五島列島 島暮らし

横浜から五島列島福江島に移住し、11年目に入りました。 
現地の暮し・趣味・出来事を発信します。

カクレクマノミの孵化

2011年09月14日 | Weblog

9月5日付で書いたクマノミの産卵続報です。

9月4日夕方に産卵した卵は、昨夜(12日)の夜に孵化しました
産卵してから7日~9日で孵化するという情報を得て、そろそろと思い月曜から見張っていました。

昨夜は子供を寝かしつけた後の10時頃、懐中電灯で水槽を照らしてみると、いるわいるわ小さな稚魚がたくさん泳いでいます。

卵の塊を見ると、まだまだ序の口といった様子。
親クマノミが盛んに卵に新鮮な水を吹き掛け孵化を促しているように見えます。
  ※残念ながら写真は上手く撮影できず、ビデオだけ撮影しました。
  でも、技術不足でブログへのアップは出来ていませんm(_ _)m

こんな水槽(60cm)でもテレビでしか見たことない孵化風景が見られることがとても不思議です。   何とか子供に見せたいと思い長女を起こしにいきましたが、既に寝てしまいいくら話しかけてもグンニャリ。
残念・・・またの機会を楽しみにしてもらおう!

ビデオ撮影しながら見ていると、クマノミの稚魚は、鮭の子供のようなお腹に大きな袋がありません。  鮭などは、卵黄のような袋を抱えているので、数日はその栄養で育つのです。
しかし、クマノミの子供は何も袋らしきものがなく、すぐにでも餌を食べなければならないようです。
これが、私たちの難関です。 生き餌用の水槽まで準備しなければならず、生き餌の卵など入手できるはずもなく、指をくわえて稚魚を眺めるばかり。

次々に産まれる稚魚を尻目に、泳ぎの弱い稚魚は濾過用のポンプの穴に吸い込まれていきます・・・・時間が経つに吊れその頻度も上がってきました。
水槽内の水流が稚魚には早すぎて体力を消耗してもしまうからだと思います。

30分ほど後に、再度水槽を観察するとあんなに泳いでいた稚魚の姿はほとんど消えていました。 
家の水槽では、死因のほぼ100%が濾過に吸い込まれていることが判明。
スジエビやアゴハゼは全く捕食していないことも確認できました。

15回目の産卵で初めて孵化を目の当たりにして、今後どうにか出来ないか・・・
これらの1%でも育てば我が家はクマノミを売るほど増やせるのに。
福江の海に放流するなんて贅沢な夢がちらりと浮かびました。