2020年の大晦日に、日本に、村田夏帆と吉村妃鞠、という超弩級の天才バイオリストが二人も出現していた事を知って驚いた事は既述の通りである。
その驚きの大きさは、一人だけではなく、4歳の年齢差で、同時に二人も出現していた事にもあった。
日本が、バイオリン史上最高の天才と同等、或いは、それ以上になるであろう演奏家を二人も輩出していた、その凄さにもあったのである。
夏帆は、今、17歳、妃鞠は13歳。
一昨日、親友が産経新聞の夕刊に大きく掲載されていた妃鞠(Himari)の記事を持ってきてくれた。
先日来、思っていた事なのだが、日本のメディアは、Himariは、テレビ朝日が報道ステーションに登場させたりして、大きく扱っているのだが、村田夏帆についての報道が極端に少ない。
まさか、メディアで芸術部門を担当している人間が、村田夏帆を聴かず、知らずして、Himariの記事だけを書いているわけではないとは思うが。
親友は、Himariの周囲には、マネジメントに長けた人がいるのだろうと言ってはいたのだが。
夏帆は、今、東京音楽学校の特別特待生として、日本で研鑽している。
二人ともお母さんがバイオリニストである。
夏帆がバイオリンを始めた契機は、3歳の時に、母親と一緒にチャイコフスキーコンクールで神尾真由子が優勝した映像を見た事だった。
その彼女が、今、神尾真由子の生徒であることも、また縁なのだろう。
先般、たまたま、YouTubeで、神尾真由子と、彼女が、夏帆と同様に子供の時から師事していた原田幸一郎の息子ともう一人の音楽界の人物、3人による鼎談を観ていた。
この時、神尾真由子が発した或る意見を、私は同感して視聴していた。
二人の超弩級の天才の出現を知った私が、3/10に浜離宮朝日ホールで開催された能登半島支援チャリティーコンサートに、村田夏帆が出演する事を知って馳せ参じた事は既述の通り。
私は、この時、超弩級の天才が、二人も同時に日本に出現したのは、日本のクラシック音楽界に、途方もないほどの層の厚さがあるからだと気が付いた。
日本の47都道府県で、無数の子供たちが、ピアノやバイオリンを習っている。
こんな豊かな国は、世界のどこにもない事に気が付いたのである。
日本中の県庁所在地の殆どに立派な演奏会場が在る。
多くは市民会館や県民会館という名称であるが。
それぞれが、皆、素晴らしい演奏会場である事は衆知の事実である。
だが、この事は、官僚たちの、箱もの建設行政の結果だけに終わっているのではないか。
日本のメディアが、カーチス音楽院に留学したHimariの事だけを取り上げる。
だから、Himariの日本での演奏会は、PC技術の素人は、極言すれば、永久にチケットが入手できない。
何しろ、発売開始日時の1時間はつながらない。
つながったら完売、という、言わば、バカバカしさなのである。
1時間を、ただ無駄にするだけの作業。
超人気アイドルのチケットを購入する態様と全く一緒なのである。
一方、村田夏帆の演奏会については、私は、これ以上の至福はなかったのだが、3/10に続いて、5/26は彼女の出身地である水戸芸術会館での茨城交響楽団との演奏会、6/3は高崎芸術劇場での群馬交響楽団との演奏会、と、立て続けに3度も参加できたのである。
6/3の演奏会は、群馬県が主催した女子高校生のためのクラシック音楽演奏会だったから、一般客は、2階席のみだったのだが。
前記の2回は、幸いにも至福の席で聴くことができた。
「いつまでも、日本が、欧米に出てゆくだけの時代ではないと思う。私は逆に海外から音楽家が、どんどん日本にやってくる…そんな時代を作りたい。全ての県庁所在地に、素晴らしいホールが在る。そんな国は、世界のどこにもない…」
神尾の気概あふれる言葉に、鼎談の相手の二人も同感していたが。
私は、一層の思いで神尾の発言を聴いていた。
箱もの行政の結果として、幸いな事に、県庁所在地の全てに、世界のどこにもない、立派な演奏会場がある。
だが、これは、箱は作ったが魂は入れずで、放置された状態でもあったのではないか。
神尾は、ここに魂を入れて、日本人がいつまでも欧米に出てゆく時代ではなくて、欧米人が日本に来る時代を作りたい、と、まるで坂本龍馬の様な心意気を言ったのである。
彼女の意気や良し…彼女は、音楽界の梅棹忠夫になるつもりで、事を成し遂げれば良いと思う。
日本国は、村田夏帆が、日本で学んでいる事を奇貨として、彼女に、日本国として、最大の支援を行うべきである。
何故なら、以下の映像のような、至上の感嘆、至上の称賛を、たった一人で、日本のみならず世界の至る所で、全ての人に、至上の感動を与えられるのが超弩級の天才だからである。
日本は、紫式部、清少納言の昔から、連綿と続いてきた、世界最古の、世界最高の、芸術に親しみ、芸術によって磨かれてきた、世界最高の心情、世界最高の知性を、特に、多くの女性たち…殆ど全ての女性たちが持っている国であるといっても過言ではない。
その文化的な層の厚みの上に、超弩級の、二人の天才バイオリニストが誕生したのである。
私は、この事を、6/3、高崎芸術劇場での村田夏帆の演奏会で再認識した。
幸いな事に、望み通り、2階バルコニーの最前席を確保できた私の場所からは、当日の主賓だった1階席を埋め尽くしていた群馬県の女子高生たちの様子が手に取るように見えた。
演奏が始まるまでは大変な騒音だったが、開場の合図と同時に見事に整列し静謐が訪れた。
全ての生徒たちが、自分たちと同年代の村田夏帆の演奏に聴き入り、全員が、これ以上ないほどに集中し、そして感動していた。
およそ、あれ以上の教育効果はないといっても過言ではない。
その様子について、同席していた私の親友は、実に見事な形容をした。
「村田夏帆という天照大神が降臨して、女学生たちは、皆、お地蔵さんになっていた。」
二人の超弩級の天才に対する報道の仕方が偏っているのは、これまでの日本が抱えていた問題そのものである。
本稿は、その偏りの過ちを正すものでもある事は、もし、メディア界に、真の慧眼の持ち主が存在しているならば、黙って分かるはずである。
一昨日、親友は、「今は学校は夏休み、夏帆は欧米にいると思う」と言った。
私は、「欧米のどこかで開催されている国際コンクールに出場しているかもしれないね」と答えた。
超弩級の天才、二人の内、一人の事は、大きなスペースで報道され、もう一人の巨星については、一切の報道がなされていない。
これ以上おかしな偏向はないだろう。
それとも、ありとあらゆることにおいて、偏向報道するのが、マスメディアである事を証明しているのか。
以下の映像を見て、特にメディア関係者は、猛省すべきである。
何しろ、彼女が、このコンクールに出場していること…結果は圧倒的な第一位だったと推量するが…その結果さへ、一切、報道されていないのだから。
私が、このYouTubeを発見したのは、一昨日の深夜だった。
「男子、3日会わざれば、刮目して見よ」という。
上記の様に、6/3まで立続けに、村田夏帆の演奏会に参上していた私は、なおのこと、その言を再認識した。
その驚きの大きさは、一人だけではなく、4歳の年齢差で、同時に二人も出現していた事にもあった。
日本が、バイオリン史上最高の天才と同等、或いは、それ以上になるであろう演奏家を二人も輩出していた、その凄さにもあったのである。
夏帆は、今、17歳、妃鞠は13歳。
一昨日、親友が産経新聞の夕刊に大きく掲載されていた妃鞠(Himari)の記事を持ってきてくれた。
先日来、思っていた事なのだが、日本のメディアは、Himariは、テレビ朝日が報道ステーションに登場させたりして、大きく扱っているのだが、村田夏帆についての報道が極端に少ない。
まさか、メディアで芸術部門を担当している人間が、村田夏帆を聴かず、知らずして、Himariの記事だけを書いているわけではないとは思うが。
親友は、Himariの周囲には、マネジメントに長けた人がいるのだろうと言ってはいたのだが。
夏帆は、今、東京音楽学校の特別特待生として、日本で研鑽している。
二人ともお母さんがバイオリニストである。
夏帆がバイオリンを始めた契機は、3歳の時に、母親と一緒にチャイコフスキーコンクールで神尾真由子が優勝した映像を見た事だった。
その彼女が、今、神尾真由子の生徒であることも、また縁なのだろう。
先般、たまたま、YouTubeで、神尾真由子と、彼女が、夏帆と同様に子供の時から師事していた原田幸一郎の息子ともう一人の音楽界の人物、3人による鼎談を観ていた。
この時、神尾真由子が発した或る意見を、私は同感して視聴していた。
二人の超弩級の天才の出現を知った私が、3/10に浜離宮朝日ホールで開催された能登半島支援チャリティーコンサートに、村田夏帆が出演する事を知って馳せ参じた事は既述の通り。
私は、この時、超弩級の天才が、二人も同時に日本に出現したのは、日本のクラシック音楽界に、途方もないほどの層の厚さがあるからだと気が付いた。
日本の47都道府県で、無数の子供たちが、ピアノやバイオリンを習っている。
こんな豊かな国は、世界のどこにもない事に気が付いたのである。
日本中の県庁所在地の殆どに立派な演奏会場が在る。
多くは市民会館や県民会館という名称であるが。
それぞれが、皆、素晴らしい演奏会場である事は衆知の事実である。
だが、この事は、官僚たちの、箱もの建設行政の結果だけに終わっているのではないか。
日本のメディアが、カーチス音楽院に留学したHimariの事だけを取り上げる。
だから、Himariの日本での演奏会は、PC技術の素人は、極言すれば、永久にチケットが入手できない。
何しろ、発売開始日時の1時間はつながらない。
つながったら完売、という、言わば、バカバカしさなのである。
1時間を、ただ無駄にするだけの作業。
超人気アイドルのチケットを購入する態様と全く一緒なのである。
一方、村田夏帆の演奏会については、私は、これ以上の至福はなかったのだが、3/10に続いて、5/26は彼女の出身地である水戸芸術会館での茨城交響楽団との演奏会、6/3は高崎芸術劇場での群馬交響楽団との演奏会、と、立て続けに3度も参加できたのである。
6/3の演奏会は、群馬県が主催した女子高校生のためのクラシック音楽演奏会だったから、一般客は、2階席のみだったのだが。
前記の2回は、幸いにも至福の席で聴くことができた。
「いつまでも、日本が、欧米に出てゆくだけの時代ではないと思う。私は逆に海外から音楽家が、どんどん日本にやってくる…そんな時代を作りたい。全ての県庁所在地に、素晴らしいホールが在る。そんな国は、世界のどこにもない…」
神尾の気概あふれる言葉に、鼎談の相手の二人も同感していたが。
私は、一層の思いで神尾の発言を聴いていた。
箱もの行政の結果として、幸いな事に、県庁所在地の全てに、世界のどこにもない、立派な演奏会場がある。
だが、これは、箱は作ったが魂は入れずで、放置された状態でもあったのではないか。
神尾は、ここに魂を入れて、日本人がいつまでも欧米に出てゆく時代ではなくて、欧米人が日本に来る時代を作りたい、と、まるで坂本龍馬の様な心意気を言ったのである。
彼女の意気や良し…彼女は、音楽界の梅棹忠夫になるつもりで、事を成し遂げれば良いと思う。
日本国は、村田夏帆が、日本で学んでいる事を奇貨として、彼女に、日本国として、最大の支援を行うべきである。
何故なら、以下の映像のような、至上の感嘆、至上の称賛を、たった一人で、日本のみならず世界の至る所で、全ての人に、至上の感動を与えられるのが超弩級の天才だからである。
日本は、紫式部、清少納言の昔から、連綿と続いてきた、世界最古の、世界最高の、芸術に親しみ、芸術によって磨かれてきた、世界最高の心情、世界最高の知性を、特に、多くの女性たち…殆ど全ての女性たちが持っている国であるといっても過言ではない。
その文化的な層の厚みの上に、超弩級の、二人の天才バイオリニストが誕生したのである。
私は、この事を、6/3、高崎芸術劇場での村田夏帆の演奏会で再認識した。
幸いな事に、望み通り、2階バルコニーの最前席を確保できた私の場所からは、当日の主賓だった1階席を埋め尽くしていた群馬県の女子高生たちの様子が手に取るように見えた。
演奏が始まるまでは大変な騒音だったが、開場の合図と同時に見事に整列し静謐が訪れた。
全ての生徒たちが、自分たちと同年代の村田夏帆の演奏に聴き入り、全員が、これ以上ないほどに集中し、そして感動していた。
およそ、あれ以上の教育効果はないといっても過言ではない。
その様子について、同席していた私の親友は、実に見事な形容をした。
「村田夏帆という天照大神が降臨して、女学生たちは、皆、お地蔵さんになっていた。」
二人の超弩級の天才に対する報道の仕方が偏っているのは、これまでの日本が抱えていた問題そのものである。
本稿は、その偏りの過ちを正すものでもある事は、もし、メディア界に、真の慧眼の持ち主が存在しているならば、黙って分かるはずである。
一昨日、親友は、「今は学校は夏休み、夏帆は欧米にいると思う」と言った。
私は、「欧米のどこかで開催されている国際コンクールに出場しているかもしれないね」と答えた。
超弩級の天才、二人の内、一人の事は、大きなスペースで報道され、もう一人の巨星については、一切の報道がなされていない。
これ以上おかしな偏向はないだろう。
それとも、ありとあらゆることにおいて、偏向報道するのが、マスメディアである事を証明しているのか。
以下の映像を見て、特にメディア関係者は、猛省すべきである。
何しろ、彼女が、このコンクールに出場していること…結果は圧倒的な第一位だったと推量するが…その結果さへ、一切、報道されていないのだから。
私が、このYouTubeを発見したのは、一昨日の深夜だった。
「男子、3日会わざれば、刮目して見よ」という。
上記の様に、6/3まで立続けに、村田夏帆の演奏会に参上していた私は、なおのこと、その言を再認識した。
20th International Violin Competition 2024 - Finals day 1 - Thursday
以下は、上記から夏帆が演奏している場面を選択した映像である。
以下は、上記から夏帆が演奏している場面を選択した映像である。
2024/8/26 in Onomichi