昆虫物語みつばちハッチ ~勇気のメロディ~  (2010)

2010-08-14 15:13:54 | Weblog
昆虫物語みつばちハッチ ~勇気のメロディ~  (2010)

U.S. Release Date:

■監督:アミノテツロ
■キャスト:齋藤彩夏/アヤカ・ウィルソン/柄本明/中村獅童/安田成美
■音楽:蔦谷好位置
■字幕:
■お勧め度:★★★★

 「70年代に大ヒットしたTVアニメ「昆虫物語みなしごハッチ」を基に、「おくりびと」の売れっ子放送作家・小山薫堂を総合プロデューサーに迎えて映画化したハートフル・ファンタジー・アニメ。虫と話が出来る少女アミィが新たに加わり、一緒に繰り広げるハッチの母親探しの大冒険を描く。
 ある日、スズメバチの襲撃に遭い、母や仲間たちと生き別れ、一人ぼっちになってしまったみつばちのハッチ。母を探して一人旅を続けるハッチは、人間の街セピアタウンに迷い込んでしまう。そして、偶然にもひょんなことから虫と話が出来るようになった人間の少女アミィと出会い仲良くなる。そして、ハッチの境遇を知ったアミィが、一緒に母を探してくれるのだったが…。」(allcinema.net/より。)

これは何故か原作を知らない、覚えてないが、テーマ的には少女とハッチ、両方の物語りだろう。かなり深いものがあるかもしれない。ハッチの方は、スズメバチに拉致された母親、女王蜂を助けに行くというもので、これは分りやすいしメインのテーマ、物語りとなっている。問題は少女アミィの方で、昆虫と話しができるという事が、少女の成長過程の一部として描かれている。この少女は、おそらくは夏休みの避暑かなにかで知らない土地を訪れ、そこでの友達関係には慣れていない。そうした中でハッチと知り合い、虫の言葉を喋れるようになるが、この能力はハッチのママを助け出すまで、となっている。虫との出会いと別れという事が、少女の成長に欠かせない通過点として描かれているかもしれない。そうした背景があっての少女とハッチの交流や掛け合いには面白いものがあるし、他のキャラもかなり面白い。柄本明が声をやっている「ドクモ」はかなり強烈だし、中村獅童の「カマキチ」は、最初は単なる悪者かと思ったが、物語りが進むにつれて、ハッチを鍛える師匠役から、最後の方になると、昆虫たちのリーダーっぽい役になり、かなり見所。TVアニメの劇場版というより、これはこれで完結した物語りで、年齢的なターゲット層も、かなり上げたかもしれない。意外と言うと何だが、めっけもの。

ヒアリング度:
感動度:★★★★
二度以上見たい度:★★★
劇場で見たい度:★★★★
ビデオ/DVDで欲しい度:★★★
ビデオ/DVDで見た方がいい度:★★
ムカつく度:
考えさせられる度:★★★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)