以前に購入していた新書を読んだ。新書の帯にひかれて購入した。
この本は現代の日本社会に存在する様々な社会問題について、「大日本帝国型の
精神文化」によって生じる弊害という観点から検証する試みということです。
目次は、
まえがき
第1章 狂気の再発ーー東京オリンピックに暴走した日本
第2章 「特攻」を全否定できない日本人の情緒的思考
第3章 なぜ日本の組織は人間を粗末に扱うのか
第4章 敗戦時の日本は何をどう反省していたか
第5章 日本が「本物の民主主義国」となるために必要なこと
あとがき
です。
ここ10数年くらいの間に起こってきたいろんなことに、何でこんなことが起こるのだろうと疑問に思っていました。
政治運動団体の「日本会議」、憲法改正の動き、メディアの報道姿勢と政府との関係、オリンピックの強行、コロナ対策の迷走、ワクチンの強要、ハラスメント、低賃金、長時間労働、企業の不正、いじめの問題などなど
その中にあるいくつかに、大日本帝国の敗戦時の反省を忘れたような思考や行動形式があるのではないだろうか。