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文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

中には、菅氏に怒鳴られ続けた班目春樹元原子力安全委員長のように「あんな人を首相にしたから天罰が当だったのではないか」と思うに至った人物もいる

2019年03月10日 17時37分57秒 | 日記

以下は前章の続きである。
被災者支援も遅れた 
菅氏の在任時に東日本大震災が起きたことは、よく社会党の村山富市首相時代に阪神・淡路大震災が発生したことと比べられる。
中には、菅氏に怒鳴られ続けた班目春樹元原子力安全委員長のように「あんな人を首相にしたから天罰が当だったのではないか」と思うに至った人物もいる。 
だが、村山内閣と菅内閣の両方で震災対応にあたった官僚は二人はまるで違うと語る。 
「村山さんは自分の無能さを知っていて、『全部任せる。責任はワシがとる』と言ってくれた。それに対し、菅さんは己の無能は認めず、『全部俺を納得させてからやれ。失敗したらお前らのせいだ』だった」 
人格、識見、政治力から自己認識能力まで、全く首相の器ではないのである。
そんな菅氏の震災対応で特に問題だったのは、これまであまり指摘されてこなかったが、被災者支援の遅れである。
当時の官邸危機管理センターの様子を知る関係者はこう証言した。 
「首相のクレイジーな原発へのこだわり方で、被災者支援は10日遅れた。首相は警察庁や総務省に出すべき指示は出さず、全く動かしていなかった」 
この点に関しては、こんなひどい話も資源エネルギー庁の官僚から聞いた。
震災発生から1週間から10日たって、突然、面識もない菅氏から携帯に電話がかかってきたのだという。
何事かと耳を近づけると、いきなり怒鳴り声が飛び込んできた。 
「アブラ、アブラ、アブラ/・○×▼■(聞き取れず)お前のせいだ、お前のせいだ」 
被災地でのガソリン不足が問題視され始めた時期だったので、この官僚はそれを何とかしろという電話だと推測したが、担当部署に
いるわけでも何でもない。
彼は話した。 
「菅さんは、役所のどこのボタンを押せばいいのかまるで分かっていなかった。それで物事が進まないと、今度は官僚のサボタージュだと言い出す。どうしようもない」 
当時、ある全国紙の官邸キャップが私に、こう話しかけてきたのが印象深い。 
「菅官邸の現状について、本当のことを書くと読者が『まさかそんなにひどいはずがない』と信じてくれないんです」 
国民の常識と良識が、事実を見えないように国民の目をふさいでいたのである。
繰り返すが、掛け値なしに「悪夢」の時代だった。
菅氏と仲がよかった朝日新聞などメディアが、菅氏の無残な実像をストレートに伝えなかったことも、菅内閣を助けていた。
この稿続く。


4月15日には、風評被害払拭を求めて官邸を訪問したJA福島の代表団からイチゴとキュウリを差し出され、テレビカメラの前でいきなりこう尋ねた。「このまま食べても大丈夫ですか」

2019年03月10日 17時17分03秒 | 日記

以下は前章の続きである。 
「立てば国難 座れば人災 歩く姿は風評被害」 
この頃、インターネット上ではこんな菅氏を揶揄する言葉が流行っていた。
実際、菅氏は福島県に対する風評被害を率先して広げたとも一言える。 
「(福島第一原発周辺は)10年、20年住めないのかということになる」 
菅氏は、当時の松本健一内閣官房参与にこう話し、福島は危険だというイメージを社会に拡散した。
4月15日には、風評被害払拭を求めて官邸を訪問したJA福島の代表団からイチゴとキュウリを差し出され、テレビカメラの前でいきなりこう尋ねた。 
「このまま食べても大丈夫ですか」 
まるで首相が、野菜の放射能汚染にびくびくしているかのように映った。
これでは風評被害の払拭どころか助長である。
ある省庁幹部はこう吐き捨てていた。
「菅さんには本当に早く辞めてほしい。首相さえ代われば、あとは自民党の谷垣禎一総裁(当時)でも民主党の議員でも誰でもいい。閣僚も今のままでいいから、菅さんだけは代えてほしい」 
政府高官も異口同音にこう率直に語っていた。 
「この危機でも首相は代えた方がいい。後任は野田佳彦財務相(当時)でも誰でもいい。しばらく危機が続くのだからこそ、菅さんは代えた方がいいと真面目に思う」
この稿続く。


「(福島第一原発周辺は)10年、20年住めないのかということになる」菅氏は、当時の松本健一内閣官房参与にこう話し、福島は危険だというイメージを社会に拡散した

2019年03月10日 17時16分12秒 | 日記

以下は前章の続きである。 
「立てば国難 座れば人災 歩く姿は風評被害」 
この頃、インターネット上ではこんな菅氏を揶揄する言葉が流行っていた。
実際、菅氏は福島県に対する風評被害を率先して広げたとも一言える。 
「(福島第一原発周辺は)10年、20年住めないのかということになる」 
菅氏は、当時の松本健一内閣官房参与にこう話し、福島は危険だというイメージを社会に拡散した。
4月15日には、風評被害払拭を求めて官邸を訪問したJA福島の代表団からイチゴとキュウリを差し出され、テレビカメラの前でいきなりこう尋ねた。 
「このまま食べても大丈夫ですか」 
まるで首相が、野菜の放射能汚染にびくびくしているかのように映った。
これでは風評被害の払拭どころか助長である。
ある省庁幹部はこう吐き捨てていた。
「菅さんには本当に早く辞めてほしい。首相さえ代われば、あとは自民党の谷垣禎一総裁(当時)でも民主党の議員でも誰でもいい。閣僚も今のままでいいから、菅さんだけは代えてほしい」 
政府高官も異口同音にこう率直に語っていた。 
「この危機でも首相は代えた方がいい。後任は野田佳彦財務相(当時)でも誰でもいい。しばらく危機が続くのだからこそ、菅さんは代えた方がいいと真面目に思う」
この稿続く。


「立てば国難 座れば人災 歩く姿は風評被害」この頃、インターネット上ではこんな菅氏を揶揄する言葉が流行っていた。

2019年03月10日 17時14分11秒 | 日記

以下は前章の続きである。 
「立てば国難 座れば人災 歩く姿は風評被害」 
この頃、インターネット上ではこんな菅氏を揶揄する言葉が流行っていた。
実際、菅氏は福島県に対する風評被害を率先して広げたとも一言える。 
「(福島第一原発周辺は)10年、20年住めないのかということになる」 
菅氏は、当時の松本健一内閣官房参与にこう話し、福島は危険だというイメージを社会に拡散した。
4月15日には、風評被害払拭を求めて官邸を訪問したJA福島の代表団からイチゴとキュウリを差し出され、テレビカメラの前でいきなりこう尋ねた。 
「このまま食べても大丈夫ですか」 
まるで首相が、野菜の放射能汚染にびくびくしているかのように映った。
これでは風評被害の払拭どころか助長である。
ある省庁幹部はこう吐き捨てていた。
「菅さんには本当に早く辞めてほしい。首相さえ代われば、あとは自民党の谷垣禎一総裁(当時)でも民主党の議員でも誰でもいい。閣僚も今のままでいいから、菅さんだけは代えてほしい」 
政府高官も異口同音にこう率直に語っていた。 
「この危機でも首相は代えた方がいい。後任は野田佳彦財務相(当時)でも誰でもいい。しばらく危機が続くのだからこそ、菅さんは代えた方がいいと真面目に思う」
この稿続く。


己の限界も足らざるところも知らぬ半可通が全て仕切ろうとし、必然的に多くの失策を犯した。それが官邸の事故対応の本質だったのだろう。これは菅氏による人災である

2019年03月10日 17時10分24秒 | 日記

以下は前章の続きである。
風評被害の発信源 
また、菅氏は民回事故調調査報告書によると、第一原発の非常用電源であるディーゼル発電機が壊れ、代替バッテリーが必要と判明した際、異様な行動をとった。
自分の携帯電話で担当者に「大きさは」「縦横何メートル」「重さは」などと直接質問し、熱心にメモをとっていたのだ。 
政府関係者によると、普通の政治家ならばまず「その事態にどう手を打つか」を考えるところを、菅氏は「なぜティーゼル発電機が壊れたか」に異常に関心を示し、議論がなかなか進展しなかったとされる。 
当時、ある警察庁関係者は、最高指揮官の類型として①有能有為②無能無為③有能無為④無能有為-の四パターンを挙げ、こう言い切っていた。 
「菅首相がどれに当てはまるかもう分かるだろう。無能なのに、できもしないことをやろうとする最悪のパターン、無能有為型だよ。これが一番、始末に悪い」 
無能であるにもかかわらず、部下の業務を過剰に管理・介入したがる悪しき「マイクロマネジメント」の典型がここにある。
己の限界も足らざるところも知らぬ半可通が全て仕切ろうとし、必然的に多くの失策を犯した。
それが官邸の事故対応の本質だったのだろう。
これは菅氏による人災である。
この稿続く。


無能であるにもかかわらず、部下の業務を過剰に管理・介入したがる悪しき「マイクロマネジメント」の典型がここにある。

2019年03月10日 17時08分54秒 | 日記

以下は前章の続きである。
風評被害の発信源 
また、菅氏は民回事故調調査報告書によると、第一原発の非常用電源であるディーゼル発電機が壊れ、代替バッテリーが必要と判明した際、異様な行動をとった。
自分の携帯電話で担当者に「大きさは」「縦横何メートル」「重さは」などと直接質問し、熱心にメモをとっていたのだ。 
政府関係者によると、普通の政治家ならばまず「その事態にどう手を打つか」を考えるところを、菅氏は「なぜティーゼル発電機が壊れたか」に異常に関心を示し、議論がなかなか進展しなかったとされる。 
当時、ある警察庁関係者は、最高指揮官の類型として①有能有為②無能無為③有能無為④無能有為-の四パターンを挙げ、こう言い切っていた。 
「菅首相がどれに当てはまるかもう分かるだろう。無能なのに、できもしないことをやろうとする最悪のパターン、無能有為型だよ。これが一番、始末に悪い」 
無能であるにもかかわらず、部下の業務を過剰に管理・介入したがる悪しき「マイクロマネジメント」の典型がここにある。
己の限界も足らざるところも知らぬ半可通が全て仕切ろうとし、必然的に多くの失策を犯した。
それが官邸の事故対応の本質だったのだろう。
これは菅氏による人災である。
この稿続く。


「菅首相がどれに当てはまるかもう分かるだろう。無能なのに、できもしないことをやろうとする最悪のパターン、無能有為型だよ。これが一番、始末に悪い」 

2019年03月10日 17時07分10秒 | 日記

以下は前章の続きである。
風評被害の発信源 
また、菅氏は民回事故調調査報告書によると、第一原発の非常用電源であるディーゼル発電機が壊れ、代替バッテリーが必要と判明した際、異様な行動をとった。
自分の携帯電話で担当者に「大きさは」「縦横何メートル」「重さは」などと直接質問し、熱心にメモをとっていたのだ。 
政府関係者によると、普通の政治家ならばまず「その事態にどう手を打つか」を考えるところを、菅氏は「なぜティーゼル発電機が壊れたか」に異常に関心を示し、議論がなかなか進展しなかったとされる。 
当時、ある警察庁関係者は、最高指揮官の類型として①有能有為②無能無為③有能無為④無能有為-の四パターンを挙げ、こう言い切っていた。 
「菅首相がどれに当てはまるかもう分かるだろう。無能なのに、できもしないことをやろうとする最悪のパターン、無能有為型だよ。これが一番、始末に悪い」 
無能であるにもかかわらず、部下の業務を過剰に管理・介入したがる悪しき「マイクロマネジメント」の典型がここにある。
己の限界も足らざるところも知らぬ半可通が全て仕切ろうとし、必然的に多くの失策を犯した。
それが官邸の事故対応の本質だったのだろう。
これは菅氏による人災である。
この稿続く。


当時、ある警察庁関係者は、最高指揮官の類型として①有能有為②無能無為③有能無為④無能有為-の四パターンを挙げ、こう言い切っていた。 

2019年03月10日 17時05分52秒 | 日記

以下は前章の続きである。
風評被害の発信源 
また、菅氏は民回事故調調査報告書によると、第一原発の非常用電源であるディーゼル発電機が壊れ、代替バッテリーが必要と判明した際、異様な行動をとった。
自分の携帯電話で担当者に「大きさは」「縦横何メートル」「重さは」などと直接質問し、熱心にメモをとっていたのだ。 
政府関係者によると、普通の政治家ならばまず「その事態にどう手を打つか」を考えるところを、菅氏は「なぜティーゼル発電機が壊れたか」に異常に関心を示し、議論がなかなか進展しなかったとされる。 
当時、ある警察庁関係者は、最高指揮官の類型として①有能有為②無能無為③有能無為④無能有為-の四パターンを挙げ、こう言い切っていた。 
「菅首相がどれに当てはまるかもう分かるだろう。無能なのに、できもしないことをやろうとする最悪のパターン、無能有為型だよ。これが一番、始末に悪い」 
無能であるにもかかわらず、部下の業務を過剰に管理・介入したがる悪しき「マイクロマネジメント」の典型がここにある。
己の限界も足らざるところも知らぬ半可通が全て仕切ろうとし、必然的に多くの失策を犯した。
それが官邸の事故対応の本質だったのだろう。
これは菅氏による人災である。
この稿続く。


普通の政治家ならばまず「その事態にどう手を打つか」を考えるところを、菅氏は「なぜティーゼル発電機が壊れたか」に異常に関心を示し、議論がなかなか進展しなかったとされる

2019年03月10日 17時04分33秒 | 日記

以下は前章の続きである。
風評被害の発信源 
また、菅氏は民回事故調調査報告書によると、第一原発の非常用電源であるディーゼル発電機が壊れ、代替バッテリーが必要と判明した際、異様な行動をとった。
自分の携帯電話で担当者に「大きさは」「縦横何メートル」「重さは」などと直接質問し、熱心にメモをとっていたのだ。 
政府関係者によると、普通の政治家ならばまず「その事態にどう手を打つか」を考えるところを、菅氏は「なぜティーゼル発電機が壊れたか」に異常に関心を示し、議論がなかなか進展しなかったとされる。 
当時、ある警察庁関係者は、最高指揮官の類型として①有能有為②無能無為③有能無為①無能有為-の四パターンを挙げ、こう言い切っていた。 
「菅首相がどれに当てはまるかもう分かるだろう。無能なのに、できもしないことをやろうとする最悪のパターン、無能有為型だよ。これが一番、始末に悪い」 
無能であるにもかかわらず、部下の業務を過剰に管理・介入したがる悪しき「マイクロマネジメント」の典型がここにある。
己の限界も足らざるところも知らぬ半可通が全て仕切ろうとし、必然的に多くの失策を犯した。
それが官邸の事故対応の本質だったのだろう。
これは菅氏による人災である。
この稿続く。


自分の携帯電話で担当者に「大きさは」「縦横何メートル」「重さは」などと直接質問し、熱心にメモをとっていたのだ。

2019年03月10日 17時03分27秒 | 日記

以下は前章の続きである。
風評被害の発信源 
また、菅氏は民回事故調調査報告書によると、第一原発の非常用電源であるディーゼル発電機が壊れ、代替バッテリーが必要と判明した際、異様な行動をとった。
自分の携帯電話で担当者に「大きさは」「縦横何メートル」「重さは」などと直接質問し、熱心にメモをとっていたのだ。 
政府関係者によると、普通の政治家ならばまず「その事態にどう手を打つか」を考えるところを、菅氏は「なぜティーゼル発電機が壊れたか」に異常に関心を示し、議論がなかなか進展しなかったとされる。 
当時、ある警察庁関係者は、最高指揮官の類型として①有能有為②無能無為③有能無為①無能有為-の四パターンを挙げ、こう言い切っていた。 
「菅首相がどれに当てはまるかもう分かるだろう。無能なのに、できもしないことをやろうとする最悪のパターン、無能有為型だよ。これが一番、始末に悪い」 
無能であるにもかかわらず、部下の業務を過剰に管理・介入したがる悪しき「マイクロマネジメント」の典型がここにある。
己の限界も足らざるところも知らぬ半可通が全て仕切ろうとし、必然的に多くの失策を犯した。
それが官邸の事故対応の本質だったのだろう。
これは菅氏による人災である。
この稿続く。


また、菅氏は民回事故調調査報告書によると、第一原発の非常用電源であるディーゼル発電機が壊れ、代替バッテリーが必要と判明した際、異様な行動をとった

2019年03月10日 17時02分10秒 | 日記

以下は前章の続きである。
風評被害の発信源 
また、菅氏は民回事故調調査報告書によると、第一原発の非常用電源であるディーゼル発電機が壊れ、代替バッテリーが必要と判明した際、異様な行動をとった。
自分の携帯電話で担当者に「大きさは」「縦横何メートル」「重さは」などと直接質問し、熱心にメモをとっていたのだ。 
政府関係者によると、普通の政治家ならばまず「その事態にどう手を打つか」を考えるところを、菅氏は「なぜティーゼル発電機が壊れたか」に異常に関心を示し、議論がなかなか進展しなかったとされる。 
当時、ある警察庁関係者は、最高指揮官の類型として①有能有為②無能無為③有能無為①無能有為-の四パターンを挙げ、こう言い切っていた。 
「菅首相がどれに当てはまるかもう分かるだろう。無能なのに、できもしないことをやろうとする最悪のパターン、無能有為型だよ。これが一番、始末に悪い」 
無能であるにもかかわらず、部下の業務を過剰に管理・介入したがる悪しき「マイクロマネジメント」の典型がここにある。
己の限界も足らざるところも知らぬ半可通が全て仕切ろうとし、必然的に多くの失策を犯した。
それが官邸の事故対応の本質だったのだろう。
これは菅氏による人災である。
この稿続く。


上原氏は筆者の取材にこう振り返っていた。「シヨックを受け、本当に怖くなった。一国の首相がこんな状態では国は危ないと感じた」

2019年03月10日 16時58分33秒 | 日記

以下は前章の続きである。
決断できないリーダー 
「よくもまあ、日本国民もこんなばかな首相をいただいたものだ。私の知る限り、歴史上最低の首相じゃないですか」 
これは原子炉復水器の専門家として、原発事故発生直後から官邸に助言・提案を行っていた上原春男・元佐賀大学長の感想である。
古くは福田赳夫氏から最近では安倍晋三氏まで、多くの首相からエネルギー政策全般について意見を求められてきた上原氏だが、菅氏にはあきれ果てたという。
経緯はこうである。
上原氏は事故発生を受けただちに官邸側に冷却系の回復を訴え、外部冷却装置設置のための図面も送った。 
3月16日には、事故対策統合本部の細野豪志首相補佐官(当時)に呼ばれて上京する。
枝野幸男官房長官(同)や海江田万里経済産業相(同)とも会い、いったん事務所のある佐賀市に戻って作業に必要な機械類の手配を進めた。 
「ところが、官邸高官らといくら話しても『首相がなかなか判断せず、決めてくれない。首相が最終決定権者だからどうにもならない』というばかり」(上原氏) 
当時、政府関係者の一人は「首相には大局観がまるでない。反対に、自分が知っている瑣末なことにこだわり、いつも判断を下すのが二日遅れる」と嘆いたが、まさにその構図が展開されていたのである。 
3月20日には、上原氏の事務所に民主党の原口一博元総務相や大串博志元内閣府政務官らが集まり、原発事故対応を協議していた。
そこで原口氏が携帯電話で菅氏に連絡し、上原氏に取り次いだところ、こんなやりとりがあった。 
菅氏「あなたのリポートには目を通したが、技術的に理解できない。外部冷却装置はどこにつけるのか。私がどこにつけていいのか分からずに決定はできない」 
上原氏「そんなことは首相が考えるべきことではないはずだ。技術的に分からずとも、やるやらないの決断はできるでしょう」 
すると、菅氏は突然「なにいっ!」と激高して、日本語かどうかも聞き取れない言葉で延々とわめき散らしたという。
上原氏は筆者の取材にこう振り返っていた。 
「シヨックを受け、本当に怖くなった。一国の首相がこんな状態では国は危ないと感じた」
この稿続く。


すると、菅氏は突然「なにいっ!」と激高して、日本語かどうかも聞き取れない言葉で延々とわめき散らしたという。

2019年03月10日 16時56分45秒 | 日記

以下は前章の続きである。
決断できないリーダー 
「よくもまあ、日本国民もこんなばかな首相をいただいたものだ。私の知る限り、歴史上最低の首相じゃないですか」 
これは原子炉復水器の専門家として、原発事故発生直後から官邸に助言・提案を行っていた上原春男・元佐賀大学長の感想である。
古くは福田赳夫氏から最近では安倍晋三氏まで、多くの首相からエネルギー政策全般について意見を求められてきた上原氏だが、菅氏にはあきれ果てたという。
経緯はこうである。
上原氏は事故発生を受けただちに官邸側に冷却系の回復を訴え、外部冷却装置設置のための図面も送った。 
3月16日には、事故対策統合本部の細野豪志首相補佐官(当時)に呼ばれて上京する。
枝野幸男官房長官(同)や海江田万里経済産業相(同)とも会い、いったん事務所のある佐賀市に戻って作業に必要な機械類の手配を進めた。 
「ところが、官邸高官らといくら話しても『首相がなかなか判断せず、決めてくれない。首相が最終決定権者だからどうにもならない』というばかり」(上原氏) 
当時、政府関係者の一人は「首相には大局観がまるでない。反対に、自分が知っている瑣末なことにこだわり、いつも判断を下すのが二日遅れる」と嘆いたが、まさにその構図が展開されていたのである。 
3月20日には、上原氏の事務所に民主党の原口一博元総務相や大串博志元内閣府政務官らが集まり、原発事故対応を協議していた。
そこで原口氏が携帯電話で菅氏に連絡し、上原氏に取り次いだところ、こんなやりとりがあった。 
菅氏「あなたのリポートには目を通したが、技術的に理解できない。外部冷却装置はどこにつけるのか。私がどこにつけていいのか分からずに決定はできない」 
上原氏「そんなことは首相が考えるべきことではないはずだ。技術的に分からずとも、やるやらないの決断はできるでしょう」 
すると、菅氏は突然「なにいっ!」と激高して、日本語かどうかも聞き取れない言葉で延々とわめき散らしたという。
上原氏は筆者の取材にこう振り返っていた。 
「シヨックを受け、本当に怖くなった。一国の首相がこんな状態では国は危ないと感じた」
この稿続く。


上原氏「そんなことは首相が考えるべきことではないはずだ。技術的に分からずとも、やるやらないの決断はできるでしょう」 

2019年03月10日 16時55分43秒 | 日記

以下は前章の続きである。
決断できないリーダー 
「よくもまあ、日本国民もこんなばかな首相をいただいたものだ。私の知る限り、歴史上最低の首相じゃないですか」 
これは原子炉復水器の専門家として、原発事故発生直後から官邸に助言・提案を行っていた上原春男・元佐賀大学長の感想である。
古くは福田赳夫氏から最近では安倍晋三氏まで、多くの首相からエネルギー政策全般について意見を求められてきた上原氏だが、菅氏にはあきれ果てたという。
経緯はこうである。
上原氏は事故発生を受けただちに官邸側に冷却系の回復を訴え、外部冷却装置設置のための図面も送った。 
3月16日には、事故対策統合本部の細野豪志首相補佐官(当時)に呼ばれて上京する。
枝野幸男官房長官(同)や海江田万里経済産業相(同)とも会い、いったん事務所のある佐賀市に戻って作業に必要な機械類の手配を進めた。 
「ところが、官邸高官らといくら話しても『首相がなかなか判断せず、決めてくれない。首相が最終決定権者だからどうにもならない』というばかり」(上原氏) 
当時、政府関係者の一人は「首相には大局観がまるでない。反対に、自分が知っている瑣末なことにこだわり、いつも判断を下すのが二日遅れる」と嘆いたが、まさにその構図が展開されていたのである。 
3月20日には、上原氏の事務所に民主党の原口一博元総務相や大串博志元内閣府政務官らが集まり、原発事故対応を協議していた。
そこで原口氏が携帯電話で菅氏に連絡し、上原氏に取り次いだところ、こんなやりとりがあった。 
菅氏「あなたのリポートには目を通したが、技術的に理解できない。外部冷却装置はどこにつけるのか。私がどこにつけていいのか分からずに決定はできない」 
上原氏「そんなことは首相が考えるべきことではないはずだ。技術的に分からずとも、やるやらないの決断はできるでしょう」 
すると、菅氏は突然「なにいっ!」と激高して、日本語かどうかも聞き取れない言葉で延々とわめき散らしたという。
上原氏は筆者の取材にこう振り返っていた。 
「シヨックを受け、本当に怖くなった。一国の首相がこんな状態では国は危ないと感じた」
この稿続く。


菅氏「あなたのリポートには目を通したが、技術的に理解できない。外部冷却装置はどこにつけるのか。私がどこにつけていいのか分からずに決定はできない」 

2019年03月10日 16時54分37秒 | 日記

以下は前章の続きである。
決断できないリーダー 
「よくもまあ、日本国民もこんなばかな首相をいただいたものだ。私の知る限り、歴史上最低の首相じゃないですか」 
これは原子炉復水器の専門家として、原発事故発生直後から官邸に助言・提案を行っていた上原春男・元佐賀大学長の感想である。
古くは福田赳夫氏から最近では安倍晋三氏まで、多くの首相からエネルギー政策全般について意見を求められてきた上原氏だが、菅氏にはあきれ果てたという。
経緯はこうである。
上原氏は事故発生を受けただちに官邸側に冷却系の回復を訴え、外部冷却装置設置のための図面も送った。 
3月16日には、事故対策統合本部の細野豪志首相補佐官(当時)に呼ばれて上京する。
枝野幸男官房長官(同)や海江田万里経済産業相(同)とも会い、いったん事務所のある佐賀市に戻って作業に必要な機械類の手配を進めた。 
「ところが、官邸高官らといくら話しても『首相がなかなか判断せず、決めてくれない。首相が最終決定権者だからどうにもならない』というばかり」(上原氏) 
当時、政府関係者の一人は「首相には大局観がまるでない。反対に、自分が知っている瑣末なことにこだわり、いつも判断を下すのが二日遅れる」と嘆いたが、まさにその構図が展開されていたのである。 
3月20日には、上原氏の事務所に民主党の原口一博元総務相や大串博志元内閣府政務官らが集まり、原発事故対応を協議していた。
そこで原口氏が携帯電話で菅氏に連絡し、上原氏に取り次いだところ、こんなやりとりがあった。 
菅氏「あなたのリポートには目を通したが、技術的に理解できない。外部冷却装置はどこにつけるのか。私がどこにつけていいのか分からずに決定はできない」 
上原氏「そんなことは首相が考えるべきことではないはずだ。技術的に分からずとも、やるやらないの決断はできるでしょう」 
すると、菅氏は突然「なにいっ!」と激高して、日本語かどうかも聞き取れない言葉で延々とわめき散らしたという。
上原氏は筆者の取材にこう振り返っていた。 
「シヨックを受け、本当に怖くなった。一国の首相がこんな状態では国は危ないと感じた」
この稿続く。