☆2011年3月9日。
「岡本太郎展」なるものを国立近代美術館にて鑑賞してきました。
この展示会を知ったのは先月、JR新宿駅のホームにて。
すごいですね。告知パネルの時点で充分に「爆発」しています。
☆国立近代美術館は地下鉄東西線の竹橋駅から徒歩ですぐのところにある。
すぐ近くには皇居があり、美術作品を鑑賞したあとは、
皇居を散策・・・というのもなかなかよいです。
美術館玄関正面前にて。
入り口横にガチャポンが数台設置されていました。
中身は岡本太郎氏のオブジェ作品のミニチュア全8種類。
☆時を遡ること41年も前の事。僕は 大阪万博での、どんなに飾られた世界中の
人気パビリオン群よりも 、この「太陽の塔」にいちばん心奪われた。
今は非公開になっているけれど、この中にも入った。
あの日の衝撃が今でも僕の心をずーっと捉えて離さない。
1970年当時の岡本太郎氏曰く・・・
「私の担当するテーマ館には、何か見る人の心の奥底に
グンとこたえてくる 根源の重みをうちすえたい。
作りもの、見せものの強烈な色・光・音に、 耳目がさらわれて、
存在としての人間が空しくなってしまっては意味がない 。
未来への夢に浮き上がってゆく近代主義に対決して、
ここだけはわれわれの底にひそむ無言で絶対的な充実感をつきつけるべきだ」
(原文まま)
☆そして氏の言葉以上に、作品群が語りかけてくる・・・否、
突き刺さってくると言うべきか・・・。
展示作品の内容は、もう観るしかないし、個々で感じるしかない。
氏の作品に触れるたびに、パックリと口を空けた自身の心の深層に
真っ逆さまに堕ちてゆく。
気をとりなおして、カフェテラスで一人でお茶を。
☆岡本太郎氏の作品群と対峙するのは、本当に疲れるのだ。