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液晶パネル用 ソニー、フィルム増産…日経6/17、11面から。

2011年06月17日 16時07分09秒 | 日記
文中黒字化は芥川。

高機能携帯向け、能力2倍
 
ソニーは液晶パネルなどの製造に欠かせない部材の導電フィルムを増産する。2011年度中に生産能力を倍増し、市場が拡大するスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末向けに拡販。太陽電池向けも開拓する。現在の工場は栃木県のみだが、石川県の別の工場にも設備を導入する。生産地域を分散することで震災時に供給が滞るリスクを軽減する。

石川でも生産 分散し安定供給
 
増産するのは異方性導電膜(ACF)と呼ばれる薄くて細長いフィルム状の部材。液晶パネルなどの製造工程で、基板やICチップなどの間に挟んで圧着し、部品の器つなぎあわせるた横う。

ソニーは特に配線の間隔が狭い微細加工用に強みを持つ。


子会社のソニーケミカル&インフォメーションデバイスが、まず鹿沼事業所(栃木県鹿沼市)で樹脂や金属粒子などの材料を混合しフィルムに塗布する設備を増設した。基板などを生産する根上事業所(石川県能美市)にもラインを新設し、8月中に生産を始める。投資額は約10億円。11年度中に全体の生産能力を年200万平方メートルと10年度の2倍に引き上げる。
 
ACFは液晶テレビに加え、スマートフォンなどモバイル機器でも需要が急増している。ソニーは大型や中小型の液晶パネルのほか、ICチップやカメラ部品の接合など様々な用途向けに拡販する。太陽電池パネルの配線用にも売り込む。
 
ACFの世界市場は年400億円規模で、ソニーケミカルと日立化成工業の2社で世界シェアの8~9割を握っている。 

両社の工場が北関東にあるため、東日本大震泌の発生後しばらく世界的に品不足になった。

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