
今まで君望に関して理論的なことを書いてきたが、何度も強調しているようにそのほとんどは本文に書かれている。その内容は、興味を持った方が(再)プレイして自分で確認してもらったほうが良いと思ったため、あえて書かなかった部分がある(決して手抜きじゃないですよw)。しかし、穂村ルートを再プレイしていると改めて重い言葉の数々に目を見張らされる。そこで、たかだか一時間程度のプレイだが、印象的なセリフを引用してみようと思う。
(8月上旬孝之宅における水月の発言)
※遥の状態からして二人のことを打ち明ける時期ではない、という孝之に対して。
「遙がたとえ普通に戻るとしても…それはいつのことなのよ。1年後?10年後?それまで孝之、今のままでいるの?」
このセリフは水月の焦り・苦悩を表しているのだが、このような「先の見えない苦しみ」はそのまま目覚めない遥を見舞い続けた孝之にも適用できる。
(穂村ルート8月13日屋上での会話。過去ログ「水月の水泳に対する思い」で引用した箇所などを念頭に置いた上で重ね合わせて読むべし)※遙が再び昏睡したことに関する水月の発言を咎めて
「だったら…もう少し言い方があるだろうが?」
「…」
「…水月!!」
「こういうのが…」
「えっ?」
「こういうのがイヤなのよ!」
……あ……。
「遙に起こったことを孝之から聞く…こういうのが!」
「み、水月…」
「孝之と遙は、私なんかに入る隙のない、強く結ばれた関係なんだって思うのが…」
なっ…
「な…なに言ってんだ、オマエ!」
「わかってる!」
「わかってるの。今の遙には孝之が必要だし…でも…」
「わかってるからこそ…苦しいのよおっ…!」
水月の…以前までとは変わってしまった、態度。
それはすべて、俺を想っているからこそ、そんなこと、わかってる。
わかってるつもりだったのに…逃げようとしていた。
水月の愛情を重荷に感じはじめた自分。…それに気づかないフリをしたくて…。
(中略)
水月…泣いてたな。オレは何をしてるんだろう…。自分が一番傷ついているフリをして…
穂村さんっていいう逃げ場まで作って…
でも…傷ついているのは、オレだけじゃない。いや、オレなんかより…。
何度か述べている水月の「私には孝之しかいない」という認識と「遥の代わり」ではないかという恐れを意識して読めば、水月の切実さがよりはっきりと理解されると思う。
(8月上旬孝之宅における水月の発言)
※遥の状態からして二人のことを打ち明ける時期ではない、という孝之に対して。
「遙がたとえ普通に戻るとしても…それはいつのことなのよ。1年後?10年後?それまで孝之、今のままでいるの?」
このセリフは水月の焦り・苦悩を表しているのだが、このような「先の見えない苦しみ」はそのまま目覚めない遥を見舞い続けた孝之にも適用できる。
(穂村ルート8月13日屋上での会話。過去ログ「水月の水泳に対する思い」で引用した箇所などを念頭に置いた上で重ね合わせて読むべし)※遙が再び昏睡したことに関する水月の発言を咎めて
「だったら…もう少し言い方があるだろうが?」
「…」
「…水月!!」
「こういうのが…」
「えっ?」
「こういうのがイヤなのよ!」
……あ……。
「遙に起こったことを孝之から聞く…こういうのが!」
「み、水月…」
「孝之と遙は、私なんかに入る隙のない、強く結ばれた関係なんだって思うのが…」
なっ…
「な…なに言ってんだ、オマエ!」
「わかってる!」
「わかってるの。今の遙には孝之が必要だし…でも…」
「わかってるからこそ…苦しいのよおっ…!」
水月の…以前までとは変わってしまった、態度。
それはすべて、俺を想っているからこそ、そんなこと、わかってる。
わかってるつもりだったのに…逃げようとしていた。
水月の愛情を重荷に感じはじめた自分。…それに気づかないフリをしたくて…。
(中略)
水月…泣いてたな。オレは何をしてるんだろう…。自分が一番傷ついているフリをして…
穂村さんっていいう逃げ場まで作って…
でも…傷ついているのは、オレだけじゃない。いや、オレなんかより…。
何度か述べている水月の「私には孝之しかいない」という認識と「遥の代わり」ではないかという恐れを意識して読めば、水月の切実さがよりはっきりと理解されると思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます