SUSHI ROCKS

「真音通信」(まおんつうしん)
写真と音楽。猫や鳥や草花、
時に酒に纏わるよもやま話など・・・。

猫のLIONHEART

2014-01-29 13:27:14 | TOKYO SUSHI RADIO
猫のLIONHEART

人それぞれにいろんな好みの音楽があるように、
動物にもそういう音楽の嗜好ってあるのかな・・・

昔、僕が飼っていた猫はペットショップから
預ってきた小さな頃からやりたい放題に育てていたから
すごくヤンチャな猫だったけれど、
とある歌を流している時だけ
ピタっと大人しくなる事があった。

その歌がKATE BUSHの「OH! ENGLAND MY LIONHEART」
この歌を聴くと、さっきまで部屋の中で暴れまわって
いたのが嘘のようにスピーカーの前にちょこんと座って
じっとKATE BUSHの声に耳を傾け、聴きいっていた。
よほど、この歌が気に入ったらしく、それ以来
いつも流すたびにスピーカーの前で寛いでいた。

OH! ENGLAND MY LIONHEARTはケイトの二枚目のアルバム
LIONHEARTのタイトル・ナンバーで、
ピアノと歌だけの静かな弾き語りの、
いかにも彼女らしい、とても美しい響きの佳曲だ。




まあ、ライオンもでっかい猫みたいなものだね。



じつは実家で飼っていた猫も、この歌が好きだった。
一度試しに聴かせた事があるんだけど、
その時も猫はじっと歌に聴きいっていた。
きっと、歌の中に何かしら、猫の好きな響きか、
周波数的な関係があるのかも知れない。
たぶんケイトの声の響きだと思うんだけど。

 
 


こちらはアルバムの裏ジャケット。
 
 
 
 


 
フォト


中野の巨匠スシ画伯による「猫のライオンハート」

家で猫を飼っていて、
KATE BUSHの「OH! ENGLAND MY LIONHEART」を
持っている人は、是非一度試してみて下さい。

たぶんきっと気に入ってくれるかと思います。

 
 

 


KATE BUSH / THE WHOLE STORY
ベスト・アルバム「ケイト・ブッシュ・ストーリー」
の表ジャケット。ケイトのアルバムはみんな
ジャケット写真を眺めているだけでも、
わくわくした気持ちになる。

 
 
 

 
フォト

インナー・スリーヴから一枚。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こんなのが家にいたら、さぞかし楽しいでしょう。
 

PERFECT

2014-01-27 14:13:49 | TOKYO SUSHI RADIO

PERFECT

仕事がら、コンビニエンス・ストアの
「セブン・イレブン」に一日二回行きます。
平日朝の11時頃と夕方4時過ぎ頃に。

そこで、いつもFairground Attractionの1988年の
大ヒット曲「PERFECT」が流れているんです。
知ってますか?パーフェクト!

♪It's got to be. e.e.e.e.e.e.Parfect!♪
こんな歌です。
エディー・リーダーの歌う、陽気で元気な歌声に
思わず一緒に口ずさんでしまいたくなります。
Fairground Attractionのデビュー曲にして
1988年のシングル/アルバム共に全英No,1ヒットした
まったくもってPARFECT!な楽曲です。

そういえばセブン・イレブンでは、ちょっと前には
モンキーズのディドリーム・ビリーバーが同じように
毎日流れていました。

Fairground Attractionのデビュー・アルバム
The first of a million kisses

アルバム・カバーの写真はアメリカの写真家
ELIOTT ERWITT(1955年)ですって。
1950年代のモノクロでノスタルジックかつ、
ロマンティックなとても素敵な写真ですね。

アルバムのタイトルは「百万回のうちの最初のキッス」
収録されている楽曲もアルバム・カバーもGOOD!
セブンでPARFECTを聴いて久しぶりにアルバムを取り出して
通しで聴いています。本当に良いバンドなのに
全英No.1を獲得しながらも、オリジナル・アルバムは
これたったの一枚しかリリースされずバンドは解散しただなんて。

後に未発表曲を集めたAY FIND KISSというオムニバス
アルバムとLIVE IN JAPANも出ているが・・・)

なんだか不思議です。どうやら世界中に
大人の事情がいろいろあるみたいですね。
でもまあ、星の数ほどあるアルバムの中で、
キラリと輝く一枚である事に変わりはない。

25th.JAN.2014


MOONLIGHT SHADOW

2014-01-27 14:13:49 | TOKYO SUSHI RADIO

MOONLIGHT SHADOW

西麻布までちょっとした用事があって、
出かけたついでに帰りに知り合いの飲み屋さんへ
ちょっと顔出してみたら偶然に昔馴染みのお友だち
一郎太くんにその店で会った。

一郎太くんはDJ仲間で、1990年頃に大阪の、とある
クラブで開催されたイベントで知り合ってから以降
東京でも時々会うようになって、かれこれ
二十数年くらいの付き合いになるかな。

久しぶりに会ったのに、なんだか僕の近況を
よく知ってて、あれっ?それにしてもなんで、
そんな事まで知ってるの・・・って不思議に思い、
訊けば、僕のブログを時々覗いては読んでくれているらしい。

「しかし相変わらず、どーでもいい話をよくもまあ
せっせせっせと、あんなにたくさん書けますね?」と一郎太くんが言う。

SUSHI:「どうでもいい事だから書けるんだよ」
「毎日毎日世界中で起こるニュースや、時事的な話題を
書いていたら、そりゃあもううんざりするし、
第一疲れてしょうがないじゃないか」

「そりゃあそうだ」と一郎太くん。
そんなわけで、僕らは一緒にビールを飲み、
フライドポテトをほおばりながら、
興味のない人には、まるでどうでもいいプロ野球の話や、
魚釣りの話や音楽の話に花を咲かせてたってわけ。

そんな一郎太くんからの情報によるとMIKE OLDFIELDの1983年の
傑作アルバムCRISISがCD二枚組のDELUXE EDITIONに
なって昨年秋に国内リリースされたそうな。
これは知らなかった。最近音楽雑誌とか読んでないし、
CDショップへ行っても、もっぱらJAZZやCLASSICの
コーナーしか覗いてなかったからね。

そんなわけで早速昨日買ってきました。

 

MIKE OLDFIELD / CRISIS

テリー・アイロットという人の描いた絵がとても
印象的な色使いの素敵なジャケットです。

SHM-CDの二枚組でDELUXE EDITION。
しかも24bitにて2013年最新リマスター盤。
こいつは3800円もしました。これはここ数年のうちで、
僕が買ったモノの中では(酒場での飲み代以外で)
いちばん高い買物だったんじゃないかと思われます。

ところでSHM-CDってなんだ?と思う人もいますよね?
僕もなんだ?って思っていましたが話が長くなって
しまうので、それは自分で調べてくださいね。

DJ-SUSHIのファンなら(まあこれを読んでくれて
いる中にどれくらいいるかは知らないけれど)
MIKE OLDFIELDのMOONLIGHT SHADOWは、店でもよく
かけていたので多分ご存知かなと思います。
そして僕がいつも流していたMOONLIGHT SHADOWは、
彼の12inchアルバムに収録されていたEXTENDED VERSIONです。

僕がこの曲をいちばん最初に聴いたのも5:17秒ある
当時発売されていた12inchのバージョンのほうだった。

でもアルバムCRISISに収録されているバージョンは
3:38秒に編集されたシングル・バージョンで、
これがいわゆる正規バージョンとして、その後
ベスト盤などに収録されているのも3:38秒の短いほうだ。

これは当時、楽曲をラジオなどで流すため3:38秒に
短く編集されているのはまあいたしかたないところだが、
なぜ5:17秒ある完全バージョンをアルバムに収録しなかったのか・・・
これは謎だ。もちろん、こっちのバージョンのほうが
断然聴き応えがあってかっこいいのに。

そのEXTENDED VERSIONは1983年当時、
アナログ12inchシングル盤でリリースされていた。
その後数年してCDシングルとして再発されたと思う。
これは最近ではあまり見かけなくなったCD初期の頃の
なんと呼ぶのか小さいほうのシングルCDでもリリースされていた。

 

僕が店で流していたのは、ドイツ盤CDシングルです。

30年もの気の遠くなる永い歳月を経て、今更と言うか、
ようやくと言うのか、ついにMOONLIGHT SHADOWの
完全バージョンがアルバムに収録され陽の目をみたのです。

イギリスの女性シンガー、アニー・ハズラムや、
日本でデビューした台湾人アイドルのナンシー・ルーなど、
幾つかのカバー・バージョンも存在したりもしますが、
この曲はMIKE OLDFIELDのギターに、なんと言っても
唯一無二のMAGGIE REILLYの美しいボーカル、
そしてSIMON PHILLIPSの絶妙にフィル・インしてくる
見事なドラミングと5:17秒のEXTENDED VERSION。
絶対にこれです。不朽の名曲だ。

嬉しいことに、バージョン違いの絵もついています。

 

余談ながら作家、吉本ばななさんの出世作である
「キッチン」という単行本の中に収録されている作品
「MOONLIGHT SHADOW」は、この歌に
間違いなくインスパイアされたものだと思われます。

興味のある方は是非聴いてみてください。
CDは二枚組になっていて、ややお値段が高いけれど
間違いなく後世、心に染み入る名曲です。
(他にもライブ・テイクや未発表アンプラグド・ミックス
など、たくさん入っています)

24th.JAN.2014


SPADAU BALLET / TRUE

2014-01-24 14:46:30 | TOKYO SUSHI RADIO

SPADAU BALLET / TRUE

えーっと、SPADAU BALLETの話だね。
彼らの3枚目のアルバム、TRUEは1983年発表で、
タイトル・ナンバーのTRUEはシングル・カットされて
イギリスのチャートでNO.1を獲得した。日本でも結構流行って
当時は有線やラジオなんかでもよくかかっていた。
続く4枚目のアルバムPARADEは1984年の発表だ。
もう30年も前のことになるんだね・・・こいつは驚きだ。

「ニューロマンティック」という、何だかよくわからないけど、
そんなジャンルでDURAN DURANやCULTURE CLUBやABCなどと
共に語られる事が多く、それ系のルックスゆえ、
女の子たちから絶大な人気があったようなイメージの強い
SPADAU BALLETだけど、僕はそういったムーブメントには、
まるで興味はなかった。

でもTRUEは本当に良い曲で、アルバムも当時リアルタイムで
レコードを買った。PARADEも同じく発売当時、
すぐにリアルタイムでレコードで買ったと記憶している。


例えばTEARS FOR FEARSのEVERYBODY WANT TO RULE THE WORLD
なんかも、同じようにバンドのイメージというか、
ルックス等による、先入観とは全く違うところで、
本当に良い曲だよね。DURAN DURANなんかだったら
ORDINARY WORLDとか・・・

SPADAU BALLETって写真を見る限りは、わりとチャラい
感じのイメージがするんだけど、彼らのアルバムは
とても素晴らしい。TRUEもPAREDEも共に収録曲は全8曲。
全部の曲が過不足なくてちゃんと聴ける。
TRUEなんか、これがベスト盤なんじゃないのかな・・・
ってくらいに佳曲が並んでます。

そんな彼らのCDとカセット・テープが何故、我が家の
段ボール箱の中から突然出てきたのかは解らないけど、
懐かしいなと思って聴いてみたら、これが全然懐かしくない。

音楽がまったく古くなっていないんだ。
POPでちょっとSOULFULで、むしろいまどきのお洒落な音だ。
すごくUP TO DATEだね。たぶんマルーン5なんかを
20年くらい後に聴いてみたら、同じような印象を
受けるかも知れない。

いまどき流行りの音楽自体が、80年代の煌びやかな音を
路襲して拡大再生産しているってのもあるかと思うんだけど、
長い歳月に淘汰されても、生きている音って素晴らしい。

良い音楽ってそんなもんですね。

そんなわけで、ここのところおやすみや寝起きの音楽、
もっぱらのヘビー・ローテーションはSPADAU BALLETです。

そしてTRUEの歌詞の途中に、こんな素敵な粋なフレーズが。


♪WITH A THRILL IN MY HEAD, AND A PILL ON MY TONGUE.
DISSOLVE THE NARVES THAT HAVE JUST BEGUN.
LISTING TO MARVIN ALL NIGHT LONG.
THIS IS THE SOUND OF MY SOUL.♪

頭はゾクゾク・・・舌の上にはピルをのせて、
いらだちの初期症状を消そうとしている、
一晩中マーヴィン(マーヴィン・ゲイ)を聴きながらね。
これは・・・僕の魂が奏でる音だ。

I KNOW THIS MUCH IS TRUE.


いいと思うな。美意識高い感じだし、ナルシストで
ロマンチックだなと。こういった精神性が、ちゃんと歌の中に
反映されてて、美しい曲に仕上がっているしね。

そんなわけで、突然再会したSPADAU BALLTだったけれど、
ついでにDURAN DURANも書いてみよう!と、思いきや
今度は彼らのCDが見当たらない。何枚か持っているはずだけど。
やれやれ・・・本格的にホントに家の中の整理しないとね。

ストレス、ミーハー、古今東西、ROCK ALIVE・・・
このキーワードで何の事だか解ってしまう君は確実に
「オバフォー」です。もちろん、僕も解ります。


PS:先日のDJイベントで森高千里さんの
「私がオバさんになっても」をヒーセさん向けにかけたけれど、

♪私がオバさんになったら、あなたはオジさんよ。
かっこいいことばかりいっても お腹がでてくるのよ♪

この歌の最後のオチは、こんな歌詞だけど1992年、
この歌を書いた当時、森高千里は21歳で22年経った今でも
彼女はそんなに「オバさん」になってないな・・・
僕らはすっかり「オジさん」になってしまったというのに。


でも何とか頑張って僕らだって腹はそんなに出ていない!
なんたってROCK ALIVEだからね。いつまでも現役だ。
そこだけはこだわり続けておこう。LIKE A ROLLING STONE!
あ、次の話はDURAN DURANだったね。


アイドルを探せ

2014-01-24 14:43:08 | TOKYO SUSHI RADIO

アイドルを探せ

先日どうしても聴きたい音楽があったので、
CDでごったがえす我が部屋の中をあちこちと
探し廻ってみたものの、いったい何処へしまったのか、
結局どうにも見つからず・・・これはひっとして、
引越しの時以来、未開封のままになっている段ボールの
箱の中か・・・と思いたって、数箱を家宅捜査してみたら、
肝心な目当てのものはやはり出て来ず、その代わりに
思惑とはかなり違うブツが・・・
(まあ、その内容の詳細は、ここでは省略するけど)
差障りない事だけ書くと懐かしいCDやカセットが出てきた。

嬉し懐かし恥かしい早見優のカセット・テープだ。
こんなものを、後生大事にとっておいたとは。


そうあれは、忘れてたけど忘れもしない1983年のこと。
DAVID BOWIEはアルバムLET'S DANCEの世界的な
大ブレイクの勢いに乗ってSERIOUS MOONLIGHT TOURで
来日公演を大盛況のうちに敢行したが、時期を同じくして
その年の夏「夏色のナンシー」と「渚のライオン」の
大ヒットで世界中にワイハーな旋風を巻き起こしていたのが
早見優だ(彼女こそが元祖バイリンガル・アイドルだね)
ちなみに「ワイハー」とはハワイの事で、
イギリスのROCK BANDのあのWILDHEARTSの事ではないです。

京都/大阪/神戸と、その年のツアーを僕は観に行ったが、
どのステージも大盛況で、あれは生涯忘れられない
感動的な熱いライブだった。(あ、早見優のほうね)


彼女のデビュー曲は「急いで!初恋」そして5枚目のシングル
「夏色のナンシー」が大ブレイク。続く「渚のライオン」
「ラッキィ・リップス」「抱いてマイ・ラブ」
「誘惑光線クラッ!」あたりまでは、飛ぶ鳥を落とすような
勢いだった。この辺りのヒット曲もオバフォーな皆様なら
知っているかと思うけれど・・・。

早見優は、ついちょっと前にもテレビで観たけれど、
彼女はあんまり老けてなかったな。46~7歳くらいには
なっているんじゃないかなと思うんだけど。

 

こんなカセット・テープも出てきた・・・
伊藤智恵理。まあ、きっと皆さんはあまり知らないでしょぅ。
アイドル史上、最高傑作アルバムと呼ばれている彼女の
幻のデビュー・アルバムHELLO.
アルバムたった一枚と5枚のシングル盤で消えてしまったが、
彼女の天性の歌声は、いつまでも僕らの心に残っている。
80年代アイドルの中でも、一・二を争う抜群の歌唱力だ。

そう、どんなに時が流れても歌は永遠に残る。
THE SONG REMAIN THE SAMEなのだ。

(2000年代になって、CHIERI名義で突如アルバムを一枚だけ
リリースしたが、その後は何の音沙汰もない・・・
彼女は元気にしているのだろうか?1987年頃のデビューだから
今は42歳くらいになっているか・・・)

ちなみに、彼女のこのデビュー・アルバムHELLOのアナログ盤は
アイドル価格が値崩れした昨今でも一万円は下らないはずだ。
まあ、「だから何なんだ?」と言えば何でもないのですが。

 

 


僕は高岡早紀のアルバムは全部持っていた。
もちろん、顔と体型が好みだったのは確かだが、
意外に、彼女の歌も素晴らしかったのだ。

セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの関係の如く、
いい年した、おっさん達が15歳のあどけない少女を真剣に
プロデュースする・・・まあ、音楽的なおもちゃといいますか、
ソング・ライティングは加藤和彦さん。作詞は森雪之承とか。
コケティッシュ顔に、ロリータな声がピッタリはまって、
フレンチ・ポップの香り溢れるなかなかの名曲揃いです。

あどけない顔には不釣合いなあまりにも豊満過ぎる・・・
あ、止めとこ。話がどんどん違う方向へ行くね。
えーっと、今回そもそもの始まりから僕が探していたのは、
イタリアのイ・ムジチ合奏団が演奏する
「パッヘルベルのカノン」が入ったCDでした。

そして、今日書こうと思いたった話は、箱の中から
思いがけず出てきたSPADAU BALLETのCDと
カセット・テープの事についてだったのに・・・
なのに、ずいぶん軌道が逸れてアイドル達の話だけで
かなりの行数を使ってしまった。そして妙に疲れてしまった。




SPADAU BALLETの話はまた後ほど・・・書くかも知れない。


つくねとささみ

2014-01-24 14:38:53 | 日記

つくねとささみ

JR中野駅北口からアーケードを
真っ直ぐ歩いて中野ブロードウェイを越えて、
早稲田通りをの信号を渡った先に
新井薬師の商店街があり、そこから一本、
道を左に入ったところにほんの小さな、あまり目立たない
アクセサリー・ショップがポツンとある。

ほんとに小さな間口の店で、僕はとくにアクセサリーに
興味があるというわけではないけれど、
夜に時々その店の前を通って帰る。

店の名前さえ知らないけれど。

 

夜にその店の前を通ると、ガラスのショーケースの上で
時々猫が寝ている。

 

 

 

 

こんな猫と、

 

 

 

こんな猫。

 

時々、閉店した店の前を通る時間のタイミングが合うと
こうして起きてる姿も見れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまりに可愛いので勝手に名前をつけてやりました。
この猫の名前は「ささみ」

 

 

 

 

こちらの猫は「つくね」


まるで焼き鳥のような名前をつけてあげたが、
特に深い理由はなく、すぐ近くに焼き鳥屋さんがあって、
その時、僕のお腹がただ空いてただけだ。

つくねとささみが食べたかったんですね、きっと。

毎日、ここで寝ているというわけではなさそうで、
見にきたけれど、カラッポって事もあります。


仕事帰り、疲れた心と身体をほんの少し癒してくれる
ささやかな楽しみが「つくねとささみ」
もっと気の利いた名前をつけてやればよかったかも知れない
けれど、でも覚え易くていいですよね?
美味しそうだし・・・こんな事を書いてると、
なんだか焼き鳥が食べたくなってきた。

「皮とぼんじり塩で二本づつ、
ネギマはタレで二本!あと、なか追加お願いします~」


酒とROCKと女とおっさん

2014-01-16 20:43:38 | 日記

酒とROCKと女とおっさん

もちろん、おっさんとは僕のことだ。


ALBERT KINGのジャケット写真をUPしたついでに
彼のBLUESを聴いてたら、なんだかビールが飲みたく
なってきたので買ってきて、いまそいつを飲んでます。

「ちょっとお茶にしましょう」なんて言ったくせに、
お茶なんかで落ち着くおっさんであるはずがありません。
でも大丈夫です。どんなに飲んでも今日は日曜日で、
他にやるべき事はなにもないんです。
頭も心も、おまけに財布までまったく素敵に空っぽなんです。

かのSEX PISTOLSも、かって歌っていたではないか・・・。
PRETTY VACANTと。


ニール・ヤングも酒の肴によいです。

 


 

 

 

RY COODER / PARADISE AND LUNCH
ライ・クーダーにはメキシコ料理やコロナビールとか
ドスエキス・ビールなんかが合うんだけど
良い写真がなかったので今日のところはこんな
写真ですまぬ。

 

 

 



ROXY MUSIC / AVALON
1982年発表。ROXY MUSICの最高傑作アルバムです。
この次のBRYAN FERRYソロ・アルバムBOYS&GIRLSも良い。
そういえばROXY MUSICが好きだという素敵な女性には
なかなか会った記憶がないな。

 

 

 

BOB MARLEY / LIVE!
夏の晴れた日に、二子玉川沿いの河原で
風に吹かれてビールを飲みながら
ボブ・マーリーを聴くと、とても気持ちが良いですよ。

 

 

 

 

同じようにTRAINも最高だな。HEY, SOUL SISTER!
音楽が風と共に晴れた日の空に高く舞い上がってゆく。

 


 

 

ROLLING STONESならテキーラ・サンライズ・・・
といきたいところだけど、残念ながらここは
バーではありません。ROLLING HOPで我慢しとこ。
2月の来日が楽しみですね。観にいかれる皆さん
(注訳:いかれる=狂う/夢中になる/虜になる/惹かれる/熱狂的感情)
は楽しんできてください。と言うか、僕も連れてって。

さて、いよいよ夜も深まり、そして酔いも深まり
どっぷりと夜のふちにしがみついて、流れる歌はTOM WAITS.
懐かしい、あのOL'55のピアノの調べ・・・

 


 

 

TOM WAITS / CLOSING TIME

朝がくればきっと後悔するだろう・・・財布の中を覗きこんで
、飲みすぎたことに。やり過ぎたことに。
目を覚ました時の二日酔いの痛み・・・そいつは、
快楽のあとのあまりにも人間的な痛みだ。やれやれ。

ところで、僕はもちろん酒もROCKも好きだけど、
なぜか、いつも僕がちょっと気になったり
心惹かれる女性って決まって酒をあまり飲まないんですね。
だいたいにして煙草も吸わない・・・。
そして猫好きな僕に対して、だいたい犬好きな人なんだ。

どういうわけかは知らないけれど、往々にしてそうだ。
どうやら、そういう星巡りらしい。
UNDER THE BAD SIGN・・・
いやね、悪いとは思わないけれど。

※数人の知人からSTONESのチケットを買ったという知らせが
連日メールなどで届いています。とても羨ましい限りです。
なんだか置いてけぼりな気持ちになってきて、
ふて腐れて眠り込みたくなります。
おやっしゅ。

19th.JAN.2014


猫の年に

2014-01-16 20:36:42 | TOKYO SUSHI RADIO

猫の年に

2014年。今年の干支は「馬」だけど、
占星術に詳しい、その界隈ではそこそこ有名な
フランス在住のギリシャ系ロシア人天文学者である
ジョルジュ・ロマヌコフスキー氏の一説によると
どうやら今年は「猫」の年だそうな。

たぶん皆さんご存知だと思うけど、
昔むかし神様が決めた、1月1日の召集の日に
猫はねずみに騙されて、一日遅れでやってきて
十二支の中に入る事が出来なかった。
したがって「猫年」というのは干支の中にはありません。

でも、先に述べたロマヌコフスキー氏の説によれば、
13年周期で一回、しかもおよそ28日だけですが、
猫の年として数える事が出来るそうな。
(年というわりにはたった28日ですが・・・)

どんな天文学的理論かという事について書くと
それは長くなってしまうのでここでは省くけれど、
確かに「猫の年」というのがあれば、
それはそれで猫好きには何だか楽しいですね。

ちなみに今年の2月1日から月28日までが
「猫の年」にあたるそうです。
(ベトナムの干支では実際に猫の年が卯の代わりにあり、
ブルガリアなんかでは寅年の代わりに
猫年があります。WIKIPEDIA調べ)

従って1962年、1975年、1988年、2001年、
そして2014年の2月生まれの人の干支は「猫年」です。
「猫年生まれですニャー♪」なんてね、羨ましいですね。




AL STEWART / YEAR OF THE CAT

猫年と言えば、こんな素敵なアルバムがありました。
AL STEWARTの1976年発表のYEAR OF THE CAT
不思議な絵です。煙草も香水もコインも雑誌も、
化粧台の上のものすべてが猫だ。

 

 

 

 

 

 

鏡の前の女性は猫のコスチュームで、
何かしら企んでいるような・・・

 

 

 

もちろん、このAL STEWARTのアルバムYEAR OF THE CATは
僕も高校生の頃からの愛聴盤で、いまでも時々棚から
取り出しては聴いている。すべての曲が良いけれど、
やはりタイトル・ナンバーのYEAR OF THE CATは
POPS史上に残る名曲だと思う。
美しいピアノのイントロ、流麗なストリングスの調べ、
サックスやギターソロのインパクト・・・この「猫の年」を
聴いた事のない人は不幸です。


ところでCDの時代になって、こんなアルバムを見つけた。

AL STEWART / GREATEST HITS
2004年リリースのCDで、これはレコード時代には
リリースされていないはずだ。
もちろん、僕は見つけた時にすぐジャケット買いした。

 

 

YEAR OF THE CATのジャケットと同じ構図の絵だけど、
ずいぶん趣が違うね。たぶん、同じ人がアルバム用に
二枚書いた絵のうちのアウト・テイクかなんかだろう
と思うけれど、並べて見ると面白い。

 

 

左側のカレンダーの日付は12月31日。

 

 

 

そして時計の針は1月1日を迎えようとしている。

今度こそ十二支に入るべく、猫は準備万端整えてるってわけ
でしょうか・・・? AL STEWARTは他にもBEST盤CDが
出てるけどジャケットは断然こっちのほうが楽しい。


 

ちなみにアルバムYEAR OF THE CATは
KATE BUSHのファースト・アルバムTHE KICK INSIDE
(邦題:天使と子悪魔)と同じレコーディング・スタッフです。

つまり、元コックニー・レベルのドラマー、
スチュワート・エリオットとベースのジョージ・フォード、
キーボードのダンカン・マッケイや、
ストリングス・アレンジのアンドリュー・パウエルなど。
この時代のEMI傘下ABBY ROAD STUDIOWでの
レコーディング・セッションのメンツの演奏は最強だ。

 

COCKNEY REBEL / THE PSYCOMODO
コックニー・レベルのセカンド・アルバム(邦題:さかしま)
レコードでいうところのB面4曲、
CAVALIERS/BED IN THE CORNER/SLING IT!/TUMBLING DOWNは
ブリティッシュ・ロック史上に燦然と輝く珠曲揃いだ。

 

 

 


ALBERT KING / BORN UNDER THE BAD SIGN

関係ないけどアルバート・キングのアルバムも。

黒猫も海外のある地域では不吉の象徴とされているが、
日本では厄除けや商売繁盛の象徴とされています。
ところ変われば意味あいもまったく変わるって面白い。
でも黒猫って、人なつっこい性格の猫が多くて
くりっくりの目の黒猫はとても可愛いくて僕は好きだな。

CDの話なんだか猫の話なんだか、よくわからなく
なってきましたね。疲れたのでちょっとお茶にしましょう。

18th.JAN.2014


CDの話Ⅲ

2014-01-16 14:41:36 | TOKYO SUSHI RADIO
CDの話Ⅲ
 
オーストラリア人のロバートの話ではなくて・・・
えーっとCDの話の続きだ。

 
BRYAN FERRY / MAMOUNA
インナー・スリーヴにこんなイカした写真が。



 
 
 

ROXY MUSIC EARLY YEARS BEST
ROXY MUSICのアルバム・ジャケットはどれも秀逸だが、
こんな音的にはさして必要のない初期のベスト選曲も
アルバム・カバー欲しさに買ってしまうのだ。



 
 

ROXY MUSIC 再結成以降のライブ・アルバムのインナー。


CDジャケットは普段、オフィシャルな表のジャケットを
いつも目にしているので、裏ジャケやインナーの
写真やデザインを見てると、とても新鮮だ。






SERGE GAINSBURG



 
 
 
 


TOM WAITS / SMALL CHANGE




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

OTIS REDDING / VERY BEST




 
 
 
BOB WELCH / FRENCH KISS





 
 


ROBERT GORDON




 
 
 

同じくROBERT GORDONの裏ジャケット




 
 
 
MOTHERSTATION

ボーカルの、ちゃんねえのぱいおつがかいでーだ。




 
 

KILL BILL ORIGINAL SOUNDTRACK

ねっ、こうして見てると楽しいでしょ。
そして、その気になったり時間があったりすると
音楽を聴く事も出来るんだ。

そりゃあアナログ・レコードのジャケットで眺めたり、
7インチ・シングル盤とかは、もっと素敵だったりするけれど、
そんなもの集めてるとお金がいくらあっても足りません。

デカイし重いし、死んじまっても棺桶に入りきらないからね。
レコードのコレクトを辞めた僕の今のささやかな楽しみがこれだ。
しかし、こんな事をしていると
またそのうちにレコード収集熱が出たりするから要注意だ。



 


DIANA KRALL / GLAD RAG DOLL




 
 
 
 
歌もピアノも上手いし、ダンナはエルビス・コステロだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
STEELY DAN
 
 
 
 
 
 
 
 
MAYUMI ITUWA
 
 
ちょっと疲れたので、また今度に続く・・・かもしれない。

CDの話Ⅱ

2014-01-16 14:36:28 | TOKYO SUSHI RADIO
CDの話Ⅱ

最近は聴きたい音楽があるからCDを買うというのがあまりなくて、
CDショップへポスト・カードを買いに行くような感覚です。
要するにほとんどジャケット買いですね。
中身の音楽そのものは、まあどうでもいいや・・・的な。

いま中古のCDは、ことレギュラー盤に関しては
売値も買取価格も底値なんじゃないかな・・・
300円くらいから780円くらいの価格帯で良いのがたくさんある。
そこからセール期間とかになると10%~20パーセントの
割引があったりするので、これはとても買いやすい。

そんなわけで、ちょっと時間がある時なんかは
CDショップに立ち寄って音楽のジャンルに関係なく、
JAZZやSOULのコーナーをしげしげと眺めて、
それからROCKのコーナーへと、気に入ったアルバムの
ジャケットを見つけたら値段が安ければ買う。
どうしても気にいったのが見つからなければ音楽鑑賞用に
クラシックや邦楽なんかを買います。


家に戻りアルバムの写真やデザインなどのアートワークを楽しんで、
その気になれば音楽を聴く事も出来るんだ・・・
インナー・スリーブの写真がとても素敵だったり、
いろんな新しい発見があったりして楽しい。




KING CRIMSON / THE NIGHT WACTH
いまさら絶対に聴かないだろうけれど、
クリムゾンの1973年のアムステルダムでの二枚組ライブ。
完全にジャケット買いです。400円くらいだったかな。


 

 

JOHN HIATT / BRING THE FAMILY
これはレコード時代によく聴いた。RY COODERや
NICK LOWやJIM KELTNERと一緒に作ったアルバムで
内容はとても良い。でも、なぜかジャケットが
二種類あるんだ。僕が持ってたCDのジャケは
別の写真のもので、こっちのオリジナルの写真のほうが
断然面白い。そんなわけで新たに購入。240円だ。





PATTI SMITH 二枚組ベストのブックレットの中から、
とても素敵な写真だ。



 
 
 
 

SPRIT ENZ いかれ具合が素敵なジャケット。



 
 


 


でも中身の音は上質なPOP ROCKだ。
こいつは少々お高くて1250円もした。


 
 


 

HUMBLE PIE / STREET RATS
解散間際の1975年のラスト・アルバム。
こりゃあヒドイ・・・マリオット君は頑張ってはいるんだが、
バンド演奏はまとまりがなく、すべてにおいて空回りな
中途半端な印象を受ける。
でもジャケットは、なんだか好きだな。


 
 

 

裏ジャケットがこれ。
でもビートルズのカバー「DRIVE MY CAR」や
「WE CAN WORK IT OUT」はまあまあ聴ける。
聴ける曲が両方ともビートルズのカバーだってのも、
まあ・・・こりゃあ解散するしかないな。
でも240円の価値はあるな。

 
 
 

ところで最近一番気に入ってるCDはこれ。


DAVE STEWART / GREETINGS FROM THE GUTTER

EURYTHMICSやTOURISTはよく聴いたけど、
そういやDAVE STEWARTのソロって聴いた事がなかったな。
面白いデザインだな・・・と先日ジャケ買いして
あまり何の期待もなく聴いてみたら
こいつにはまったはまった。1994年のソロだけど、
SCARY MONSTERSの頃のDAVID BOWIEをポップに
したような音で、声もBOWIEにとても似てる。



 

インナーのデザインも気に入った。 400円。

ジャケ買いしていると、時々、こんな奇遇な素敵な
出会いもあるから楽しい。

 


 


抜群の音楽センスです。こいつは聴けます。

以前、アルバム・ジャケットのデザインについて
オーストラリア人のロバートという友人と語りあった事があるんだけど、
彼曰く、好きなジャケットはAC/DCのBACK IN BLACKと
METALLICAのBLACK ALBUMだとさ・・・

「両方とも真っ黒なジャケじゃないか!」と僕が言うと、
ロバートは「コークのラインを引く時にいいんだよ」ってさ。
「ああ!なるほどねっ!」そりゃあ便利だ。

なんてダメな僕らなんだ・・・
CDの話は続くかも知れない。