あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

富山市立芝園小中学校訪問

2011-02-21 22:56:35 | 日記
今日は、富山市立芝園小中学校、富山市教育委員会を訪問しました。

名古屋から高山本線経由です。

下呂あたりからすっかり雪景色です。
次の写真の宮川が、神通川となります。



砺波平野にはいると、屋敷林が見えます。砺波平野では「垣入(かいにょ)」と呼んでいると思います。一種のステイタスでもあります。



この後は省略して、一気に芝園小中学校へ行きましょう。

芝園小中学校は、4つの小学校の統合にあわせて、芝園中学校敷地に新築され
平成20年に開校した小中学校一体型校舎の学校です。

富山駅から車で数分の都心に位置しています。

次の写真が入り口です。
小学生と中学生が同じ門から登校します。
小学校も通学班登校をなくしたそうです。



オレンジが小学校、青が中学校、黄緑が共通棟です。



校舎内の間の空間です。



これは中学校の体育館です。
天井が高いのに驚きました。



ウォータークーラーの横にあったのが、「うがい薬クーラー」
生まれて始めて見ました。



自校給食で、共通のランチルームです。
時には、小学生と中学生が一緒に食事をします。



至る所に、フリーの学習コーナーがあります。



音楽室や、吹奏楽の練習室にはエアコンが入っています。防音のためです。
ドアには、しっかりしたゴムのパッキングがついていました。



メディアルーム(図書館)は、小中兼用です。



ここは何だかわかりますか?
屋根が開きました!



人工芝をめくると・・・

プールのような・・・

そう、ここはプールなのです。

プールの床の高さが可動式で、現在は、一番上に上がっています。

温室状態なので、水温も上がりやすく、富山市内で1,2の早いプール開きだそうです。



これが、免震構造です。

それぞれの柱の下に、このようなゴムの吸振装置が入っています。

これなら少々の地震でも大丈夫。壊れません。



小学校の体育館は、半地下式です。
夏涼しく、冬は暖かいのですが・・・
カビが生えるそうです。

想定外のこともあるようです。

しかし、その修繕もはじめの契約に入っています。



それが、この校舎の建設および維持管理をおこなっているPFI事業です。

ここは、地域の人も利用できる生涯学習ゾーンです。

入り口は別で、校舎内には入れません。



設計の川口さん自慢の階段教室です。



小学校の教室は、湾曲しているために、教師ゾーンから全体が見渡すことができます。



ここは、小学校の職員室。
物が少ない・・・・。

担任のある人は、学年の教師ゾーンに荷物があるのです。



この芝園小中学校は、一体型校舎ゆえに、あえていっしょに何かをしようという意識が少ないように感じました。

むしろ、日常的なふれあいや、中学生の活動を見聞きした小学生があこがれを持ち、夢や希望を抱くことで、不登校が減少し、学力も向上するのだと思いました。

自然体の小中連携の姿を見ることができました。

このあと、富山市教育委員会でお話を伺いました。
富山市役所も斬新でした。



明日は、堀川小学校の授業を参観します。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。