SUSHI ROCKS

「真音通信」(まおんつうしん)
写真と音楽。猫や鳥や草花、
時に酒に纏わるよもやま話など・・・。

IQ80's リリース

2018-01-28 18:16:51 | TOKYO SUSHI RADIO

DJ-SUSHI's PICK UP & MUSHUP 80's MUSIC
NEW COMPILATION ALBUM COMING 28th JANUARY 2018

IQ 80's / LOW IQ HIGH ENERGY

 

☆日本全国の皆さんこんにちは。
いろいろご無沙汰しています。そしてお待たせしました。
ひさしぶりにNEWSです。音を届けます。
9ヵ月ぶりのリリース・アルバムは80年代のコンピです。
2017年の夏にプライベートで1988年の洋楽ヒット曲を
集めた「IQ88」というアルバムを作ってみたら、これが
なかなか楽しいアルバムに出来上がったので、ならば!
と思い立ったのが今回の「IQ80's」というわけ。
平均的な人の知能指数レベルは100だそうで、80だと
ちょっとおバカな部類に入りますかね。
そんな、ちょっと足りない感じの楽曲は80年代には
たくさんあって、しかも時代的にもバカっぼいほうが
ビデオ・クリップ映えするし、売りやすかったのかな。
レコード会社の担当ディレクターなども、楽曲の
邦題にアホみたいな面白いタイトルをつけてたり、
まあ、おもろいのを出せばそれなりに一発は売れたりする
良い時代だったのかも知れないな。もちろん、素晴らしい
楽曲もたくさんある。今回は市販の80年代コンピ・アルバムには
なかなか収録されていないものを敢えて選んでみた。
朝ごはんの目玉焼きを作る合間に、あるいはスパゲティを
茹でてる合間なんかに、楽しんで聴いて頂けると嬉しいです。

☆今回はアルバム・ジャケットの製作を
漫画家/イラストレーターの、若尾はるかさんにお願いしました。
アルバムの表・裏のかわいい「しろやぎさん」と「くろやぎさん」の
イラストは、このアルバムのためにわざわざ書き下ろして頂いたものです。
選曲の初期の段階で、アルバムに収録しようと決めていた
ストロベリー・スイッチブレードの「ふたりのイエスタディ」を
聴いていた時にふと、このしろやぎさんとくろやぎさんが頭の中を
よぎったのさ。ストロベリー・スイッチブレードのビデオ・クリップでも
二人の衣装は白と黒だった?
そう、確か水玉の白と黒だったと思う。そんな楽曲のイメージに
やぎさんたちは僕の心象の中で、ぴったりとマッチしたわけだ。
そんなわけで、若尾はるかさんにいきなりデザインをお願いして
快く受けて頂き、出来上がったアルバムデザインがこれ。

 

いままで僕がリリースしたアルバム史上
ジャケットがいちばんかわいい出来になってる。
そう、このアルバムは80年代を懐かしむものでもなく、
新鮮な音楽として、子供から大人まで幅広く楽しんで欲しいのだ。
僕としては、映画のサウンド・トラック盤CDみたいなものを意識して
作ってみた。そして選曲の基準はアホみたいな邦題がついてるやつ。
まあ、作っててとても楽しかったです。残念ながらここには収録が
もれてしまった曲も、良いのがたくさんあったな。
リアルにエイティーズを聴いて育った世代の皆さんには、
うれしはずかし懐かしく響くし、子供さんにも聴かせてやってくださいな。
ジャケットがかわいいので、小さなお子様にもきっと喜ばれます。
聴かずとも、アルバムを部屋に飾っておくと良いでしょう。

注:若尾はるかさん 
ねことも(秋水社) 実際にあった怖い話(大都社)など連載中
主な著書に「あずみマンマ・ミーア」「ねこまりょく」など他多数あり。

 

 


THE SONGS

Tr.1 HERMES HOUSE BAND+SUSHI / TARZAN BOY
エルメス・ハウス・バンド / ターザン・ボーイ(1985)

バルティモラの1985年のヒット曲/ターザン・ボーイのカバー。
2014年作品。TARZAN BOYをWEBで調べている時に偶然、
このカバー・バージョンをYOUTUBEで見つけてしまったのだ。
気にいったので彼らのCDを探してみたが売っていなかったゆえ、
そのままYOUTUBEから音をCD-Rにダビングして使った。
高音と低音の厚みがもの足りなかったので、
イントロ部分と曲の合間ところどころにDAFT PUNKなどの
リズム・トラックを被せて今風のEDMっぽい仕上がりに
して若い世代のリスナーを意識してみた。
80年代のトラックではないが、アルバムの冒頭曲としては
アップテンポであがるし楽しいし良いと思う。
とにかくこの歌は原曲が素晴らしいんだな。
80年代屈指の隠れ名曲だ。

 

Tr.2  FALCO +SUSHI / ROCK YOU AMADEUS
ファルコ+SUSHI / ロック・ユー・アマデウス(1984)

僕の担当ディレクターのALAN氏からROCK MEのタイプミスじゃね?
というご指摘を頂いたが、ここはROCK YOU AMADEUSなんです。
もちろん原題はROCK ME AMADEUS.しかし聴いて頂ければわかる。
これは渾身のマッシュ・アップなのだ。
そう!モーツァルトをロックさせるのだ。


Tr.3 PSEUDO ECHO / FUNKY TOWN 
スード・エコー / ファンキー・タウン(1985)

スード・エコーはオーストラリアのバンドで、
この曲は1986~1987年にかけて世界的にヒットした。
オリジナルは1979年のLIPS inc.のバージョンで
当時、ディスコなどでこのシングルは大ブレイクした。
リップス・インクのバージョンは初期テクノ・サウンドで
ピコ太郎のPPAPなんかのシンセ・サウンドもこの手法だ。
当時はあまり好きではなかったが、いま聴くと不思議に新鮮だ。
スード・エコーのカバー・バージョンは派手なロック・アレンジで
こちらも勢いがあって楽しい。残念ながら彼らは一発屋で終わって
しまったが・・・。


Tr.4  MADNESS / IN THE CITY 
マッドネス / シティ・イン・シティ(1981)

マッドネスの「シティ・イン・シティ」邦題はこれだ。
当時HONDAが新しく売り出した車の名前が「シティ」だった。
で、マッドネス御本人たちも日本のCMに出演して、
その映像がバカ受けした。よって日本ではこの曲は
「シティ・イン・シティ」として知られてる。
かく言う僕もIN THE CITYというタイトルだった事を知ったのは
つい最近だ。イントロのドラムのリフがカッコイイので
CDをループさせてオリジナルより長くしてます。


Tr.5  BANANARAMA / LOVE IS THE FIRST DEGREE
バナナラマ / 第一級恋愛罪(1987)

1987年。80年代の後半あたりになると、
ダンス・チューンもかなりユーロ・ビート系の派手なのが
主流になってきて、カイリー・ミノーグ、シナータ、
デビー・ギブソン、リック・アストリーなんかが台頭してくる。
黄金のバブル期とシンクロして、楽曲もゴージャスかつ
おバカさ具合がヒート・アップして、この頃の邦題は
かなり軽薄なおもしろチャラいのが多い。
まあ、これが80'sの魅力でもあるわけだか。
バナナラマは好きな曲が結構あるけれど、この曲は邦題で選んだ。
シュープリームス、スリー・ディグリーズ、
キャンディーズ、バナナラマ・・・女は三人まででいいよ。


Tr.6  G.I.ORANGE / PSYCHIC MAGIC
G.I.オレンジ / サイキック・マジック(1985)

夕やけニャンニャンのテーマ曲だったんだ。
そんなわけで、この曲はオリコン・チャートで通算5週1位を獲得。
ほぼ日本でしか知られていないのではないかな?
ニュー・ロマンティック的ないでたちで、
当時の中・高校生女子たちにかなり人気があった。
色物的な扱いをされていたが、この「サイキック・マジック」は
楽曲の出来としてかなり良い曲だと思う。
DU-PLEXの日本語カバー・バージョンもあります。


Tr.7  KID CREOLE & COCONUTS / DON'T TAKE MY COCONUTS
キッド・クレオール&ココナッツ / DON,DON,ココナッツ(1983)

「ドンドン・ココナッツ」という邦題にシビレました。
サントリーのウイスキーCMだったっけ?
CMでのアホみたいな映像が強烈でした。
ありそうで、なかった妙にトロピカルでセンスの良いサウンド。
女性コーラスを従えた彼らのおもしろチャラいバンド・スタイルは、
後のシュー・クリームスという女性コーラスを含めた、
米・米クラブなどに多大な影響を与えている。


Tr.8  APOLONIA 6 / SEX SHOOTER
アポロニア6 / SEX,シューター(1984)

PRINCEのアルバム「PURPLE RAIN」を買って映画を観て、
それからこの映画の中で歌ってたAPOLONIA 6の
シングル盤「SEX,シューター」も買った。
1984年の事だから24歳くらいだったかな・・・
80年代中期のプリンスにはかなりはまった。
この曲もシンセの使い方が面白いし、相変わらず密室っぽい
打ち込みのダンス・ナンバーが妙に気持ちいい。

 

Tr.9  THE MOTELS / SHAME
モーテルズ / うれしはずかしシェイム・オン(1985)

まずタイトルがいいね。
この口に出すのが恥ずかしい邦題タイトルが80'sの醍醐味。
原題は「SHAME」非常に分かり易いシンプルなタイトルだ。
ならば邦題も分り易く「シェイム」でよいものを
わざわざ「うれしはずかしシェイム・オン」と長い字数の
タイトルを付けて国内リリースするところに、当時の担当
ディレクター氏の苦労のあとが伺える。うむ、こっちがはずかしだよ。
なるほど、モーテルズの新曲は確かに良い曲だ。しかしながら日本で
シングル・ヒットするかと言えば、ちょっと地味な印象がある。
曲調がどうも日本人向けじゃないんだな。サウンドが生真面目
すぎるのかも知れない。そんなこんなで、一発売るために
関係各位たちには、いろんな思惑と大人の事情があったんだろな。
僕はこの曲が大好きです。埋もれたままにするには忍びない。

 

Tr.10  HAIRCUT ONE HUNDRED / FAVORITE SHIRTS
ヘアカット100 / 好き好きシャーツ(1981)

僕はこのバンドについては、ほとんど何も知らない。
あまり興味もない。ただしこの楽曲は素晴らしいな。
またしても邦題がいい。この意味の解りにくい邦題の
軽薄だけど、なんとなくキヤッチーそうなフィーリングに
相反する、割と本気なファンク・サウンド。
パーカッションとサックスが本気汁全開なのだ。
なんだかよくわかんないけれど、なんとなく良いのだ。
メンバーのルックスともあいまって、当時はまあまあ日本でも
売れたね。こういう一発屋なのに楽曲だけは永久に残るのも
80'sの魅力であるね。


Tr.11  PAT BENATAR / HIT ME WITH YOUR BEST SHOT
パット・ベネター/ 強気で愛して(1980)

またしても素晴らしい邦題。
楽曲も素晴らしい。90年代になっても、2000年代になっても
映画でフィーチャーされたり、カバーされたり、
やはりオリジナルの楽曲が優れてるんだ。


Tr.12 BALTIMORA / TARZAN BOY
バルティモラ / ターザン・ボーイ(1985)

一曲目収録のTARZAN BOY.これがオリジナル・バージョン。
すごく良い歌だ。見事なる一発屋だけど楽曲は永遠に残る。
楽しいけど、どことなく哀愁を帯びた歌メロ。
80年代って感じのバック・トラック。時の流れに埋もれて
しまうには、もったいない楽曲だ。


Tr.13  STRAWBERRY SWITCHBLADE / SINCE YESTERDAY
ストロベリー・スィッチブレイド / ふたりのイエスタディ(1984)

このアルバムのジャケット・イラストの元イメージが
この歌だ。映画のサウンド・トラックみたく、
ラスト・シーンでしろやぎさんとくろやぎさんが、
トロッコに乗って二人で漕ぎながら丘をくだってゆく・・・
そんなシーンのうしろでこの歌が流れてフェイドアウトしてゆく。
ほのぼのとした二人にぴったりの曲だ。


Tr.14  BANGLES / IN YOUR ROOM
バングルズ / 恋の手ほどき(1988)

IN YOUR ROOMという原題に「恋の手ほどき」という邦題が
これまた素晴らしい。ほほう、あなたのお部屋で恋の手ほどきね、
こりゃあ素敵だ。スザンナ・ホフスのボーカルが素晴らしいね。
楽曲の後半で、ちょっとビートルズっぽいサイケな雰囲気もあって
なかなかよく出来た楽曲だと思います。
バングルズにはプリンスが手掛けた「マニック・マンディ」や
「エターナル・フレイム」などの人気曲もあるけれど、
ここではあえて他の80'sコンピ・アルバムなどと楽曲が被らない
ように、この曲を選んでみた。


Tr.15  PRINCE / STARFISH AND COFFEE
プリンス / スターフイッシュ・アンド・コーヒー(1987)

PRINCEのアルバム「SIGN 'O THE TIMES」に収録。
さりげなくカッコイイね。IQ80じゃなくて、かなり高い感じね。
アルバム「サイン・オア゛・ザ・タイムス」では、この曲と
SLOW LOVEという曲が繋がってて、そのチル・アウト感が抜群に
かっこいい。この歌をここに入れる事によって、このアルバムの
後の流れがぐっと良くなるわけです。


Tr.16  PSYCHEDELIC FURS / PRETTY IN PINK
サイケデリック・ファーズ / プリティ・イン・ピンク(1986)

PSYCHEDELIC FURSやSIMPLE MINDSのDON'T YOUなんかは、
ゴシック好きな人たちにもわりと人気があるかな?
ボーカル・スタイルがそれっぽいもんな。
PRETTY IN PINKは同名の映画にも使われて、
そのタイトル・チューンだ。そんなわけで、ここでのバージョンは
彼ら自身が再録音した1986年のテイク。


Tr.17  STEVIE NICKS / STAND BACK
スティーヴィー・ニックス / スタンド・バック(1983)

80年代を代表する名曲だが、市販のコンピCDには
この曲はおそらく入っていない・・・というか、
僕は入っているのを見た事がない。たぶん権利関係で
コンピに収録するのをOKしないのかな。
そんなわけで選曲の初期段階で、この曲の収録は早々と
決めた。フリートウッド・マック時代の可愛いい
スティーヴィーのイメージとは、かけ離れたクールな歌声。
この曲はROD STEWARTもカバーしてて、それもいい。


Tr.18  ARROW-SUSHI / HOT HOT BIRTHDAY(1980)
アロー+SUSHI / ホット・ホット・バースディ

アルバムのラストはTr.17のSTAND BACKで、
この曲はいわゆるボーナス・トラックです。
ARROWのHOT HOT HOTという曲にスティービー・ワンダーの
HAPPY BIRTHDAYを乗っけてHOT HOT BIRTHDAYという曲にした。
楽しい歌なので、お友達の誕生日パーティーなどで、
ケーキを出すタイミングでこの曲を使ったりしてくれると嬉しい。
盛り上がります。酒が進みます。お勧めします。

ご清聴ありがとう。
楽しんでください。

MORE INFO: facebook  YASUSHI OKANO / DJ-SUSHI