立山1

2012年05月28日 | 写真旅行記
黒部湖や後立山連峰の大パノラマは、アルペンルート屈指の美しさという事でまずは大観峰へ!
標高2316mに位置する大観峰には、立山からトロリーバス・ロープウェイに乗り、約1時間半。
乗り継ぎなどで随分時間がかかりました。(都会と違うところは待ち時間が長いです・・・
でもそこがまた良い処かな~!  考え方でのんびりと行く事にしました)


大観峰駅は断崖絶壁にあり展望台から見える黒部湖や後立山の大パノラマはアルペンルート屈指の美しさです。


室堂あたり、若い人たちはスキーやスノーボードで楽しむ様です。


雪の大谷は立山室堂付近にあり、毎年春のアルペンルート開通時に雪の大壁ができる。
この壁は多量の積雪をブルドーザーで除雪するときにできるもので壁の高さは、
積雪の多い年にはなんと20mに達すると言う。今年の今の時期は14mでした。


弥陀ヶ原で泊まったホテルの方の案内で「カルデラ湖の展望台」へ。
雪が残り案内なしではなかなか行けなかった所でしたが…ここからは、薬師岳(2926)、鷲羽岳(2924)、水晶岳(2986)
間山(2585)等々、なかなかの絶景!でした。


山腹一帯では、ブナ、ダケカンバなどの原生林、アオモリトドマツ、ハイマツなどの高山植生が広い範囲にわたって生育しています。
まだ若い木は雪の重みで曲がった状態で雪の中で冬を越します。(若木にとってその方が温かく保護された状態で良いようです)
人と一緒で柔らかい若木は曲がり、年数を重ねた木は固く雪の重みでは曲がらない様です。


「アオモリトドマツ」の先端には次の年の芽になる様です。


「岳樺(ダケカンバ)」昔はこのダケカンバがある所は人が住めない極寒の地の目印と言われていました。




雪の壁から雪の重みで埋まった枝が覗いています。


大日岳を背に弥陀ヶ原の湿原が点在するガキ田はまだ雪の中。
「立山弥陀ヶ原・大日平」の雪田草原は、ラムサール条約登録へ、さらに一歩前進!
正式には7月7日にルーマニアで開かれる条約締結国会議にあわせて登録が正式に決定されます


ホテルから臨む夕景が印象的でした。

まだ雪の残る立山に出掛けました。
チョット中途半端な時期かな~?と思いましたが、人が少ない時期とお休みの加減でこの時期になりました。
しかし、美しい立山連峰しっかり目に焼き付けましたよ!
次は美しい花がいっぱいの季節が良いかな~!…でも人が多いでしょうね。

屋久島2

2012年05月20日 | 写真旅行記

屋久島では高齢な屋久杉をとくに「屋久杉」、若い屋久杉を「小杉」と 呼んでいます。
江戸時代には、真っすぐな屋久杉を選んで抜き切りしました。伐採跡の明るい場所に次の世代がたくさん育ちました。
切り株更新という現象です。樹齢数百年の「小杉」の多くはこうして誕生したものです。
豊富な日照を得て成長が早いのが特徴で、のびやかな スギらしい姿をしています。
これに対して高齢な「屋久杉」は、人間が手をつける以前に誕生したものといえます。
伐採跡に育った「小杉」に比べて光に恵まれず、 成長が遅く木目が詰まっています。
「屋久杉」の多くは凹凸が激しく利用しにくいので切り残されたもので、縄文杉や
紀元杉など名のある巨木が 代表的な例です。
現在見ることができる屋久杉は、小杉の大群と利用に不適として切り残された異形の巨木ということになります。





大川(おおこ)の滝
屋久島で最大級の滝。照葉樹林と粘板岩の崖を落ちる落差88mの滝で迫力満点。
日本の滝100選にも選ばれています。


リンゴツバキ




自然に磨かれた木株 あまりの美しさに息をのみます。




マムシ草
やや湿った山地に自生する多年草。茎にマムシの様な斑点がある。地下に径5cmくらいで扁球形の根茎を作り、
上の方からひげ根を周囲に出す。茎は30~50cm。仏焔苞は緑色、または暗紫色で縦に白い縞があり、長さ9~15cm、
先は鋭く尖っていて尾の様に長く伸びることもある。果実は赤く熟し、液果が密生したトウモロコシ様の果穂となる。




苔むす森(白谷雲水峡)
標高600~1050m、面積424ha屋久杉など原生的な森林を鑑賞できます。
宮崎駿「もののけ姫」のモデルになったといわれる白谷雲水峡。屋久島の森の中でも、
もっとも表情が豊かで美しい場所のひとつです。
特に雨が降った後の森を一度歩いたら一生忘れられない風景になるに違いありません。
雨で活気を帯びた苔たちがフワフワと緑色に浮き出て見え、頭上では広葉樹林の葉がキラキラと光ります。
この日は雨がしとしと降り緑が大変美しくとても印象的でした。






サクラツツジ
屋久島では最も広い範囲で見られます。花が桜色に近いことからサクラツツジと呼ばれていますが、
色の濃いものから白いものまで個体差があります。花の咲く時期は5月~6月にかけて里から
山の高い方へ移っていきますが、ピークには白い花のハイノキと林間全体に咲き誇りシャクナゲの
シーズン前に屋久島を彩ります。




千尋の滝(せんひろのたき)
屋久島の三大銘瀑の一つで、落差80メートルの豊富な水量を誇る滝と約200メートルの花崗岩の一枚岩との
組み合わせは、日本最大級。
V字型になった巨大な花崗岩に吸い寄せられるように落ちる。滝の左手に見える壁は200m×400mの花崗岩の一枚岩で、
千人が手を広げたほどの大きさがあるということで、人が両手を広げた長さを「一尋」と呼ぶことから、
千人分で「千尋の滝」と名付けられました。


帰りの飛行機から見えた青い空にぽっかり綿菓子の様な雲が印象的でした。

本当は、縄文杉まで行きたかった!のですが…何せ8~10時間くらいは歩かなければいけないとの事で
もう少し訓練を・・・機会があれば、是非行って見たいです。
でも今、気候が良いシーズン時はあまりにも人が多すぎて縄文杉をゆっくり見ることができない様です。

屋久島1

2012年05月12日 | 写真旅行記
屋久島
 鹿児島県佐多岬の南方60kmに位置し、島の周囲132km。
 中央部には日本百名山の一つ九州最高峰宮之浦岳(1936m)がそびえています。
 他にも1000m級の山々を有し、「洋上のアルプス」と呼ばれています。
 海からの湿った風はこれらの山にぶつかり「ひと月に35日雨が降る」と言われています。
 亜熱帯地域に位置する島でありながら高い山があることで多様な植物を
 目にする事が出来るようです。
 (山頂付近の平均気温は札幌市の平均気温よりも低くなっている様です。)

 紀元杉
 推定樹齢3000年、樹高19.5m、胸高周囲8.1m。





 
  リンゴツバキ(林檎椿)






天柱石(太忠岳)
 太忠岳という山の頂上に、高さ40メートルの花崗岩があります。
 誰が置いたのか分からないその岩は、見上げても上が見えないほどで、
 まるで空を支えているかのようなので「天柱石」と呼ばれています。














ここ屋久島には野生のシカとサルが生息。  このシカは人に慣れている様でした。



1ヶ月35日雨が降るといわれていましたので、毎日雨だと覚悟を決めて行きましたが・・・
着いた日は曇り空、チョットにわか雨程度で傘要らず、大変ラッキー!な旅の始まりでした。