていただいたまでです。

気分を害されているのは恐縮なのですが、私が述べた内容は嘘ではありません。がん治療の現場からの意見でしかも統計の元になる資料を提出しているのは我々ですから、現場の一時資料と私が厚労省の統計資料からを嘘と言ってしまったら一体どこからが真実か解らないではありませんか。

がんの罹患率(数)とは以前にがんになって現在も治療中である人達を含みます。新規患者数はその年に新たにがんと診断された患者さんの数のことで、罹患数よりも当然少なくなります。我々は毎年その年に新たにがんの診断をつけた患者を県を通してがんセンターに登録することになっているのでこのような数字が毎年あがってくることになるのです。
この登録がしっかりなされるようになったのはこの数年のことで、それ以前は各学会毎に種類の異なるがん登録を個別にがんセンターに行っていました。
いずれにしても誤解を与えてしまうようなコメントであったことはお詫びします。
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怒りのあまり、我を忘れる大失敗 (宗純)
2016-12-06 13:27:58
一番権威と信用が高い、国立がん研究センターの統計ですが、一応正しいと仮定して、(正しいとしないと話が前に進まない)
12年前の2004年の癌の新たな患者数がやく60万で死亡数が半分以上の32万人。
今年の新規患者が推定で、101万人。対して死亡数が37万4000人なので率にすれば、37%。
日本でも死亡率が大幅に改善しています。

それにしてもダーウィンの進化論は間違いだと、未だに自分の勘違いに気が付かず、品種改良と進化論は違うとのお馬鹿コメントを繰り返すなんたら獣医。
この大馬鹿者は首の短いキリンの化石が無いことが進化論の間違いを証明していると消しても消しても何回もコメントしてくるが、
犬の場合にはチワワとピレネーマウンテンドッグのように同種とは思えないほど形態が違っているが、これが人類が短期間に品種改良した結果だということを知らないのだろうか。実に不思議だ。
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慇懃無礼な真っ赤な大嘘 あるいは腹立たしい印象操作 (宗純)
2016-12-06 13:33:33
飛んで火にいる夏の虫というか、いつもならもう少し穏健なのだが、何しろ今は時期が悪い。本当に腹が立つ。

そもそもタイトルが大間違い、というか悪質な印象操作。
そもそも誰も罹患率(パーセンテージ)と新規がん登録数(人数)を混同するような救い難い大馬鹿者は一人もいないでしょう。
それをわざわざ『違う概念ですが 』書いてくる厚かましさというか不真面目さ。
%と人数では勘違いしたくても、そもそも不可能なのです。

『現場の一時資料と私が厚労省の統計資料からを嘘と言ってしまったら一体どこからが真実か解らないではありませんか。』
だから、『嘘には、普通の嘘と、大嘘と、そして統計の嘘がある 』なのです。
2016年に初めて100万人の大台を突破する見込みだとの日本経済新聞が書いた国立がん研究センターと、明らかに矛盾するというか、真っ向から正面衝突しています。
誰か、権威を利用して明らかな統計の大嘘を書いているのですが、どちらにしても日本で一番権威や信用力がある国の機関なのですから怖ろしい。
この国立がん研究センターの統計数字では、年間の新しい発症数は60万から80万程度だったのが徐々に増えている傾向をしめしているが、
年間の新規の癌患者と人数と、癌による死亡者数が3対1程度なのです。

それにして、今回の新しいrakitarouさんのコメントの意味ですが、それでは一番権威と信用が高い、国立がん研究センターの統計はインチキだと言っているのと同じことですよ。いずれにしろ、今回の話は尋常ではありません。
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