SUSHI ROCKS

「真音通信」(まおんつうしん)
写真と音楽。猫や鳥や草花、
時に酒に纏わるよもやま話など・・・。

SPADAU BALLET / TRUE

2014-01-24 14:46:30 | TOKYO SUSHI RADIO

SPADAU BALLET / TRUE

えーっと、SPADAU BALLETの話だね。
彼らの3枚目のアルバム、TRUEは1983年発表で、
タイトル・ナンバーのTRUEはシングル・カットされて
イギリスのチャートでNO.1を獲得した。日本でも結構流行って
当時は有線やラジオなんかでもよくかかっていた。
続く4枚目のアルバムPARADEは1984年の発表だ。
もう30年も前のことになるんだね・・・こいつは驚きだ。

「ニューロマンティック」という、何だかよくわからないけど、
そんなジャンルでDURAN DURANやCULTURE CLUBやABCなどと
共に語られる事が多く、それ系のルックスゆえ、
女の子たちから絶大な人気があったようなイメージの強い
SPADAU BALLETだけど、僕はそういったムーブメントには、
まるで興味はなかった。

でもTRUEは本当に良い曲で、アルバムも当時リアルタイムで
レコードを買った。PARADEも同じく発売当時、
すぐにリアルタイムでレコードで買ったと記憶している。


例えばTEARS FOR FEARSのEVERYBODY WANT TO RULE THE WORLD
なんかも、同じようにバンドのイメージというか、
ルックス等による、先入観とは全く違うところで、
本当に良い曲だよね。DURAN DURANなんかだったら
ORDINARY WORLDとか・・・

SPADAU BALLETって写真を見る限りは、わりとチャラい
感じのイメージがするんだけど、彼らのアルバムは
とても素晴らしい。TRUEもPAREDEも共に収録曲は全8曲。
全部の曲が過不足なくてちゃんと聴ける。
TRUEなんか、これがベスト盤なんじゃないのかな・・・
ってくらいに佳曲が並んでます。

そんな彼らのCDとカセット・テープが何故、我が家の
段ボール箱の中から突然出てきたのかは解らないけど、
懐かしいなと思って聴いてみたら、これが全然懐かしくない。

音楽がまったく古くなっていないんだ。
POPでちょっとSOULFULで、むしろいまどきのお洒落な音だ。
すごくUP TO DATEだね。たぶんマルーン5なんかを
20年くらい後に聴いてみたら、同じような印象を
受けるかも知れない。

いまどき流行りの音楽自体が、80年代の煌びやかな音を
路襲して拡大再生産しているってのもあるかと思うんだけど、
長い歳月に淘汰されても、生きている音って素晴らしい。

良い音楽ってそんなもんですね。

そんなわけで、ここのところおやすみや寝起きの音楽、
もっぱらのヘビー・ローテーションはSPADAU BALLETです。

そしてTRUEの歌詞の途中に、こんな素敵な粋なフレーズが。


♪WITH A THRILL IN MY HEAD, AND A PILL ON MY TONGUE.
DISSOLVE THE NARVES THAT HAVE JUST BEGUN.
LISTING TO MARVIN ALL NIGHT LONG.
THIS IS THE SOUND OF MY SOUL.♪

頭はゾクゾク・・・舌の上にはピルをのせて、
いらだちの初期症状を消そうとしている、
一晩中マーヴィン(マーヴィン・ゲイ)を聴きながらね。
これは・・・僕の魂が奏でる音だ。

I KNOW THIS MUCH IS TRUE.


いいと思うな。美意識高い感じだし、ナルシストで
ロマンチックだなと。こういった精神性が、ちゃんと歌の中に
反映されてて、美しい曲に仕上がっているしね。

そんなわけで、突然再会したSPADAU BALLTだったけれど、
ついでにDURAN DURANも書いてみよう!と、思いきや
今度は彼らのCDが見当たらない。何枚か持っているはずだけど。
やれやれ・・・本格的にホントに家の中の整理しないとね。

ストレス、ミーハー、古今東西、ROCK ALIVE・・・
このキーワードで何の事だか解ってしまう君は確実に
「オバフォー」です。もちろん、僕も解ります。


PS:先日のDJイベントで森高千里さんの
「私がオバさんになっても」をヒーセさん向けにかけたけれど、

♪私がオバさんになったら、あなたはオジさんよ。
かっこいいことばかりいっても お腹がでてくるのよ♪

この歌の最後のオチは、こんな歌詞だけど1992年、
この歌を書いた当時、森高千里は21歳で22年経った今でも
彼女はそんなに「オバさん」になってないな・・・
僕らはすっかり「オジさん」になってしまったというのに。


でも何とか頑張って僕らだって腹はそんなに出ていない!
なんたってROCK ALIVEだからね。いつまでも現役だ。
そこだけはこだわり続けておこう。LIKE A ROLLING STONE!
あ、次の話はDURAN DURANだったね。


アイドルを探せ

2014-01-24 14:43:08 | TOKYO SUSHI RADIO

アイドルを探せ

先日どうしても聴きたい音楽があったので、
CDでごったがえす我が部屋の中をあちこちと
探し廻ってみたものの、いったい何処へしまったのか、
結局どうにも見つからず・・・これはひっとして、
引越しの時以来、未開封のままになっている段ボールの
箱の中か・・・と思いたって、数箱を家宅捜査してみたら、
肝心な目当てのものはやはり出て来ず、その代わりに
思惑とはかなり違うブツが・・・
(まあ、その内容の詳細は、ここでは省略するけど)
差障りない事だけ書くと懐かしいCDやカセットが出てきた。

嬉し懐かし恥かしい早見優のカセット・テープだ。
こんなものを、後生大事にとっておいたとは。


そうあれは、忘れてたけど忘れもしない1983年のこと。
DAVID BOWIEはアルバムLET'S DANCEの世界的な
大ブレイクの勢いに乗ってSERIOUS MOONLIGHT TOURで
来日公演を大盛況のうちに敢行したが、時期を同じくして
その年の夏「夏色のナンシー」と「渚のライオン」の
大ヒットで世界中にワイハーな旋風を巻き起こしていたのが
早見優だ(彼女こそが元祖バイリンガル・アイドルだね)
ちなみに「ワイハー」とはハワイの事で、
イギリスのROCK BANDのあのWILDHEARTSの事ではないです。

京都/大阪/神戸と、その年のツアーを僕は観に行ったが、
どのステージも大盛況で、あれは生涯忘れられない
感動的な熱いライブだった。(あ、早見優のほうね)


彼女のデビュー曲は「急いで!初恋」そして5枚目のシングル
「夏色のナンシー」が大ブレイク。続く「渚のライオン」
「ラッキィ・リップス」「抱いてマイ・ラブ」
「誘惑光線クラッ!」あたりまでは、飛ぶ鳥を落とすような
勢いだった。この辺りのヒット曲もオバフォーな皆様なら
知っているかと思うけれど・・・。

早見優は、ついちょっと前にもテレビで観たけれど、
彼女はあんまり老けてなかったな。46~7歳くらいには
なっているんじゃないかなと思うんだけど。

 

こんなカセット・テープも出てきた・・・
伊藤智恵理。まあ、きっと皆さんはあまり知らないでしょぅ。
アイドル史上、最高傑作アルバムと呼ばれている彼女の
幻のデビュー・アルバムHELLO.
アルバムたった一枚と5枚のシングル盤で消えてしまったが、
彼女の天性の歌声は、いつまでも僕らの心に残っている。
80年代アイドルの中でも、一・二を争う抜群の歌唱力だ。

そう、どんなに時が流れても歌は永遠に残る。
THE SONG REMAIN THE SAMEなのだ。

(2000年代になって、CHIERI名義で突如アルバムを一枚だけ
リリースしたが、その後は何の音沙汰もない・・・
彼女は元気にしているのだろうか?1987年頃のデビューだから
今は42歳くらいになっているか・・・)

ちなみに、彼女のこのデビュー・アルバムHELLOのアナログ盤は
アイドル価格が値崩れした昨今でも一万円は下らないはずだ。
まあ、「だから何なんだ?」と言えば何でもないのですが。

 

 


僕は高岡早紀のアルバムは全部持っていた。
もちろん、顔と体型が好みだったのは確かだが、
意外に、彼女の歌も素晴らしかったのだ。

セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの関係の如く、
いい年した、おっさん達が15歳のあどけない少女を真剣に
プロデュースする・・・まあ、音楽的なおもちゃといいますか、
ソング・ライティングは加藤和彦さん。作詞は森雪之承とか。
コケティッシュ顔に、ロリータな声がピッタリはまって、
フレンチ・ポップの香り溢れるなかなかの名曲揃いです。

あどけない顔には不釣合いなあまりにも豊満過ぎる・・・
あ、止めとこ。話がどんどん違う方向へ行くね。
えーっと、今回そもそもの始まりから僕が探していたのは、
イタリアのイ・ムジチ合奏団が演奏する
「パッヘルベルのカノン」が入ったCDでした。

そして、今日書こうと思いたった話は、箱の中から
思いがけず出てきたSPADAU BALLETのCDと
カセット・テープの事についてだったのに・・・
なのに、ずいぶん軌道が逸れてアイドル達の話だけで
かなりの行数を使ってしまった。そして妙に疲れてしまった。




SPADAU BALLETの話はまた後ほど・・・書くかも知れない。


つくねとささみ

2014-01-24 14:38:53 | 日記

つくねとささみ

JR中野駅北口からアーケードを
真っ直ぐ歩いて中野ブロードウェイを越えて、
早稲田通りをの信号を渡った先に
新井薬師の商店街があり、そこから一本、
道を左に入ったところにほんの小さな、あまり目立たない
アクセサリー・ショップがポツンとある。

ほんとに小さな間口の店で、僕はとくにアクセサリーに
興味があるというわけではないけれど、
夜に時々その店の前を通って帰る。

店の名前さえ知らないけれど。

 

夜にその店の前を通ると、ガラスのショーケースの上で
時々猫が寝ている。

 

 

 

 

こんな猫と、

 

 

 

こんな猫。

 

時々、閉店した店の前を通る時間のタイミングが合うと
こうして起きてる姿も見れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまりに可愛いので勝手に名前をつけてやりました。
この猫の名前は「ささみ」

 

 

 

 

こちらの猫は「つくね」


まるで焼き鳥のような名前をつけてあげたが、
特に深い理由はなく、すぐ近くに焼き鳥屋さんがあって、
その時、僕のお腹がただ空いてただけだ。

つくねとささみが食べたかったんですね、きっと。

毎日、ここで寝ているというわけではなさそうで、
見にきたけれど、カラッポって事もあります。


仕事帰り、疲れた心と身体をほんの少し癒してくれる
ささやかな楽しみが「つくねとささみ」
もっと気の利いた名前をつけてやればよかったかも知れない
けれど、でも覚え易くていいですよね?
美味しそうだし・・・こんな事を書いてると、
なんだか焼き鳥が食べたくなってきた。

「皮とぼんじり塩で二本づつ、
ネギマはタレで二本!あと、なか追加お願いします~」