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逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

片山右京の遭難事故VSたけしの交通事故

2010年01月05日 | スポーツ・文化

個人の問題で現宮崎県知事のそのまんま東など弟子を巻き込んだ暴力騒動を起した北野たけし。
泥酔して愛人に会うためにバイクで暴走、転倒、死にかかって周辺に多大な迷惑をかけたお馬鹿で恥ずかしい交通事故をおこす。
今回の片山右京氏の事故を自称登山家野口健のように、自分の限界に挑戦した登山者の山岳遭難であるかの様に考えるのは、トホホの極みである。
例えるなら右京の遭難(事故内容)は、
F1のトップレーサーだったアイルトン・セナの事故死とタイヤもエンジンも付いているので、はた迷惑で馬鹿馬鹿しいたけしの事故が同じレベルだと言う程度の勘違いであろう。
ただ、たけしは自分に対してお馬鹿をやったが、今回の片山右京は自社の従業員に対してお馬鹿をやった。
例えるなら、原付に3人でのって暴走して同乗者2名、其れも自分の部下を殺したとんでも事件である。
上記の高層天気図をよく見て欲しい。
入山前日16日の富士山山頂の気温-15・3度Cが17日当日には-22・8度Cと7・5度も急激に低下しているし日本列島に気圧の谷が接近しつつあるのは誰にでも明瞭に判る筈だ。
テントを飛ばされ遭難した17日夜の気象は、何か突発的な予想外の出来事で起こったのではなく、まったくの予定どうりの普通の出来事に過ぎなかったことが冬山の素人以外なら理解出来るし、できる者だけが冬の富士山に登る資格がある。

『自称アルピニスト(登山家)野口健』

お粗末な右京事故を恥ずかしげもなく持ち上げる野口健のブログを読んでみましたが登山が剣道に変わっているだけで色々なところが森田健作そっくりです。
そして詐欺師モドキの森田健作でも千葉県では断トツの得票で知事に当選している。
私の見たところ、野口健はニセ有段者でさわやかさが売り物のインチキ臭い口先男、森田健作ジュニアですね。ですから支持する人も同じレベルではないでしょうか。?
自称プロ登山家の野口健も片山右京と同じで『夢』や『希望』と言う名の『虚構』を、何も知らない世間一般の善良な人々に売って金を稼いでいた。
野口健とは植村直己の劣化コピーで、例えるなら中国製のグッチやシャネルの高級バックである。
我々のような素人の目には本物に似ているブランド品のコピー商品だが、幾ら頑張っても所詮中身が格段に落ちる偽者である事に変わりはない。

『国民栄誉賞の植村直己』

高級ブランドの植村直己は単独行なので誰かを道ずれにしていないので非難する心算は全く有りませんが、・・・・擁護する心算はそれ以上にない。
不気味すぎるのですよ。
あれは、何か可笑しいと思いませんか。?
基本的に登山者が死んで祭り上げられることは無い。山の世界はシビアで、勝てば官軍負ければ賊軍の世界なのです。
本場欧州のグッチやシャネルが幾ら『良い品物』だとしても、国産の同格の良質なバッグの何十倍もするはずがない。
所詮ブランド愛好者とは『品物』を自分自身で『ものの良さ、悪さ』を判断出来るだけの能力がないので、商品に付けられている値段や名前(ブランド)で判断するから足元を見られ欧州のブランドメーカーに常識はずれの破格の高額で好き勝手にぼろ儲けされているだけではないのか。?

『職業としての登山の悲しさ』

本田勝一は三浦雄一郎と比較して『三浦はプロ、植村はアマチュア』みたいなことを言っていたが、
エベレストスキー登山でシェルパが何人も雪崩で遭難死しているのに、計画を修正せず、それ以降にスキーを予定どうりに行ったので、三浦雄一郎は山屋の世界では『人』だと思われています。
三浦の『エベレスト行き』にはスポンサーが幾つも付いていて、沢山のお金を貰っているので現地のネパール人が何人も死んでも止められない。
予定を変えなかった三浦雄一郎はその意味ではまさにプロです。
これはリーマンショックの営業不振で長年自分の会社の為に働いてくれていた派遣社員を年の瀬に情け容赦なく首を切った経営者と同じで、プロではあるかもしれませんが『ひとでなし』でもある。
山で遭難すれば誰彼の例外なく非難されるのが登山なのです。
『勝てば官軍負ければ賊軍』で、負けたものを徹底的に叩く厳しい掟が山にはある。
表向きは、『遭難を正しく総括して遭難原因を科学的に究明する、そして再発を防ぐ必要が有る』との誰が見て文句を付けれない正当な目的が『名目』(建前)なのですが、
『正しければ勝っていた』のであり、遭難死は『してはいけない大きな失敗を犯したから起きてしまった』との原則が無ければ、現役会員にとっては恐ろしいことになる。
恐ろしすぎて登山が続けられない。
山を続ける為には『ミスさえなければ生還できた』の原則でなくてはならず、『ミスが無く、失敗しなくても死ぬ』を認める訳にはいかない。
それで敗軍(賊軍)の遭難者は徹底的に叩く必要が生まれる。
ですから野口健が登山者なら、今回の様に持ち上げる事はない。
特に今回の様なリーダーの指示で行動していたメンバーが死ねば非難は倍加して当然なのです。
本田勝一は色々な遭難を取り上げ批判しているのですが、素人の遭難は厳しく指摘しているがプロガイドの遭難では矛先が鈍い。
プロであると言う理由で技術的に上のものに遠慮するとは本田勝一も焼きが回ったのか。
いやしくもプロを名乗るなら趣味の世界のアマチュア以上に責任は各段に重くなる。アマチュアなら免責される失敗(責任)でもプロなら当然厳しく追及されるものです。

『例外としての植村直己』

負けたものを徹底的に叩くのが『山の掟』なのに例外が一人だけいる。
何か政治的な理由でもあるのか、マッキンレーで遭難死した植村直己を例外扱いして持ち上げる。
遭難死した1984年には国民栄誉賞まで受賞。全く腹立たしい。
何が『世界初の五大陸最高峰登頂者』ですか。チョモランマ以外は観光客気分の富士の今度の遭難者と同じ程度。
犬ぞりでの北極点なんかも、草鞋を履いて時代劇風の衣装を着て歩いてお伊勢参りするのと、どれ程の違いが有るのか。
登山や冒険云々以前の失敗を数々犯している。
彼は昔若いころは、35歳以上では精神に体がついて行かなくなるので引退するときっぱり宣言していた。
引退理由の体と心とのバランスは最重要で、目的を実行する体力の低下は気力の低下を引き起こす。スポーツ選手の現役引退は当然な話です。
そして植村直己はマッキンレー登山後に引退すると決めていて43歳の最後の登山が文字どうり最後になった。
これを最後に辞めるは絶対に駄目。辞めるときは即座に止めないと。一番危険な死亡事故の元です。
入山前に既に引退後のアウトドアスクールの準備をしていたがマッキンレー冬季登山は引退後の生活の為で、自分のキャリアの最期のはく付けの心算だったのだろう。
これからも続けるは良いが、『これを最期に止める』話は何ごとに因らず、大概は其れが本当に最期になったりする。
戦場ジャーナリストの橋田信介がイラク入りする前に『これで最期にする』と何度も明言するのをテレビで聞きながら『縁起でもない不吉な言葉だ。引退するなら「これを最期に」ではなく即座にするべきだ』と考えていた。
大事故は大概はこの様な状態の時に起こります。
緊張感は一度緩むと、なかなか元の状態には戻らないのです。
植村直己は、冬季のマッキンレーは技術的には問題ではなく低温が問題だとして、登山靴ではなくコリアンブーツ(通称バニーシューズ)をぶっつけ本番で準備なしで履いていくが不真面目この上ない。
この靴は朝鮮戦争時に軍事用に開発されたゴムで出来た冬季用エアーシューズでアイゼンを使用する登山には不向き。これでは幾ら命があっても足らない。
何も知らない善良な世間が植村直己を天まで祭り上げるから、今回の片山右京とか野口健の様なはた迷惑な勘違い男が生まれたのでしょう。

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3 コメント

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新年 (ニケ)
2010-01-04 21:28:44
明けましておめでとうございます。^^

今年もなかなか辛辣で、結構胸がすく思いで満足しています。(笑)

>所詮ブランド愛好者とは『品物』を自分で『ものの良さ悪さ』を判断出来るだけの能力のないので、値段や名前(ブランド)で判断するから足元を見られ、破格の高額で欧州のブランドメーカーに好き勝手にぼろ儲けされているだけではないのか。?

これには一桁の2.3万円では売れないから2.30万円にしたらすぐ売れた!という話を思い出しました。物の価格はそれなりにあるのですが、特に骨董などではこんな話もあるようで。w

>山で遭難すれば誰彼の例外なく非難されるのが登山なのです。

片山右京を「さん付け」で呼ぶ家内と、呼び捨ての私で少し感情のもつれがありました。(笑)

今年の冬もすでに冬山の遭難者が出ているのに、「7サミットなんたら・・・」という番組をNHKが流していました。
本当に困ったものですね。
返信する
高いから値打ちがあるのか、値打ちがあるから高いのか (逝きし世の面影)
2010-01-05 11:23:46
ニケさん、有難う御座います。
去年一年間ぼやき通してきましたが今年も矢張り一年間ぼやき通す心算です。
今年の標語。
『しつこく詰ろう他人の失敗。笑って誤魔化せ自分の失敗。』

東京人は『いかに高い品物を高く買ったか』が自慢で、関西人は『いかに高い物を安く買ったか』が一番の自慢になるとの話がありますが、
昔は同じように雪の山に行ったが、スキーヤーと登山客とが性格が正反対、実に対照的な気質だったのです。
昔『山の店』はスキー用品と登山用品のを置いていたのですが、店で売れなくなった年式遅れの半端物の『用品』をお客にオマケで付けると登山客は例外なく大喜びする。
反対にスキー客では『こんな物は要らない』と喜ぶ人はいない。無料でも持って帰る人は殆どいなかったのです。
用具の購入でも登山客は出来るだけ良い物で安い物を探すが、スキー客は無理をしてでも出来るだけ高い高級品(一流品)を買おうとする。
多分其のころの登山者はみんな大阪人でスキーヤーは全員東京人だったのですよ。
ところが時代は移り変わり現代ではこの登山者とスキーヤーとの境がなくなり、全員が高級品を買うようになったらしい。
山には、いざと言う時に捨てるのが躊躇するようなあまり高い物は持っていくべきではありません。
ですから、持っているものが安ければ安い程安全率も高まるのです。
片山右京や野口健などですが、元々曖昧だった日本での登山とハイキングや旅行(山旅)との境界線がますます曖昧になっているのでしょう。本当に困った事です。
返信する
ストイックに、真面目でないと (逝きし世の面影)
2010-01-06 13:01:40
NHKが流していた、「7サミットなんたら」ですが、
自分では、登山の世界は少しは知っている心算だったのですが今回の番組のコマーシャルで初めて知りました。
長生きはするものです。自分の知らない新しい物が次々生まれてくる。
あれは番組宣伝の短いコマーシャルだけで十分でそれ以上見る気がしません。幾ら天下の大NHKでも、して良い事と悪い事があることぐらいは心得て欲しいものです。
何も知らない善良な若者を煽て上げて登らせて・・事故ったらNHKは如何責任を取る心算でしょうか。?
撮影など、登山者に登山以外の余分な負担をかけて如何する心算なのでしょうか。?
もう少し真面目でないと駄目です。
おまけのアルバイトに余分な力を割けるだけの十分な実力や余裕があるなら、普通ならもう少しレベルの高いこと(本職)を目指してして欲しいものです。
アポロ11号の『全世界同時テレビ放映』のような何ともインチキくさい話ですね。
本当に着陸船イーグルの足にテレビカメラを装着して人類最初の月の第一歩を船外から撮影するだけの実力や余裕がNASAにあるなら、お茶の間の視聴者に対するパフォーマンスよりも、自分の本職を真面目にして欲しい。
今の様なピンボケで幽霊のようにしか見えない映像ではなくマトモなビデオを残してほしい、(いや間違い、NASAは全てビデオテープは紛失したそうです)
余分なアルバイト(世間に少しでも良く見られたいと言う世間体や見栄、虚栄)ばかりに一生懸命にせいを出すから本職が疎かになった典型的な悪い見本である。

登山とは、本当の意味でのプロが成り立たない世界なのですよ。
まあ、自分の用意できる金だけでは海外遠征費用が賄えず、講演会を開いて広く一般に援助を求める事は今までにも幾らでも有りますが、これ等の例は厳密な意味での職業としての登山家とはいえないでしょう。
昔、山の友人たちと『此れ(登山)が仕事なら幾らの給料を貰うべきか』という話があったのですが、結論は、『幾ら高くても仕事なら絶対にやらない。』だったのですよ。
如何考えてもソロバンが合わないのです。
スポーツとは何か。?
人々の集団にとってのスポーツとは、矢張り速さや高さ困難さへの人類の限界に対する挑戦でしょう。各競技者は0・01秒や1センチに命を賭けているのです。
そして各個人個人にとっては、自分の肉体や精神の限界への挑戦であると考えています。
言葉を変えると自分自身の限界を知るために行っているのだと思っています。
誰しも未知のものは知りたい。そして今の様に自然から完全に切り離されて生きている現代人にとっては自分の体こそ最大の未知の領域でもある。
限界を超えてしまっては怪我をしたり死んでしまったりするが、限界ぎりぎりのゾーンでは普通に生活していては決して実感できない精神と体の不思議な関係を実感出来るのです。
登山とは、日本人の仕事に対する情熱とか責任感でやったら駄目ですね。
彼が真面目に考えているとしたら・・・命が幾らあっても足らない。
『スポーツは体に悪い』のです。
そして『スポーツは余所見しては駄目』
スポーツとはスポーツ以外の余計なことを考えては駄目なのです。目の前のスポーツだけをストイックに追い求めてこそ成果も上がり安全でもある。
競技(スポーツ)で余分な邪念(世間体や見栄、虚栄などの助兵衛心)は事故の元です。
昔私がいた男ばかり20人程の社会人山岳会に若い娘が3人も入会してきたのです。
この三人は神戸にあるミッションスクール系の4年制女子大を卒業したばかりの大学山岳部のOB会員で、この学校とは関西では誰一人知らないものはない超お嬢様大学なので住んでいる家がすごい。(送っていった会員によると)家の周りにぐるりと石垣があるのです。
この時妻帯者は私と後は会長だけで残りは全員独り者。例えるなら飢えた猫の集団の前に鰹節の山状態ですよ。これで騒動が起こらない方がどうかしている。
その後、どうなったか。?
見るも無残な。思い出しても恐ろしい事態に発展するのです。
次々と岩から落ちるのですよ。!あれで死人が出なかったのが不思議といえば不思議なくらい。
色気づいた山男ぐらい始末におえない物はありません。
其れにしても傍迷惑な。
岩がどうしても登りたければ、わざわざ山などに来ずに家の周りの石垣でも登っていて欲しいものです。
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