SUSHI ROCKS

「真音通信」(まおんつうしん)
写真と音楽。猫や鳥や草花、
時に酒に纏わるよもやま話など・・・。

大船観世音

2012-02-23 09:07:44 | 旅行


☆JR新宿駅から湘南新宿ラインに乗って、
横浜駅を過ぎ、カタコト・カタコト電車に揺られて
暫くすれば大船駅に着く。

大船駅から鎌倉駅まではあと二つ・・・。

 

 

大船観世音。



☆大船駅を出るとすぐに、この像が電車の中からでもはっきり見える。
以前からずいぶん気になってたんだけど、一昨日初めて
大船観音寺を訪ねてみた。

その前に横須賀で、軍港めぐりという船で港をクルーズして
アメリカ海軍のイージス艦や、自衛隊の潜水艦などを観たあとに
この観音様を目の当たりにしてしまったので、
僕はすっかり言葉を失くしてしまった。

 

冬の日の夕暮れ時の大船観音寺は、とても静かで、訪れる人も少なく、
時おり風が吹いて観音像の周りに植えられた桜の木の枝が
カサカサと小さな音をたてるだけ・・・・。

ここでは、とてもゆっくりとした時間が流れる。

 

 

 

 

真正面から向き合う。
動けない・・・暫くはこの場所から動けなくなってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



原爆の火の塔。

この塔の存在が意味するところは皆さんも知るとおり。

 

 

 

 

 

圧倒的存在感を持つ大船観音と同じく、
この小さな火も圧倒的存在感を持って、
此処で平和の祈りをこめて絶え間なく、燃え続けている。

 

☆長い時間、僕はここで、この火を眺めたてた。
いろんな複雑な思いが、巡り巡る。
あと一月ほどすれば、大船観音像の周りの桜も花が咲くのでしょうね。


光と影の歌

2012-02-19 18:37:47 | 旅行
 
☆サムエル・コッキング苑で園内いっぱいに咲いた
チューリップを鑑賞し、猫たちと戯れてビールを飲んで一休み。
さすがに早起きしてやって来たからか、
まだ午前中だというのに もはやお腹が空いてきた。

展望台から岩屋へと続く参道を高台まで登っていくと、
テラス付の食堂がたくさん並んでいる。



☆まだ午前11時を過ぎたばかりの時間で、今日は食堂も僕が一番乗り。
入口から真っ直ぐに、店内いちばん奥の引戸を開けて
海の見下ろせるテラス席へ。



 
 
 

江の島ビールと釜揚げシラス丼を注文した。




 



 
 
食堂のテラスからは、こんなふうに湘南の海が見渡せます。



☆下を見下ろすと波が打ち寄せる岩場が見え、
釣り人や、静かに海を眺めているカップルなどが遠くに見える。
時おり空高く舞い上がったトンビが青い空に
弧を描いて、そしてゆっくりと舞い降りてくる。
とても静かで、穏やかに晴れた冬の江の島は本当に暖かい。
今が2月の真ん中だとは、とても思えないくらいに。

こんな場所でぼんやりと海を眺めてる。
太陽の光がビールを注いだグラスに綺麗な影絵を描いてくれた。


 
  
グラスの内側に付いた泡が綺麗な模様に変わる。
ふちの部分の影がまるで五線紙のようだね。


☆光と影が歌を奏でて、僕はとてもいい気分になれた。
ここは風の歌だって聴こえてくる・・・・。




 
 
大好きな釜揚げシラス丼。
三杯酢をちょいとかけて召し上がる。
美味しいよ。


☆昔、僕もまだ若かりし頃、 会社務めをしていた時には、
お昼休みの時間は もちろん一時間で、混雑した食堂や喫茶店などで
見知らぬ人と相席になって狭苦しく、慌しく食べてたなあ・・・

あるいはお金があまりない時などは、パンなどを買って、
近所の公園で食べた。
何も食べないなんて時も結構多々あったっけ・・・。
なんだか、そんな時代も妙に懐かしく、悪くもなかった気がする。

過ぎてしまえば、たいていの事はそんなふうに思えるな・・・。

 
♪君は二杯目だよね、コーヒーカップに
角砂糖をひとつだったね
捨てて来てしまった わずらわしさだけを
くるくるかきまわして
通りすぎた 夏の匂い
想い出して 懐かしいね
襟裳の春は 何もない春です♪

(森進一/襟裳岬 作詞:岡本おさみ 作曲:吉田拓郎)


☆江の島の春は、チューリップと猫です。
そして釜揚げシラス丼と、抜けるような青い空と海が待ってます。

猫の島から再び

2012-02-19 17:34:22 | 旅行


☆江の島は猫島です。
あちらこちらにたくさんの猫が居て、猫好きにはたまらないですよ。

 

 

Sea Candleのすぐ横にカフェがあって、僕はいつもここでビールを飲む。

 

 

 

 

午前10時。開店の時間だ。
店長~店長~・・・ってね、いくら呼んでもまるで起きない。

 


 

 

開店時間とっくに過ぎてるけけど・・・もう、このまま寝かせておこう。

 

 

 

 

玄関マットの上がホカホカで暖かい・・・でもみんな通れない。

 

 

 

 

 

カフェ・テラスにもう一匹やってきた。

 

 

 

 

ごろんころん・・・やりたい放題だ。

 

 

 

 

いつもの猫さんもやってきた。

 

 

 

 

 

こちらもポカポカ陽気で、すっかり春で。

 

 

 

 

 

肉きゅう~

 

☆江の島でチューリップを観て、猫と遊んで、海を見て・・・
さてそろそろお腹が空いてきたのでお昼にしよう。
もちろん江の島で食べるのは「釜揚げシラス丼」だ。
ここは生シラスが名物だけど、これは人それぞれ好みだよね。

僕は生シラスは無理。シラスに限らずウニやイクラなんかもダメで。
食べれない・・・タコも好きだけど、生は無理だな。
カキはフライなら何とか食べれるがそんなに好きではない。

刺身や寿司などは好きなんだけど、光りものや貝類はまるでだめだな。

以前、生シラス丼を食べてみたが、やはり無理だった。
いわゆる魚介類の高級食材なるものは、まるでダメです。

うん。そんなわけで釜揚げシラス丼食べます。  続きます。


江の島から春の便りを

2012-02-18 08:22:41 | 日記


☆寒いですね。
昨夜は東京でも夜中にふわふわと雪が舞っていた様子で、
今朝起きて窓の外を見れば、屋根の上にうっすらと雪が積もっていました。

今週あたりはまた日本全国、真冬日が続くそうな・・・
でも、そんな寒い東京を尻目に昨日は江の島まで春を満喫しに行ってきた。

☆朝の新宿駅、6時40分発の湘南新宿ラインで鎌倉駅についたのが8時前。
朝ごはんを駅前のカフェで食べて江の島電鉄で真っ直ぐ江の島へ。



さすがにいつもは、たくさんの人が行き交うこの橋も、冬の朝9時前はひっそりしている。

 

☆今日の目的は江の島の一番高い場所にある「サムエル・コッキング苑」のチューリップ。

チューリップといえば、早咲きは3月下旬から4月の中頃、
普通咲きで4月中旬から5月ぐらい、遅咲きは4月下旬から
同じく5月頃までを目安に花が開くらしいけど、
ここのチューリップは、もうすっかり咲いているという・・・。

開園時間は9時。なので今日はたぶん僕が一番乗りだ(笑)

 

と、思いきやチケット売り場ですでに並んでいる猫が居た。
早いね・・・地元の猫さんは。


☆江の島は冬の間も、結構ポカポカ陽気で春のような暖かさがあるそうな。

チューリップは温度を敏感に感じ取る性質を持っているらしく、
それを逆手にとって 球根の頃に、低温の環境で保存すれば、
季節を勘違いして、数ヶ月開花時期をずらすこともできるとか・・・
ふむ・・・冷蔵庫で育てるというわけですね。

 

 

 

ほらっ!サムエル・コッキング苑はもうすっかり春だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆園内一面チューリップだ。 
そして本当にここは暖かい。2月半ばとは思えないくらいの陽気だ。
10時になって、キャンドル・タワー横のカフェが開いたのでビールを買って
店内ではなくて、表のテラスで飲んだ。僕はいつもここでビールを飲む。

 

 

 

2月に外で平気でビールが飲めるという・・・何とも素敵な。
全然寒くなかったですよ。写真で観ると春を通り越して「夏」ですね。

 

 

 

 

 

カフェの入口で開店時間過ぎても、店長ずーっと居眠りしてるし。
通れないし・・・・

 

☆実はこの猫さんがこの店の店長。
カウンターの横に写真が貼ってあって店長って書いてあります。
江の島は本当にいつ来ても、時間がゆっくりと過ぎる素敵なところです。
こんなのんびりした光景は、なかなか都内では味わえない。


井の頭自然文化園

2012-02-17 04:52:16 | 日記


☆2月15日(水曜日) 
今日は遠足気分で井の頭自然文化園へ遊びに行ってきた。

 

ゾウ舎(ゾウのはな子が居る)の横に温室園があって、
冬の寒い日は、ここで熱帯植物などを眺めてるのも楽しい。

 

 

 

 

 

マユハケオモト・ヒガンバナ科だそうです。

 

 

 

 

 

ハイビスカス

 

 

 

 

何だっけ・・・いろんな珍しい草花がたくさんある。

 

 

 

 

 

☆ここ自然文化園はコンパクトにまとまっているので
近場でちょっと大人の遠足気分で行くと楽しいです。
普段は家族連れで子供も多く、結構賑やかだけど、
冬の平日、今日のような2月半ばの寒い日は閑散としてて、
ぼんやりとサルの群れを眺めていると、妙に落ち着いた気持ちになる。
ただし、やはりやや寒いですが・・・。

 

 

 

 



リス園の中はちょこまかちょこまかと動きまわるリスを追っかけるので
結構忙しいな。

 

 

 

 

 

 

☆午前中から、ゾウのはな子を眺め、温室園で暫し身体を温め、
サルをぼんやり眺め、リスと戯れ・・・

 

 

 

大人の遠足のはずが、子供の頃と変わらず水生物には、
心惹かれてしまう・・・昔はイモリやカエルを手づかみで捕らえてたもんな。

 

☆さて今日は2月17日(金曜日) ちょっと早起きしたので、
ちょっくら江の島まで行ってきます。


三十三間堂

2012-02-15 09:15:36 | 旅行


☆2月11日・快晴。
大阪~伊勢と廻った翌日の朝、新大阪駅へと向かう地下鉄の中で、
ふと思い立って帰りに京都に立ち寄ってみることにした。

地下鉄淀屋橋で降り、京阪電車で七条駅にて下車、
そこから徒歩で蓮華王院(三十三間堂/国宝)を訪ねてきた。

 

 

京阪七条駅からなら、徒歩でもすぐに着く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろから観た本堂。

 

 

 

 

 

こちらが参拝入口。ここからは写真は、もう撮れません。

 

☆本堂の中へは靴を脱いで入る。長さ120メートルの本堂の中には、
左右に各500体の「十一面千手千眼観世音」(重文)
真ん中に「中尊」(国宝)
両端のひときわ高い雲座に、それぞれ「風神」と「雷神」(国宝)
そして観音像と中尊の四方に28体の仏像(国宝) 

などと、こんな事を書いてても空しくなってしまいますね。
これはもう、行って「観る」しかないです。
もちろん写真撮影は出来ないけれど、
そもそも写真に収まるスケールでもないし・・・
なんせ1001体の観音像と28の仏像と風神・雷神ですから。

観音像には、必ず会いたい人に似た像があるとも伝えられています。
是非とも行って観て、探して見つけてきてください。

 

 

実際に目で観ると本当に大きい。
朝早めの時間に訪たので、人出もまだ少なくてゆっくり楽しめた。

 

 

 

京都の夏は暑く、冬は実質的な気温よりも、
吹き抜けてくる風でとても寒い。
でも境内に咲いていた花は、はんなりと春が近い色をしていましたよ。

☆前回、大阪を訪ねた時は大阪城から豊国神社、そして今回は平清盛ゆかりの
三十三間堂・・・そろそろ点と点が結ばれてきた。
さて、ここから何処へ行きますか・・・。


伊勢路をゆく

2012-02-14 19:11:14 | 旅行


☆2月10日。太陽の塔を観た翌日、
朝早く起きて、近鉄電車で伊勢まで行ってきた。
こちらは、小学校六年生の修学旅行以来、41年ぶりの参詣だ。

長い長い幻のような歳月が風のように流れたが、
41年後の「大人の修学旅行」というわけだ。

 

外宮入口の最初の鳥居。

近鉄/上本町駅から伊勢神宮の外宮のある伊勢市駅までは
特急電車で1時間46分で着く。
江戸時代、伊勢におかげ参りをするのがブームになった時、
日本中から、ここへ皆徒歩で、あるいは馬でやってきたのだ。
何日も何日も歩いて伊勢へお参りする・・・・その当時の人々の、
ようやく伊勢へ辿り着いた時の喜びは僕たちにははかり知れないだろう。

 

 

今回の旅は一日だけの日帰りの旅なので、メインの処だけ廻ることにする。

伊勢新宮は外宮・内宮はもちろん、月夜見宮・倭姫宮・
月読宮・・・などなど観て廻る場所が多いので、 一日ではとても無理だ。

今回は次に来る時のための下見という事にしてサビだけ。
次は朝から来て旅館で一泊し、温泉などにつかり
美味いものでも食って翌日、早朝から廻るという段取りなのです。

 

 

外宮から内宮まではバスで15分ほどで行ける。
まずはおかげ横丁で一休みだ。

 

 

 

愛らしい猫が迎えてくれる。
歩き疲れたら甘い食べ物も美味しいね。

 

 

 

 

こんなかわいいオブジェも。

 

 

 

 

 

これは宝くじ売り場の前に鎮座していた「福かえる」
買った宝くじをかえる様の背中に乗せてお願いすると、ご利益があるそうな・・・。
「お伊勢詣でて福もち帰る」ですと。
なんとなく、縁起が良さげですね。

 

 

 

 

名物「伊勢うどん」
モチモチの極太うどんに、真っ黒なたまり醤油出汁がからんで、
僕は初めて食べましたが、見た目よりマイルドな出汁で
ほんのりとした甘さもあって美味いです。

 

 

 

 

「おはらい町」を通って、もうすぐ天照大御神が鎮座する内宮だ。

 

 

 

 

 

ここからが、いよいよ内宮への入口だ。

 

 

 

 

 

五十鈴川に架かる宇治橋を清清しい気持ちで渡る。

 

 

 

 

 

帰る時間がそろそろちかづいてきた・・・

 

 

 

 

気高い気品に満ち溢れています。
また、次来るときに・・・。

☆41年ぶりに訪ね、名残り惜しい伊勢の旅だけど
今日はもう時間がない。外宮の豊受大神宮と内宮の皇大神宮に
「また来させて頂きます」と、

二拝・二拍手・一拝。

そうして「お伊勢参りの旅は、いつの日にかまた続く」


太陽の塔

2012-02-14 11:52:23 | 旅行


☆2月10日。大阪万博記念公園へ行く。
新幹線、新大阪駅で降りて地下鉄にて千里中央駅へ。
そこから大阪モノレールに乗り換えて、万博記念公園で降り改札口を出ると、
万博記念公園の入場口まではすぐだ。
ゲートをくぐると真正面にまず、太陽の塔が待ち構えていた。




1970年の大阪万国博覧会を、小学校六年生の時に観に来て以来、
41年ぶりにこの地へやってきた。



☆本当の事を正確に言うと1983年の七月に僕は、万博記念公園へ一度来ている。
デビッド・ボウィのシリアス・ムーンライト・ツアーをここで観たんだ。
ただ、その時は太陽の塔には会っていない・・・その頃、僕は23歳で
少年時代の憧憬などすっかり忘れ、
太陽の塔よりもデビッド・ボウィに夢中だったのだ。

もちろん、今でもデビッド・ボウィは好きだが・・・。
とにかく、今回はこいつに会いにここまで来たんだ。

 

 

 

この変わらぬ存在感。
この塔は1970年の3月以来、ずーっとここに聳え続けている。
正面、真ん中が「現在の太陽」 / 頂上の金色の顔が「未来の太陽」

 

 

 

 

高さ70メートル/基底部分直径20メートル・・・
背面の顔は「黒い太陽」(過去の太陽)

 


☆太陽の塔をデザインした岡本太郎氏は1911年の生まれで
2011年の昨年が、ちょうど生誕100周年だった。
それを記念して昨年の三月八日から「岡本太郎展」なるものが東京で 開催された。
僕は9日に、その展示会を観にいったわけだが、
そこでとても深い感銘を受けた。言葉には出来ない、 衝撃的な絵画やオブジェの数々、
そして何よりも氏のデザインの根底にあった、
まさに血の沸くような熱く潔らかな、深いコンセプトに心を打たれた。

「何だ、これは!!」 有名な氏の言葉だが・・・



☆1970年の大阪万博の時に観た太陽の塔・・・
僕も「何だ、これは!!」と思った。そして一発であれに惹かれた。
とても残念な事だが、僕よりも五つくらい歳が下の子供たちだと
1970年の記憶があまりないかも知れないな・・・
それより下の歳なら万博そのものを知らないだろう。

かく言う僕もあと50年も経てば102歳になるわけで、
もちろん生きてなんかいないだろうし、大阪万博を知っている人たちも
ほとんど居なくなるだろう・・・

もし、太陽の塔がその時代まで壊されずに存在するのなら
その時代の人たちから見れば、まさに「何だ、これは!!」だな。

 

☆以下、岡本太郎氏の万博の太陽の塔についてのコメントを抜粋させて頂く。

「私の担当するテーマ館には、何か見る人の心の奥底に
グンとこたえてくる根源の重みをうちすえたい。
作りもの、見せものの強烈な色・光・音に、耳目がさらわれて、
存在としての人間が空しくなってしまっては意味がない。
未来への夢が浮き上がってゆく近代主義に「対決」して、
ここだけはわれわれの底にひそむ無言で絶対的な充実感をつきつけるべきだ。」

 


 

通路にあったガラス窓に写った太陽の塔。

☆とにかく前から観ても、後ろから観ても、その存在感にはため息が出る。
本当は、この塔の中がこれまた劇的に凄かったんだ・・・。
10歳の時に観た、塔の中の光景は一生忘れられない。

地球の誕生から、太古の昔、過去・現在・未来へと続く「命の木」を中心に
壮大なスケールの、氏のコンセプトがそこにあった。

残念ながら、僕がそういった氏のコンセプトを
本当にちゃんと理解出来るようになったのは、ずいぶん長い歳月が過ぎた後のことだった。

 

 

記念公園内で撮った一枚。

 

 

 

 

EXPOパビリオンという展示ルームの中に、
当時のお祭り広場のミニ・チュアが飾られていた。

 

☆1970年の万博当時、太陽の塔はこのように、
天井を突き抜けて、空に向かって聳えていたんだ。
このとてつもなく大きな違和感と、なのに不思議と調和している圧倒的存在感。
20世紀少年たちの多くが、この圧倒的存在感に惹かれたのだった。

ずーっと変わらずこの場所にあって欲しいと切に願う。
そして大阪へ帰ってきたときには、時々はこいつに会いにこようと思う。
そうだった・・・此処が僕のもう一つの原風景だ。


久しぶりの浅草

2012-02-04 23:03:20 | 日記


☆2月1日、深大寺から浅草へ。
午前中を調布の神代植物公園と深大寺で過ごし、
午後からは急に思い立って久しぶりに浅草へ遊びに行ってきました。

この町は15年ほど前、大阪から東京へ出てきて間もない頃に
遊びにきてとても気に入った町です。
なんと言うか・・・日本全国、いや世界中から訪れる観光客で
毎日溢れているんだけど、路地裏へ一本入ったとたんに昔ながらの東京の
下町風情を感じさせてくれる場所です。
大阪だと、四天王寺界隈から一本裏筋へ入ったあたり・・・
賑わう観光客を尻目に、そこはかとなく昔なからのディープな香りが漂っています。

 

 

あいや~待たれぃ~♪みたいな。
江戸の風情と最新のスカイ・ツリーが並ぶ町並。
浅草からはどこの場所に居てもスカイ・ツリーが観れます。

 

 

雷門をくぐった日暮れの仲見世が好きです。

 

 

 

すっかり陽が暮れた、冬の寒い仲見世は閑散としてて、これもなかなかに良い。

 

 

 

 

先ほどの「あいや~待たれぃ~」の通りも陽が暮れるとまた違った雰囲気を醸し出す。

 

 

 

 

雑踏の中に突如現れる二尊観音。後ろから。

 

 

 

昼間に観るとこんな感じです。

 

 

 

 

寒さをこらえ、夕暮れ時まで待ってみた・・・。

 

 

 

 

A PAIR OF BUDDHA 英語で表記すると、なんだか平べったくなってしまうね。

 

 

 

 

 

こちらがペア・ブッダの右側のもう一体。

 

 

 

 

 

日本最古のバー「神谷バー」入口にて。
その歴史は明治13年頃から始まってるというから驚きだ。

 

☆東武鉄道「浅草」駅前の吾妻橋は有名な観光スポットで、いつも賑わっているが、
夕暮れ時のこの場所から観る浅草の町並はまた格別なのです。

 

 

アサヒ・ビールのこの不思議な形をしたオブジェをデザインした人は
きっとこの夕日に照らされて黄金色に輝くオブジェを眺めほくそえんでいるのでしょうね・・・
昼間に観た時の印象とはまた違った雰囲気を醸し出す・・・
まったくもって「してやったり」なオブジェだと思う。

 

 

 

こちらは吾妻橋から観た、神谷バーのある交差点側の写真。

 

 

 

 

吾妻橋から観たスカイツリーの反対側。こちらも夕暮れ時には一層映える。

 

 

 

 

町の名前は浅草(あさくさ) でもって寺の名前は浅草寺(せんそうじ)
深大寺(じんだいじ)なんかもそうなんだけど、
昔ながらの歴史ある町や建立物はよみ名が難しい。
こうして東京の由緒ある町を訪ねる度に勉強不足をひしひしと感じます。

深いですね。この日本という小さな島国でも。
江戸時代の人が、(例えば、それは浦島太郎でも良いが・・・)
タイム・スリップして現在の東京へやって来た時にスカイ・ツリーを眺め何を思うでしょうかね?


御札を頂に深大寺へ

2012-02-02 11:46:56 | 日記


☆2月1日。
ちょっと思うところあって深大寺まで御札と御守りを頂きに行ってきた。

中野駅から中央線に乗って吉祥寺駅からバスで神代植物公園へ
これはいつもの僕のルートです。
昨日は植物園に到着したのが午前9時45分。
いつもよりずいぶん早い時間だったからか、植物園入口にて猫さんがお迎え。

 

 



今日は少し寒さが和らいでる。

 

 

☆1月の東京の平均気温は4.8度だったそうで、
これは26年ぶりの寒さだったそうな。
確かに僕が東京へ出てきてから今年の1月が一番寒かったですね。

 

 

植物園の中も、先週降った雪がところどころ残っていて
雪の上を歩くカラスを撮っていたら急に飛び立った。
足が二本。残念ながらヤタガラスではありません・・・・。

 

 

☆今日は植物園内の温室園へ入ってみよう。

 

 

タチュラ・コルニゲラ  ナス科

メキシコ原産だそうな。ふーん・・・見た事ないですね。

 

 

 

アロカシア・ククラタ  サトイモ科

ふーん聞いたことないですね。

 

 

 

なんだか美味しそうですね。でもスゴイ棘がついてます。
名前はメモし忘れたので忘れました。

 

 

 

 

エンチャントメント 水連の仲間です。

 

 

 

 

 

花の部分をズームしてみる。

 

 

☆午前中を暖かな温室園で過ごしお昼ごはんを食べて、さて深大寺へ。

 

 

いつも深大寺の元三大師堂あたりで会う猫さん。

 

 

 

 

「所願成就」
深大寺で頂いた御札で猫さんにもよろしく頼みますと・・・。

 

しかしまあ、猫さんは当然の如く「我意に介さず・・・」で。
「意思の力でどうにもならぬ時は好機の到来を待つ」

そういう事です。
深大寺で御札と御守りを頂いて午後からは久しぶりに雷門を訪ねてみた。