文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

「韓国が滅亡するかもしれない」ということは、短期的には近いうちに経済危機が訪れるということを意味します。長期的には、歴史を歪曲して自分から進んで国内外で嘘ばかりつくような

2019年08月29日 22時20分17秒 | 全般

以下は前章の続きである。
反日種族主義をただせ
松木 
ところで、韓国の保守系知識人は今、どうなっているのでしょうか。
勇気をもってその存在をアピールすべきではありませんか。
李 
保守知識人の多くも反日に傾いており、反日種族主義を批判する保守は少数です。
また彼らでさえも力ミングアウトする勇気を持つことは難しいでしょう。 
韓国で反日種族主義を批判することは、とても危険なことなのです。
政治家の場合、政治生命を懸けなければなりません。
また反日は韓国の政治家にとって最も少ないコストで最大の支持を得ることができる最高のカードです。
従って彼らは反日をやめさせることはできないのです。
保守の知識人も全く同じです。
松木 
そうなると李先生たちと一緒に、共同記者会見をする意思はなさそうですね。
李 
そのような意思を持った人たちはおりませんし、これからも出てこないでしょう。
今回出版した『反日種族主義』(李宇衍ほか共著/未来社)に関して私たちが実施したブックコンサート(シンポジウム及びサイン会)に十名程度の保守政治家が参加したのが例外と言えば例外です。
松木 
李先生にとって当面の敵はどこにありますか。メディア(言論)、労働組合、文政権……。
李 
文政権の反日外交政策を放棄させることが最も重要です。
しかし、長期的には韓国社会全体の歴史歪曲をただしてこそ、今のような問題が再び起こらなくなるでしょう。
松木 
李先生は堂々と発言し、慰安婦像や徴用工像の設置反対を呼び掛けていますが、それはどうしてなのですか。
また「反日種族主義こそが韓国を滅亡させる」という言葉の真意はどこにありますか。
李 
像の設置に反対する理由の一つは、それが慰安婦と徴用工の歴史を歪曲しているからです。
慰安婦は強制連行されたのではなく、「性奴隷」ではありません。
労働者たちも強制連行されたのではなく、奴隷労働ではありませんでした。
つまり、これらの像は歴史をそれほど歪曲しているのです。 
二つ目は、これほど歴史を歪曲すれば、一つの社会にとって「最も良い教科書」と呼んでもいい「歴史」から教訓、つまり現在や未来の発展のための教訓や指針を得ることができません。
歴史の歪曲は長期的に私たちの発展を阻害する自殺行為なのです。 
三つ目は、短期的には日本との関係を悪化させることは、経済、軍事、社会などに害を及ぼすからです。
これほど重大な状況下で日本との関係を故意に悪化させる行動や、長期的に歴史から学ぼうとしない態度、歴史を歪曲する態度は韓国に危機をもたらすでしょう。
「韓国が滅亡するかもしれない」ということは、短期的には近いうちに経済危機が訪れるということを意味します。 
長期的には、歴史を歪曲して自分から進んで国内外で嘘ばかりつくような国は滅びるということです。
松木 
率直に慰安婦・徴用工の実態をどのように考えていますか。また「過去の見直し」は終わったはずなのに、なぜ不可逆の約束を何度も蒸し返すのでしょうか。
これは韓国の甘えなのか、それともたかりなのか。
李 
韓国人は、韓国は「絶対善」の天使であり、日本は「絶対悪」の悪魔と信じています。
だからこそ「韓国は日本に対しては何をやってもかまわない、日本はどんなことをされても仕方がない」ということが韓国の反日種族主義の根本的な考え方です。
韓国が反日種族主義から抜け出すことができなければ、このようなことが今後も継続するでしょう。
この稿続く。


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