庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
スケジュールは毎月一日に掲載。アクセスカウンターは2010年1月1日より集計。

『ダーリン・イン・ザ・フランキス』最終回&アニメ新番組『プラネット・ウィズ』

2018年07月19日 03時54分04秒 | Anime・特撮
さて前期今期のロボットアニメ2作。共通点はロボが生物っぽいところですか。

『ダーリン・イン・ザ・フランキス』
一応全話見てますが、入院等で録画できずに見返せない回もあるので軽く( =゚ω゚)ノ。
最終回のラスト近く、桜の木の下でヒロと02を除く第13部隊が勢揃いしたところに、ぼろぼろになったストレリチアが戻ってくるかと思ってました(^^;。いや、思っていたと言うよりは、そういう形であっても戻ってきて欲しい。再会して欲しいという願望でしょうねえ。
そんなわけで転生エンドには今ひとつ釈然としないですねえ(;´Д`)。
転生エンドにするならエンディングの一部を生かす形で、往年のOVA『ガルフォース』のラストシーンのように

現代社会で普通の高校生として生活するヒロと第13部隊の面々。そこに謎の少女が、現れヒロが手を差し伸べる。
ヒロ「僕はヒロ。君は?」
??「僕の名前は……」
『2018年東京。そして僕たちは再会した』

なんてシチュエーションでも良かったなと思います。まあ今これをやったら貞本さん版『エヴァンゲリオン』と言われそうですが(^^ゞ。


『プラネット・ウィズ』
主役ロボのデザインが『ガドガード』っぽいと思ったら、デザインはいづなよしつね先生だったんですな。まあ今だと『エグゼイド』も思い出します。展開も平成仮面ライダーっぽいなと思ったのですが、考えてみると19作続いている平成ライダーで記憶喪失の主人公は『アギト』の津上翔一、『W』のフィリップ、現在放送中の『ビルド』の戦兎くらいと、意外とレア属性なんですな。
まあこちらの主人公、宗矢は1話ラストであっさりと記憶を取り戻してしまったようですが。

2話でおおよそ話のアウトラインは分かりましたね。ようするに

「フェルミのパラッドクス=生命の発生が宇宙においてありふれた現象で、かつ充分な時間があれば文明を持つに至るなら、なぜ我々地球人類は未だにその痕跡すら発見していないのか?」
に対する解答の一つ
「鳥かご仮説=地球はすでに高い科学力を持つ地球外知的生命体に発見されているが、何らかの理由で接触を拒絶されており、地球と人類は鳥かごの中の鳥のように、周囲から隔絶した環境に置かれている」
がモチーフのようです。

その籠の中の地球人に対して武力を捨てさせ、あわよくばこのまま鳥かごの中に封印してしまおうというが封印派。宗矢にネビュラソルジャーの力を与えたメイドの銀子と、ネコ的生物(なまもの)先生は、「人類に愛を知って欲しい」という穏健派ですか。
しかしまだ謎は残りますね。ネビュラウェポンの侵略から地球を守るグランドパラディンが所有する念動巨神装光は誰が与えたものなのか。
そして何より宗矢は何を思いだしたのか。一話アバンやオープニングに登場する町は、宗矢がもともと暮らしていた町のようですが、地球の町とは違うようです。宗矢自身もここが自分が生活していた世界とは違うと認識してるようですし、「もう一つの地球」的存在が鍵を握ってるのでしょうか。
それを考えると穏健派も今ひとつ信用できません。宗矢に肉を食べさせないのも「地球上の生物はみんな仲間」という発想からかも知れませんし、それに封印派も今のところ武力に訴えるわけでもなく、「馬鹿馬鹿しい形状の巨大物体と精神攻撃で戦闘意欲を削ぐ」方向性のようです。
こうしてみると実は封印派よりも穏健派の方が過激で、宗矢の住んでいた世界も、思い通りに行かないため穏健派に滅ぼされたのかも知れませんねえ。
サブタイトルからすると、三話で宗矢が何を思いだしたのかははっきりしそう。
デザインなどからは単純明快な勧善懲悪ものの印象を受けましたが、OP、EDの歌詞からも察せられるように、かなり複雑な展開になりそうですね。