選手を伸ばすとは、アドバイスする側に寄せることではない。
むしろ、こちらがアジャストしなければならない。
ワンパターンでは、選手の多様性について行けない。
日々、いや刻々と進化する連中と対峙しているということを自覚する必要がある。
アドバイスの引き出しがいくつあっても足りない。 が、多ければ多いなりに、引き出しの選択や順番を間違うこともある。
引き出しの中身がすばらしくても、選手にとって(その時点では)ブラスにならないかも知れない。
大事なのは、ためらうことなく「撤回・訂正」できるかどうか。
「朝令暮改」を善しとすべし。
伝える側の自己満足でなければ、何をどう伝えても構わない。
その選手のためにするアドバイスを躊躇してはいけない。少しでもプラスになるなら、今この時点で効果がなくても「空振り感」がすごくても、伝えるべきである。
「聞いてくれない」は伝える側の技量でなんとかするしかない。
伝える側のスキルが上がると、聞く側も「教わる力」が上がっていく。これは、野球の技術を上げるためには不可欠なスキルである。
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