郷が杜備忘録

旅行や読書と日々の行動の記録。
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懐かしのスクラップブック

2021-11-24 | 日記

最近暇に任せて、終活ではないが周辺の雑物の片づけをしていて、昔のスクラップブックを見つけた。

日付を見ると就職当時の新聞の特集の切り抜きであった。

内容は、朝日新聞の新月通正記者の「一冊の旅」と「続一冊の旅」を切り抜いたもので、一部欠けているが

続けて取っていたものであった。

当時、入社した会社の東北エリア枠での採用であったので、東北のことが知りたくて切り抜いたと思われる。

私は福島県の出身であったが、他の県の経験はなかった。

就職後、仙台で研修を受け、10月から山形県内に配属された。

 

スクラップの中には、東北地方に関する書物について4回1話で書いてあった。

取り上げてあったものを並べると、

一冊の旅では、

1.菅江真澄遊覧記         (秋田県)

2.太宰治「津軽」         (青森県)  

3.山本周五郎「樅ノ木は残った」  (宮城県)

4.紙絵と詩「智恵子抄」      (福島県)

続一冊の旅では

5.森 敦「月山」         (山形県)

6.菅野新一「山村に生きる人びと」 (宮城県)

7.大町桂月「蔦温泉帖・冬籠帖」  (青森県)

8.立原道造「盛岡ノート」     (岩手県)   

9.吉田三郎「もの言う百姓」    (秋田県)

10.長部日出雄「津軽世去れ節」  (青森県)

11.芭蕉「おくの細道」      (宮城県)

すべての回をとっていたのではなかったので、一部抜けていた。

 

記事の中身を見ると、その他に

平野長靖「尾瀬に死す」、山田順子「女弟子」、吉野せい「洟をたらした神」があったようだ。

 

きれいにスクラップされていたが、中身をよく読んだかは不明である。

そして、自分がその原本を読んだのは「樅ノ木は残った」だけであった。

 

いずれにしろその後、秋田、宮城、福島の県内でも仕事をしたし、青森、岩手にも出かけてはいるので、

その記事が書かれた場所も訪れているところがあった。

まだまだ知らないところや知らないことがあるので、本を読んだり出かけたりしてみたいものである。

 

 


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