阪神間で暮らす-2

テレビを持たず、ラジオを聞きながら新聞を読んでます

I am not Abe.   真相解明先延ばし アベ首相こそ不祥事の最大の“うみ”である

2018-04-30 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる、Yuriko & Maeharaも追加だな。



   2017年都議選票前日の7月1日、安倍首相の「ホームグラウンド」とも言われているJR秋葉原駅前で、安倍首相は都議選初の街頭演説を行った。同駅前には日の丸の小旗を振る自民党の支援者が集まったが、聴衆の一部からは「安倍辞めろ」「安倍帰れ」などのコールが発生。声は次第に広がり日の丸の小旗を持った人達も「帰れ」「帰れ」とコールした、これに対して首相は「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」と怒りを露わにした。いつも国会で率先してヤジを飛ばしているのに! 
   
そして聴衆を指差しながら一際大声で言い放ったのが
   「こんな人たちに負けるわけにはいかない」




  2017年2月17日の衆議院予算委員会において、「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれは、もう私は総理大臣も、そりゃもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 04/30(月)

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真相解明先延ばし 安倍首相こそ不祥事の最大の“膿”である  【日刊ゲンダイ】
 日本外交と政治の正体 外交評論家孫崎享氏

 安倍首相が自民党の都道府県議会議員研修会で演説した際、財務省の決裁文書改ざん問題などの一連の不祥事について、全容解明に取り組む考えを示し、「膿を出し切る」と強調したという。

 この発言に違和感を感じた国民は多いだろう。森友、加計問題の最大の「膿」は安倍首相自身なのではないかと思えるからだ。

 約10億円相当の国有財産が実質ほぼゼロ円で売却された森友問題は、安倍首相夫妻と森友の籠池理事長夫妻の間に強い個人的関係があると財務省側が“忖度”したのが要因とみられている。

 昭恵氏と籠池氏の連絡役を担ったのは夫人付秘書だった経産省出身の谷氏だった。「膿を出し切る」という言葉が、真相の徹底解明を意味するのであれば、「扇の要」に位置していた昭恵夫人はもちろん、籠池夫妻、谷秘書の国会招致は欠かせない。しかし、果たして安倍首相にその準備や覚悟があるのだろうか。

 愛媛県今治市の加計学園の獣医学部の新設は過去、約15回も認可申請が却下されてきた。ところが、2015年4月2日、県と市の担当者らが、柳瀬首相秘書官(当時)と会談し、「首相案件」という認識が関係各省で共有されてから一気に話が進んだ。

 安倍首相と加計学園の加計孝太郎理事長は昵懇の間柄であり、そのために獣医学部設置の認可が進んだのではないかとの疑いが持たれている。

 共同通信の世論調査で、加計学園の獣医学部新設をめぐる安倍首相の説明に納得できるか――との問いに対し、79.4%が「納得できない」と答え、「納得できる」はわずか13.2%である。森友と同様、加計問題でも「膿を出し切る」べき対象は安倍首相自身なのである。

 昭恵夫人や谷秘書、加計理事長らが国会招致されない限り、いつまでたってもモリカケ疑惑は晴れない。真相解明を先延ばしするほど、安倍首相を見放す国民が増えるばかりである。
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 もうアベねつ造からアベうみゾウとでも名前を変えないと、これ以上続けさせようと自公が考えるのなら自浄作用が無いと言う事で自公は政権から去ってもらわないと。
 


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平和の流れを感知できない日本  【日刊スポーツ】

 ★日本の外交は本来の外交ではなく、好き嫌い、包囲網と外交を敵味方に分けたもの。それを俯瞰(ふかん)するとしてきた安倍外交の因果といえる。28日、朝鮮中央通信は、北朝鮮が核実験中止などを発表したにもかかわらず、「日本は最大限の圧力維持を表明した」と指摘し、「朝鮮半島と地域に流れる平和の流れをきちんと感知できない」と論評した。それは、安倍外交が平和という言葉を安全保障と言い換え続け、圧力を絶えず平和維持の道具としたからだ。

 ★同日、副総理兼財務相・麻生太郎は自民党福岡県連大会で講演し、南北首脳会談について「北朝鮮が核を放棄するといっても、核開発に携わった数千人の科学者がいる間は、情勢が変われば核開発を再開できる」とした。これではまるで、南北の平和を認めるわけにはいかない、永遠の仮想敵国でいてほしいと願っているようだ。共同宣言署名の後、共同発表の中で朝鮮労働党委員長・金正恩は「合意したことは、過去のように死文化した歴史を繰り返さないよう、ひざを突き合わせて協議した。必ず成し遂げられるよう努力していく」。今の安倍外交には、この度量がない。

 ★共産党副委員長・市田忠義は、フェイスブックに次のように記した。「歴史的な南北会談に、世界が注目。朝鮮半島の非核化と北東アジアの平和構築のための大きな一歩が踏み出されることを、心から期待する。日本の政府関係者は『友好ムードを印象付けるような演出に惑わされてはいけない』『うまくいくかわからない』と。なんという情けない、傍観者的なコメントか。圧力一辺倒の外交(いや、これは外交とは言えない)からは、何も生まれない。うまくいくように力を尽くすことこそが、かつて植民地支配をしていた日本政府の責任ではないのか」。29日、首相・安倍晋三は「南北首脳会談は、我々が決めていたラインにのっとって行われたことが確認できた」と記者団に述べた。もうやめてくれ。
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 「南北首脳会談は、我々が決めていたラインにのっとって行われたことが確認できた」ってやっぱり頭がおかしいんだ、蚊帳の外と聞いた記者にも「蚊帳の外ではない」と言ってみたり。
 


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脱走受刑者を広島駅周辺で逮捕「海を泳いで渡った」  【日刊スポーツ】

 愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から受刑者の平尾龍磨容疑者(27)が脱走した事件で、広島県警は30日、広島市南区にあるJR広島駅周辺の路上で同容疑者の身柄を確保し、逃走の疑いで逮捕した。調べに対し「海を泳いで渡った」と話している。

 県警によると、同日午前11時半ごろ、インターネットカフェの店員が「平尾に似ている人がいる」と110番した。駆け付けた警察官が平尾容疑者に職務質問し、名前を確認したところ本人だと認めた。指紋などからも同容疑者と確認された。発見時は上下黒っぽい服装で、脱走から約3週間ぶり。

 愛媛、広島両県警によると、8日夜、脱走が発覚。瀬戸内しまなみ海道で結ばれている広島県尾道市の向島で、平尾容疑者が使ったとみられる盗難車が見つかった。向島の防犯カメラには24日夜、平尾容疑者に似たひげを生やした不審者の姿が写っていた。両県警は島内での捜索を中心に、海を渡って本州に逃げた可能性もあるとみて調べていた。
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 尾道の向島に千人規模の捜査員を投入して見つからなかったのが広島市内で通報を受け逮捕、もう少し早くできなかったものか。
 刑期満了までもう少しだった脱走犯、何が彼を脱走に走らせたのか、そこが知りたい。
 


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福田前次官の減給は退職金の2.6% 財務省の姑息と大甘処分  【日刊ゲンダイ】

 どこまでも姑息だ。財務省が27日、福田淳一前事務次官のセクハラを認め、処分を発表。そのタイミングも内容も、実に悪辣なのだ。

 財務省が明らかにしたのは、6カ月の減給20%という懲戒処分。これを福田氏が、支給される退職金約5300万円から差し引く形で自主返納する。

 20%の減給というと、それなりに厳しい処分のようにも感じるが、「これは数字のマジック」と、財務省担当記者がこう言う。

「事務次官の月給は117万5000円だったので、20%減給の6カ月分なら141万円です。退職金のわずか2.6%を返納するだけの大甘処分ですよ。同じ141万円でも、2.6%カットでは、あまりに少なく感じるので、20%減給と発表したのでしょう。結局、退職金は5178万円が支払われる。実質的に福田氏が受け取る退職金は減らない一方、財務省としては処分を大きく見せることができて、うまいやり方だと感じます」

 財務省の発表資料によると、福田氏は複数回の聴取に対して、4月4日夜にテレビ朝日の女性社員と1対1で飲食したことは認めたが、セクハラ行為は否定。しかし、テレ朝側の発表内容を覆すに足りる反論・反証を提示していないため、セクハラ行為があったと認定した。今回の処分で、財務省としての調査は終了するという。

 これまで財務省側は、被害女性が名乗り出てこなければ、事実認定はできないという立場だったはずだ。麻生財務相は27日朝の記者会見でも「セクハラの事実は認定できない」と言っていた。それが一転、セクハラを認めて強引に幕引き。GW直前の駆け込み発表だ。

「27日なら、南北会談に注目が集まって、メディアの扱いも小さくなると計算したのでしょう。実際、テレビは南北会談一色になっています。連休に入れば世間の関心は薄れると考えた可能性もある。週刊誌も合併号休みで取材に動きません。事件にフタをするには絶妙なタイミングですが、こんな悪知恵ばかりでなく、国民のために頭脳を使うことはできないのでしょうか」(政治評論家・本澤二郎氏)

 国民をバカにするのもたいがいにして欲しい。
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 ほんとたったの141万円、5300万円から比べたらほんの少し(わずか2.6%)、うまく逃げたぞと高笑いだろう。
 

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南北会談 文在寅大統領を手玉に取った金正恩のシナリオ  【日刊ゲンダイ】

 すべてシナリオ通りだ――。こうほくそ笑む姿が目に浮かぶ。11年ぶり3度目の南北首脳会談は北朝鮮が譲歩を迫られることなく、金正恩委員長の思惑通りの結果に終わった。世界は歓迎ムードで、トランプ米大統領も上機嫌で祝福ツイートを連発。もはや誰も史上初の米朝首脳会談を破談させられなくなってきた。

 現地で取材するジャーナリストの朴承珉氏はこう言う。

 「金正恩委員長の振る舞いは予想以上に丁寧で、韓国世論をすっかり味方につけてしまった。文在寅大統領に対する言葉遣いは礼儀正しく、常識人という印象を与えた。その一方で抜け目がなかったのが、会談冒頭の挨拶。〈失った11年〉を強調し、〈いくら良い合意や文書が発表されても、きちんと履行されず、良い結果に発展しなければ期待を抱いた方々をむしろ失望させる〉と言及した。これは前回の南北首脳会談で盧武鉉大統領が金正日総書記に約束したインフラ整備を中心とする経済協力の不履行を指しています。当時、側近だったあなたが大統領になったのだから着実に実行してください、という含みのある発言です」

 トップ会談はおおむね予定通りに進行。板門店宣言では

▼年内に朝鮮戦争の終結宣言をし、休戦協定を平和協定に転換するための会談を推進
▼文在寅大統領が今秋に平壌訪問
▼敵対行為の全面禁止
――などで合意した。もう文在寅は金正恩を裏切れない立場となった。

 注目を集めたのが、秘書もカメラマンも遠ざけ、2人きりで30分にわたって議論した“ベンチ会談”だ。

 「2人の位置取りが絶妙で、手前に腰かけた文在寅大統領は望遠レンズで撮影するムービーカメラに背を向け、口元がまったく見えなかった。文在寅大統領はトランプ大統領と3回会談し、頻繁に電話でもやりとりしています。金正恩委員長に米国側の感触を率直に伝え、今後の段取りを協議したとみられています。金正恩委員長の表情はみるみる真剣な顔つきに変わっていきました」(朴承珉氏)


 韓国は米朝会談の成功を全面的にバックアップするつもりだ。

 会談終了後、国際社会も祝福一色に染まった。中でも前のめりなのが米国と中国だ。米国は会談開始直前、極秘訪問したポンペオ前CIA長官(現国務長官)と金正恩のツーショット握手写真を公開し、側面支援。会談終了後にはトランプが〈朝鮮戦争は終わる! 朝鮮半島で起きていることを誇りに思うべきだ〉などとツイート。〈私の親しい友人である中国の習近平国家主席の多大な助力を忘れないでほしい〉ともつぶやいた。

 中国も共産党機関紙・人民日報系の環球時報の社説(23日付)で「国際社会は制裁の部分的取り消し、交流の回復を通じ、北朝鮮による情勢安定化への行動を奨励すべきだ」と主張。早期の制裁解除まで求めている。習近平主席は米朝会談前後に平壌を訪問する予定だ。金正恩が訪中した時、米国の軍事攻撃を絶対に阻止すると確約したと言われている。

 国際ジャーナリストの春名幹男氏はこう言う。

 「トランプ大統領本人が南北会談の成功を盛り立て、米朝首脳会談の雰囲気づくりに躍起になっている。11月の中間選挙に向けて成果を積み上げたい一心ですから、前提条件を上げてクギを刺してはいるものの、よほどの不測の事態でも起きない限り、米朝会談は実施されるでしょう」

 ディールのトランプ、戦略の金正恩。直接対決はさらに見ものになりそうだ。
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 確かにトランプは11月の中間選挙が気になっているだろう、しかし民主党もこの流れは邪魔できない、米朝会談がうまくいけばトランプは歴史に残る大統領になる、二期目を目指すのかきっぱりと一期でやめて商売に精を出すのか、意外と大統領は一期で止めるのではないか。
 それにしても金正恩はただ物じゃないな、おじさん、義兄を殺させた残忍な男、のイメージの裏にしたたかな計算をする男、また交渉が出来る男、すぐ興奮するアベは勝てないだろう。
 
 

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日本がパレスチナの物流支援 河野外相、中東和平会議開催  【東京新聞】

 【マダバ共同】河野太郎外相は29日(日本時間30日)、中東ヨルダン西部マダバで、日本独自のパレスチナ和平構想「平和と繁栄の回廊」に関するイスラエル、パレスチナ、ヨルダンとの第6回閣僚級会合を開いた。この後、パレスチナの経済的自立を促すため、物流支援の強化を明記した議長声明を発表した。

 同構想の閣僚級会合に日本の外相が参加するのは約5年ぶり。イスラエルのコーヘン経済産業相、パレスチナ自治政府のマルキ外相、ヨルダンのファフリ計画・国際協力相も出席した。

 会合では、日本が支援するヨルダン川西岸の農産業団地を巡り協議した。
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 日本は黙って金を出せ、と言う事だね。


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嘉手納にオーストラリア空軍哨戒機 北朝鮮「瀬取り」阻止へ、異例の初飛来  【沖縄タイムス】

 【嘉手納】米軍嘉手納基地に30日午後1時半ごろ、オーストラリア空軍の哨戒機が飛来した。28日に飛来したカナダ空軍の哨戒機とともに北朝鮮の「瀬取り」を阻止する多国籍軍の警戒監視活動に参加する。嘉手納基地にオーストラリア空軍機が飛来するのは極めて異例。

 警戒活動に関連する嘉手納基地の動きでは、28日にカナダ空軍の哨戒機とオーストラリア空軍の給油機と大型輸送機が飛来。オーストラリア空軍の2機は29日に嘉手納基地を離陸し、オーストラリアに向かったとみられる。

 このほか嘉手納基地には米本国から海軍のP8A対潜哨戒機6機がローテーション配備されている。
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 経済封鎖は続けるぞ、と言うアメリカ(軍産)の意思表示。


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「住宅地の上空飛ばさないで」 飛行禁止求め250人 米軍事故続発で集会 うるま市  【琉球新報】

 【うるま】沖縄県うるま市の津堅島沖合での米軍パラシュート降下訓練の急増や伊計島での米軍機の不時着などを受け29日、うるま市与那城庁舎横の広場で「市上空での米軍機の飛行禁止を求める市民集会」(同実行委員会主催)が開かれた。

 市民約250人(主催者発表)が集まり、続発する米軍機の事件、事故に怒りの拳を上げた。冒頭、2年前に市内で発生した米軍属女性暴行殺人事件で被害に遭った女性の冥福を祈り黙とうをささげた。

 集会では、騒音が激化していることやパラシュート降下訓練が増加していることを非難。住民居住地上空の米軍機の飛行全面禁止や津堅島沖合でのパラシュート降下訓練禁止を日米合同委員会で決定し、明記することなど4項目の決議を採択した。実行委は、沖縄防衛局や外務省沖縄事務所を訪れ手渡す予定。

 実行委員長を務めた山内末子さんは「市民の命や暮らし、財産が脅かされている。今、日米両政府に向け抗議の声を上げなければならない」と呼び掛けた。

 1959年の石川・宮森小ジェット機事故を語り継ぐ「石川・宮森630会」の伊波洋正さんも登壇した。「私たちの上空から米軍機を追っ払おう」と訴えた。
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 毎日毎日上空を戦闘機が飛ばれたらたまらないし墜落や部品落下、落下傘部隊の誤降下なんかもあって頭に来るはず。






 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長の孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

    
 

 



 

 

    
 

 

    
 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

    
 

 



 




昨日の神戸
 最低気温  14.2度(05:15) 前日差+0.4度)
 最高気温  23.7度(13:49) 前日差+2.8度)

  今朝の神戸最低気温  17.6度 (05:55)  5月下旬並み 平年より3.6度高い  
   、

今日の神戸の
   日の出     5時11分 (昨日 5時12分)
   日の入り   18時43分 (昨日18時42分)

       日の出は昨日より一分早く、日の入りは昨日より一分遅く


   今日の日の出から日の入りまでの時間: 13時間32分。

       

 ロシア沿岸の低気圧はまとまってひとつになり東に進みオホーツク海に、太平洋の高気圧は東へ移動するも日本を覆う、沖縄は曇り、九州から近畿まで晴れ、東海から北海道は曇り。
     
          
 明日の朝、オホーツクの低気圧及びそこから伸びる前線は東へ移動カムチャッカの東へ、太平洋の高気圧ははるか東へ、分離した高気圧が四国沖の太平洋にあり日本を覆う、沖縄は曇りのち晴れ、九州は晴れのち雨に、四国から北海道まで晴れの予報。
     
     
     
     
 今朝は晴れ、風はなし、山は少しかすむ?、その後雲が出て曇りになるが午後からは天気も回復した、気温は上昇し暑くなった。
 今日の神戸の最高気温は  22.4度、昨日より 1.3度低く 平年より 1.1度高かった、今日の最高気温は5月上旬並みだった。
 明日は晴れ、朝の最低気温は 14.4度、昼の最高気温は  26.2度、夜の最低気温は  18.1度の予報。







南北首脳会談で浮き彫り “吠えるだけ”安倍首相の薄っぺら

2018-04-30 | いろいろ

より

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南北首脳会談で浮き彫り “吠えるだけ”安倍首相の薄っぺら


金正恩が脅威でなければ困るのか

 「歴史的な和解」への第一歩としては十分だった。

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅大統領のきのう(27日)の南北首脳会談。午前と午後たっぷり3時間、顔を突き合わせ、2人だけの散策でベンチに腰掛け話し込む親密さも見せ、融和ムード全開だった。

 「南北は完全な非核化を通して、核のない朝鮮半島を実現するという共通目標を確認」「年内に朝鮮戦争の終戦を宣言し、休戦協定を平和協定に転換するため米国や中国を交えた会談を推進することで合意」などの「板門店宣言」に署名した後、2人は熱い抱擁を交わした。金正恩が文在寅とともにメディアの前で合意文書を発表する場面まであり、これは過去2回の首脳会談にはなかった演出だ。

 注目の会談を、世界はおおむね好感を持って受け止めている。

 トランプ米大統領は、<朝鮮戦争は終わる! アメリカもすべてのすばらしい人たちも朝鮮半島で起きていることを誇りに思うべきだ>とツイートして大ハシャギ。中国は外務省の副報道局長が「政治決断と勇気を称賛する」とし、ロシアも大統領報道官が「会談結果を極めて前向きに評価する」と語った。

 NATO(北大西洋条約機構)の事務総長も「非常に重要な第一歩だ」と評価し、国連事務総長は「2人の指導者が一緒になって朝鮮半島の平和を前進させようとする姿に、世界の多くの人々が感動した」と手放しの賛辞だった。

■ トンデモ指導者という〝印象操作〟

 非核化への具体的な道筋はまだこれからではあるが、朝鮮半島が戦争状態でなくなり、平和になるのを世界が歓迎するのは当然だ。ところが、日本のリーダーは素直に喜べない。首相官邸で取材に応じた安倍首相は「歓迎」とは言いながらも、こうクギを刺すのを忘れなかった。

 「北朝鮮が具体的な行動を取ることを強く期待する」

 「過去の声明との比較・分析も行いながら、今後の対応をよく考えていきたい」

 金正恩との直接会談の設定すらできず、トランプと文在寅に拉致問題解決を託すしかないくせに、なんともまあ上から目線のエラソーな態度なのである。

 今月14日の国会前デモで、安倍のことを「歴代で最も愚かな首相」と断言した演説が話題になっている立教大院特任教授で慶大名誉教授の金子勝氏がこう言う。

 「安倍首相は、金正恩委員長について『トンデモない人物』という“印象操作”を続けたい。そういうトンデモない人物と戦っている安倍首相という構図が、『外交の安倍』の演出につながっているからです。もっとも安倍首相にとって外交自体が、デフレ脱却失敗など国内の失政を隠すための“印象操作”なのですけどね」

■ 口先外交で蚊帳の外

 安倍にとって金正恩は、いつミサイルをブッ放すかわからない狂った指導者じゃなきゃ困るのだ。

 国連演説で「対話による問題解決の試みは、無に帰した」と高らかに宣言した安倍は、北の脅威をあおり、国民を恐怖に陥れることで、「強いリーダー」という幻想を振りまいてきた。北を政治利用して求心力を維持してきたのである。

 だから安倍は、本音では南北首脳が笑顔で会談する姿なんて見たくない。「虚心坦懐、率直に話したい」などと真摯な金正恩も見たくない。しかし世界は、安倍の願望とは真逆の方向に動き始めている。政治評論家の野上忠興氏が言う。

 「世界は安倍首相を中心に回っているわけではないのですよ。世界の各国はどこも国益のために知恵を絞って、動いている。それなのに、安倍首相は口先だけのオレ様外交で世界から相手にされなくなってしまった。北朝鮮問題では、南北の戦争の当事者でもなく、平和憲法を持っている日本だからこそ、少し引いた距離で仲介役をやることもできたはずです。それこそ本当の外交です。しかし安倍首相は、北の脅威をあおり、勇ましい発言をするだけの口先外交で結局、蚊帳の外に置かれてしまいました」

 昨夜、記者から「日本が蚊帳の外に置かれてしまうという懸念は?」と問われた安倍は、「それは全くない」と即座に否定。先日の訪米時に「トランプ大統領と11時間以上ゆっくり会談したから、方針は一致している」と説明した。そんな強弁しかできないところが悲し過ぎる。



個人的な好き嫌いで政治をしてきたツケ

 北朝鮮問題で日本にとっての最大の懸案は拉致被害者救済だが、南北会談の共同宣言や合意文書の発表では全く触れられずじまい。日本政府には落胆の色が見えたが、文在寅からの電話報告に期待をつなぎ、会談翌日のきょう、安倍は中東歴訪の出発を遅らせた。文の電話を受けられるよう、国内に滞在することにしたのだ。

 つくづく情けない。安倍は26日の参院予算委でも、拉致問題について「私が司令塔となって全力で取り組む」と毎度のセリフを吐いていたが、自分でやれないから、トランプや文在寅に「首脳会談でテーマにして欲しい」と“懇願”したのであり、電話を待つしか手がないのである。

 今年2月の平昌五輪時の訪韓で、安倍が文在寅に「圧力姿勢がぶれてはならない」と訴えた際、逆に「日本も対話に乗り出して欲しい」と諭されたことを思い出す。今ごろになって「蚊帳の外」「拉致問題置き去り」に慌てている安倍の姿は、日本国民として顔から火が出るほど恥ずかしい。

 「かつて北朝鮮とのパイプを持っていた田中均元外務審議官を、安倍首相は個人的に嫌いだという理由で切ってしまった。その後は、新たなパイプをつくる努力もせず、他国に頼むしかないお粗末な状況です。個人的な好き嫌いで言えば、中国や韓国に対する態度もそうです。しかし、日本が植民地支配や侵略戦争をしかけたことはどう否定したって事実。そうした近隣諸国は日本に対する猜疑心も強く、謙虚な姿勢で付き合うべきなのに、それをやってこなかったツケが今、表面化しています」(野上忠興氏=前出)

■ ディールができない無能

 安倍は自分の外交能力のなさを、トランプとの「個人的な関係」で糊塗してきた。だが、ハク付けのためにすり寄っていることがトランプに見透かされ、3度目の日米会談は散々。TPP復帰を一蹴され、鉄鋼・アルミの輸入制限の日本への適用除外も拒まれ、「外交の安倍」は形無しだ。さすがに多くの国民が安倍の薄っぺらさに気付いた。もはや保身のための見え透いた嘘は通用しなくなっている。

 「トランプは外交もディールだと思っている人。安倍首相のように、すべて言われるがまま付いていくだけでは、軽視されて当然です。それに引き換え、韓国の文大統領は五輪を利用して北朝鮮を対話に誘い込み、南北だけでなく米朝会談の道筋までつけた。北朝鮮の金委員長だって、米朝会談が決まるとすぐに中国を訪問し、習近平国家主席に会うなど、少なくともディールを実践しています。安倍首相の無能さが際立っています」(金子勝氏=前出)

 安倍政治はすべて口先の出まかせだから、結局、何も実行していないし、何の成果も上げられないのである。

 26日の衆院予算委の集中審議で、野党が証人喚問を求めている柳瀬唯夫元首相秘書官について、安倍は「何らかの機会があれば、柳瀬氏には知っていることを全て明らかにしてもらいたい」と答弁していた。野党が審議拒否で欠席する中での威勢のいいセリフ。だがそれなら、柳瀬氏の証人喚問を設定するよう自民党に指示すればいいだけの話だろう。その気もないのに、口先だけのやっているフリ。嘘とごまかし。これほど徳のない政治家がかつていたか。歴代サイテー首相なのは間違いない。
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安倍政権は嘘ばかり 国民が知りたい南北会談の裏と今後

2018-04-30 | いろいろ

より

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安倍政権は嘘ばかり 国民が知りたい南北会談の裏と今後

 両首脳とも満面の笑みで手を握り合った。27日、午前9時29分、予定より1分早く、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長がついに歩いて軍事境界線を越えた。板門店で出迎えた韓国の文在寅大統領と右手、左手と交互に入れ替えて何度も固く握手。共に手をつないで、境界線の北朝鮮側に渡る予定外の“サプライズ”演出を披露する余裕まで世界に見せつけた。

 儀仗隊を伴う歓迎式の後、韓国側施設「平和の家」で首脳会談はスタート。南北分断の歴史に新たな一ページが刻まれた。北朝鮮の最高指導者による訪韓は初めて。

 朝鮮戦争後初めて軍事境界線を越え、“敵地”に赴く金正恩について、北朝鮮は党幹部を対象にした教育用資料で、「元帥様が人民のため、命をかけて1人で南側に行かれる」と説明。南北会談を正恩の「神格化」に利用しているが、圧力の拳を振りかざし、融和ムードに取り残された安倍政権は今後どうするつもりなのか。国民が知りたい真相と今後を徹底検証する。


なぜ、北朝鮮は急に歩み寄ったのか。日本のメディアが書かない金正恩の能力と評判

 金正恩は単なる「カリアゲデブ」ではなかった。6月にも予定されている史上初の米朝首脳会談を前に「核・ミサイル実験中止」を宣言。昨年、長距離弾道ミサイルを相次いで発射し、米朝間で緊張関係が一気に高まり、「開戦前夜」などと大騒ぎになった当時がウソのようだ。

 2月の韓国・平昌冬季五輪参加から始まり、電撃訪中、南北会談など、北が一気に融和ムードにカジを切った背景には何があるのか。

 安倍政権は米国を中心とした経済制裁などの「対北包囲網」や「圧力」を要因に挙げているが、全く信用できない。国際ジャーナリストの堀田佳男氏は「核兵器を保有し、米国と対等に交渉できるだけの自信を深めたから」と言う。

 つまり、インドやパキスタンと同じ核保有国となった今、核・ミサイル実験を行う必要性は乏しく、近隣諸国をこれ以上、刺激して自国を窮地に追い込んでも意味がない。それよりも、米朝会談に前向きなトランプ米大統領から有利な条件を引き出したい――。金正恩の狙いはここにあるというのだ。

 これまで、日本メディアの多くは金正恩を“狂人”扱いしてきた。しかし、最近の外交姿勢を見る限り、シタタカな側面が随所に垣間見える。26日のロイター通信も、金正恩の人柄について「悪賢い指導者」と評していたが、南北会談も米朝会談も、金正恩が描いたシナリオ通りに進んでいるように見える。

「日本では、金正恩の危うい人物像ばかりが注目されていますが、海外メディアでは『合理的な判断をする人物』との論調もあります」(国際ジャーナリスト・春名幹男氏)

 北朝鮮が制裁に音を上げて対話を持ちかけたというのは、安倍政権にとって都合のいい見方に過ぎないのだ。


「圧力」一辺倒で来て、今さら「拉致でお願い」の安倍外交の醜態

 頭越しに金正恩との会談を決めたトランプ大統領の別荘にわざわざ出向き、「拉致問題を取り上げて」と懇願。南北会談直前の24日には文在寅韓国大統領に「拉致をお願い」と電話で泣きつく。安倍首相は昨年9月の国連演説で、「対話による(北朝鮮)問題解決の試みは、一再ならず、無に帰した」と豪語したが、今のみっともない姿はとても同じ人物とは思えない。

 安倍は北に対する「圧力」一辺倒の姿勢を散々政治利用してきた。モリ・カケ疑惑で昨年、支持率低迷にあえいだ頃、北が太平洋に向け弾道ミサイルをぶっ放すと、もっけの幸いとばかりに早朝から不穏な音のJアラートをかき鳴らした。

 弾道ミサイルを想定した政府主催の避難訓練も、昨年度は北は北海道から南は鹿児島・徳之島まで25自治体で実施。農家のオジサンを用水路にはいつくばらせ、頭を抱え込ませるバカバカしい光景が各地で繰り広げられた。

 こうして国民の不安や危機感を煽りまくった揚げ句、北の脅威を「国難」と称して解散・総選挙を断行。勝利を収めた直後、麻生財務相は「明らかに北朝鮮のおかげ」とまで言ってのけた。

「いざ東アジア情勢が緊張緩和へ劇的にカジを切ると、悪目立ちの対北強硬路線がアダとなり、日本だけが蚊帳の外。政権復帰から5年間も安倍首相が『最重要課題』に掲げたはずの拉致解決も、圧力一辺倒で北との外交ルートを失い、就任1年足らずの文大統領に頼み込む情けなさ。嫌韓反中の外交姿勢で両国との良好関係も築けず、今や八方塞がり。何ごとも好き嫌いで決めてしまう安倍政治のツケです」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)

 安倍外交の醜態は自業自得なのである。


急転直下の展開でよく分かったテレビ専門家のトンチンカン

 米中両大国の向こうを張って交渉テーブルに着かせ、急転直下の展開に持ち込んだ金正恩。バランスに長けた大胆かつ冷静な外交戦略は、圧力バカの安倍の単細胞外交をあざ笑うかのような狡猾さとしたたかさだ。日本のテレビ専門家たちが、しきりに流布したイメージとは百八十度異なる。前出の五野井郁夫氏はこう言った。

「日本のメディアはこぞって金正恩委員長を側近を平気で殺す“狂った3代目”のように扱い、予測不能な戦争屋として『交渉しても意味がない相手』というレッテル貼りを続けました。ミサイル発射のたび『圧力しかない』との前提に立ち、安倍政権の強硬姿勢とそれに伴う軍拡路線をアシストしてきたようなものです。冷静に考えれば、北が対米戦争を仕掛ける可能性はゼロに近いのに、専門家たちまであり得ない想定に基づき、安倍政権の圧力路線に便乗して北の脅威を煽ったのです。彼らの話を聞いても、北朝鮮の実情は何ひとつ掴めないことが、よく分かりました」

 南北会談の実現はメディアが作り上げた金正恩へのトンチンカンな印象操作の瓦解を意味する。訳知り顔の専門家を信じ、今なお安倍の強硬姿勢に騙され続けている国民は、そろそろ目を覚ました方がいい。


北朝鮮の非核化、これが現実的なシナリオ

「平和実現に向けて段階的で歩調を合わせた措置を取るなら半島の非核化は実現できる」――。金正恩は中国の習近平国家主席との首脳会談で、こう断言した。

 カギは「段階的で歩調を合わせた措置」のくだりだ。これは中国が主導した6カ国協議で、朝鮮半島の非核化と平和構築について明文化した2005年9月の共同声明に盛り込まれた〈約束対約束、行動対行動で段階的に進む〉を意味する。つまり、金正恩は「段階的な非核化」であれば実現可能であり、過去には米国や韓国、日本も同意していたではないか――というメッセージを発しているのだ。

 元韓国国防省北朝鮮情報分析官で拓大客員研究員の高永テツ氏はこう言う。

「この『段階的な非核化』が時間稼ぎではないか、と批判的に見られているワケですが、現実問題として、いきなりのCVID(完全かつ検証可能で、不可逆的な非核化)の実行は難しい。IAEA(国際原子力機関)の査察受け入れから始まり、具体的なロードマップを作り、一歩ずつ進むしかありません。そうして共同声明の『約束対約束、行動対行動』の原則に沿って、北への経済支援なども行う。そうやって南北関係だけではなく、米中日ロが北との信頼関係を醸成し、平和体制を構築する以外に現実的な非核化のシナリオはありません。北にとっても大きく経済成長するチャンスであり、体制維持のためにも悪い話ではないはずです」

「北は絶対に核を手放さない」との声もあるが、中国国内では、中朝国境に北の核を保管、封印する倉庫をつくり、5カ国共同で監視する――といった意見も広がっている。いずれにしても、金正恩が「もはや核を持つ必要はない」と思うまで地道な協議を続ける以外にない。


北が核放棄、平和条約となれば日本の安全保障はどう変わる?

 南北会談で非核化と並ぶもうひとつのキモは、1953年に米軍中心の国連軍と朝鮮人民軍、中国人民義勇軍の3者が調印した「朝鮮戦争」の休戦協定に区切りをつけ、平和条約へと転換する道筋をつけられるか、だ。

 仮に北が核放棄、平和条約締結をスンナリ受け入れた場合、これまで北に対して「対話のための対話はしない」「最大限の圧力が必要」と拳を振り上げてきた日本の安全保障はどう変わるのか。

 元外交官の孫崎享氏は「まず、休戦協定の当事者は南北だけではなく、平和条約までこぎ着けるには米国の同意が欠かせない。核放棄と同様にハードルが高いでしょう」と前置きした上で、こう続ける。

「北が平和体制の構築へとカジを切れば、日本の安全保障も当然、見直しを余儀なくされるでしょう。これまで『北の脅威』を理由に迎撃ミサイルや在日米軍などを拡充してきたわけですからね。本来は日本も早い段階で北との対話交渉に乗り出すべきですが、安倍政権は圧力一辺倒を主張してきたため、対話のルートを何も持っていません。

 今後、どう展開していくか分からない朝鮮半島情勢に対して明確な外交方針も戦略もない。頼みの米国も『日本は黙っていろ』というスタンス。ポンペオCIA長官と金正恩との会談が日本政府に対して事前に何ら知らされていなかったのが証左です。対米従属の日本の安全保障の仕組みを見直すべき時が来ているのです」

「困ったときの北頼み」の安倍無策外交も終わりだ。


それでも予断を許さない悪夢のシナリオの可能性

「非核化するまで補償はない」。強硬路線から対話路線にカジを切った北に対し、トランプ政権が繰り返し言い続けているのが、核放棄先行、補償は後――という「リビア方式」の受け入れだ。

 リビアのカダフィ大佐は2003年、米英両国との水面下での交渉を経て、核を含む大量破壊兵器の放棄を宣言。核施設の公開や弾道ミサイル廃棄に応じた。ところが、カダフィは11年、米欧が支援する反政府勢力によって殺害された。

 北の機関紙「労働新聞」は〈米国の誘惑と軍事的恐喝によって銃床を下ろすことが、どれほど残酷な結果を招くかはイラクとリビアの悲劇的現実が物語る〉と報じていた。米朝会談で北が主張する「段階的な非核化」が受け入れられなければ、たちまち「交渉決裂」となりかねない。そうなれば、どんな展開が待ち受けているのか。外交評論家の小山貴氏はこう言う。

「トランプ大統領は北に対して綿密な外交戦略を持っているわけではありません。米側の要求が金正恩委員長に早々に突っぱねられて感情的に陥り、『軍事行動だ』などと言い出す可能性は十分あります」

 駐豪大使に指名されていたハリス太平洋軍司令官が急きょ、駐韓大使に起用される見通しになったのも不気味だ。「米軍はいつでも動ける」という北へのプレッシャーとも受け取れるからだ。

「交渉決裂の場合、11月の中間選挙を控えたトランプが低迷する支持率の回復を狙って北の空爆に踏み切るかもしれない。当然、北は反撃し、韓国、日本も巻き込まれるでしょう」(高永テツ氏=前出)

 言うことが全く信用できない安倍政権が続く限り、交渉からは蚊帳の外で、戦争リスクだけが高まっていく。悪夢のシナリオを回避するには安倍退陣が最低条件だ。
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