☆境港までは鳥取駅から米子駅へ出て、
そこから0番ホームにて境港行きの電車に乗り込む。
1番ホーム・・・2番ホーム・・・うむ?0番ホーム・・・?
暫し戸惑ったけれど、米子駅の0番ホームは1番ホームのずーっと先にありました。
(米子駅は通称「ねずみ男駅」なので霊番ホームだそうな・・・)
境港駅へは鬼太郎列車で行くのです。
これが0番ホームから出ている鬼太郎列車の「ねこ娘号」ですね。
僕が乗り込んだのは「ねずみ男号」でした。
ちなみに鬼太郎はもちろん、「目玉オヤジ号」もあります。
列車の中は天井もシートにも至るところゲゲゲ仕様でとても楽しい。
境港駅を出るとすぐに水木先生のこんなブロンズ像があった。
ちなみに境港駅の駅舎は港町らしく、屋根に灯台がついてて素敵ですよ。
こんな小さな寂れた港町にこれだけ多くの観光客を呼び込める事が出来る
水木しげる先生はやはり偉大ですね。
町の通りのあちこちにキャラが居て、細かいところにも目を離せない。
河童の三平。かわいいなぁ・・・・。
あずき洗いだ・・・これも堪らん。
散髪屋さんの玄関にもほらっ。
これは「水木しげる記念館」入口にある先生のブロンズ像。
記念館入口手前にも、こんなのが・・・排水溝のフタです。
記念館の一部は写真撮影が可能だ。
☆水木しげるロードから記念館や土産物屋さんなどを
ひと通り見て廻ったあと、港まで歩いて訪ねてみた。
思ったとおり、境港は寂れた感じで人けはあまりなく、
時の流れにやや置いてけぼりにされたかのような印象を受ける静かな港だった。
水木しげるロードのいちばんはずれあたりで、
ものすごく時代を感じさせるパチンコ屋さんがあったのには驚いた。
ネオン・サインなどはなく、壁面のデザインやロゴ文字を見る限り、
とても懐かしい気持ちになったので、多分70年代半ばか後半頃の建物で間違いないと思う・・・。
そして驚いた事にその店は営業してらっしゃるみたいでした(笑)
さすがに中へは入ってみなかったのだけど、
ひょっとして「ゼロ・ファイター」やら「マジック・カーペット」などの台があると
こりゃあビックリしますね。まさかそんなわけないですよね・・・。
夕方4時半頃。
この日の境港は曇り。時々雪・そしてほんの一瞬だけ日が差したりの天気。
さすがにこの時間になると山陰の町は冷えてきます。
☆日暮れまで境港で楽しく過ごし、米子駅へ戻りホテルにチェック・インする。
少し早いけど6時頃、ホテル近くの居酒屋で晩御飯代わりにビールを肴と飲む。
刺身盛り合わせやカニの天ぷら、ほたるイカの沖漬、〆に車エビ塩焼きを頂く。
やはり海鮮類はどれも新鮮ですこぶる美味しかったな。
☆そんなこんなで一泊目は宿無しで経費を抑えた分、
二日目の夜は、ちょっとだけささやかだけど山陰の酒と肴三昧だ。
さすがに夜はまだ早い時間だったけど、
すっかり眠くなったのでホテルの部屋へ戻ることにしよう。
居酒屋を出てホテルまでの道のりを歩いているうちにまた降り出した雪が
みるみるうちに積もってきて、さすがにこの地方の雪は
気合が入ってててあっと言う間に、 ホント、ほんの数分で
この小さな町を真っ白に変えてゆくんだ・・・。
これにて旅の二日目の夜も無事終了。
宿があって 暖かい寝る場所がある事の幸せをしみじみとかみしめ眠る米子の夜。
明日は早起きして、いよいよ出雲大社へ行くのさ。