文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

週刊ポスト、5.6/13号から。

2011年05月17日 00時03分21秒 | 日記

(文中敬称略)

今夜、1号機のメルトダウンに続いて、2号機も3号機も等と言うニュースを観ていて、5.6/13号の週刊ポストの見出しを思いだして、再読して見た。

思うに、政治屋というのは、意外に、このポスト等の週刊誌を結構読んでいるのかもしれないな、とは、この間から感じていた事だったが。

その見出しとは、菅官邸が隠した(本誌前号「停電極秘資料」で大慌ての政府のもう一つの嘘)放射能データ6500枚
というものだった。

老人の老後資金を、オレオレ詐欺で騙し取る様な輩は、死刑に処しても良いと言っても極論にはあたるまい。
トップが嘘をつく、巷の悪人どもも正に泥棒のなんとかで、人の大事な金を盗んだ挙句に、平気で嘘をつき倒す、そして、それを信じ込む低能も巷にはウヨウヨしている。
私たちが人生を掛けて働いて修めた税金に依って成り立っている国のカネをかすめ取る様な輩もウヨウヨしている。
皆、表向きは、笑いを振りまいたり、紳士然としたりしているが、企業舎弟というのも無数にいるらしい。

私が一番、怒りを感じるのは、悪党がさらにつく嘘を信じる国民が2割も居て、自分は紳士でございます等と言う様な顔をしているところ。

今朝の朝日新聞5面では「強い現場、弱い本部」改善は、との大見出しで、東大大学院教授・藤本隆宏氏に聞く、との大きなスペースのインタビュー記事があった。

さらに、同上の号のポスト誌には、佐野真一が孫正義にインタビューしている長い記事がある。
その中に、…前略、その中内さんにインタビューしたとき、時の村山政権の対応の遅さに「こんな国に生まれて、こんな国に税金を払っていたかと思うと悲しい」といって嘆いていました。
という佐野真一の話が載っていた。
さて、冒頭の記事である。
この政府は何度失敗しても学ぶことを知らない。
国際原子力事象評価尺度(INES)に基づく事故レベルを、1か月も経って「7」に引き上げたことや、「安全だ」と言い続けた飯舘村などに、今になって避難の必要性を説く。
 
さらに今度は「燃料棒がメルトダウンしていた」と言い出した。例えば本誌は、震災直後の4月1日号(3月21日発売)で、燃料棒のメルトダウンとその影響を報じた。同じ号では破損が疑われた2号機格納容器の詳細スペックと、水蒸気爆発の可能性を指摘し、さらに政府で初めてメルトダウンに言及した原子力安全・保安院の中村幸一郎・審議官が会見担当を〝更迭″されたことをスクープした。
 
この件は4月20日に国会でも追及された。河野太郎・代議士が、会見を中村氏ではなく専門知識のない西山英彦・審議官にさせていることを批判したのだ。

…以下略。

この特集記事も大分量の記事なのであるが、昨日、今日のニュースは、この記事や、同じ週の週刊朝日やアエラの、同様の特集記事が正しかった事を、見事に照明している。何と言う話だろうか。

私は、誰が、この様な内閣を組成させたのかということをずっと、言い続けてきた。

今夜、私が思う事は…我々は、国民の2割は居るのだろう、様々な悪党に囲まれて暮らしているのだ。
悪党どもは、性懲りもなく何度でも、或いは延々と、六道の庭で、他者を傷つけ、騙し、同じ様な嘘をつき倒して、これ以上ない位に面の皮を厚くして、のうのうとしているのである。

地獄の閻魔大王が、自分たちが生きている間は現れない事に、高をくくって、嘘をつき倒し、或いは、善良な市民の様な顔をし続けるのである。

他人の大事な金を盗んだ者は、即刻、両手を落とす、嘘をつく者に加担した様な者の耳は、即刻、そぎ落とす。

その様な、言わば、イスラム教的な、簡明な罰だけが、この世から悪党どもを無くす唯一の手段なのではないか、最近、そんな気がするのだ。