
「うわー写真で見たのと同じだー!めっちゃキレー😍!!」
という感想を抱きながら同時に思ったのは、これって「むしろネタバレをした後で映画を見たがる」という嗜好と似ているなあということだった(『映画を早送りで観る人たち』に関する記事を参照)。
要は、膨大な量の情報がある中においては、そもそも興味を持つフックが必要である(「悪名は無名に勝る」という言葉が表す状況もこれに近い。単に上手いだけでなく、そこにキャラクター性などの付加価値をつけることが重要だったりするのもその一例と考えることができるだろう)。そのフックに釣られて時間をかけた結果、(おおむね)期待通りのものが得られたことに満足する、という構造なのだろう。
もちろん、全員がそういうマインドを持っているわけではないから、これからのマーケティングは、今述べたような「予定調和」を強く志向する層と、ハプニングやアクシデントによる「誤配」を求める層のそれぞれを見やりながら戦略を決めていく必要があるのだろう(旅行で言えば、前者はツアーで、後者はJR西日本が最近やった「サイコロきっぷ」ということになる。他にも、前者はAmazonで後者は本屋巡り、あるいは前者をGoogle map、後者を紙の地図や道路標識による旅という具合に分類することができそうだ→「自由意思でAIの『奴隷』になっチャイナよ!」)。
まあそもそも、たこ壺化によって縦割り化が進んでいるのはもう成熟社会後数十年来の傾向なので、特定ジャンルを志向する層に(だけ)響くような製作・広告というのは意識されるようになって久しい(検索の履歴からリコメンドを出す仕組みなんかは、今や当たり前すぎて指摘すらされなくなっている)。ただ、ここに違う分類を持ち込むことが要求されている、というところか。
平和だね~(*´ω`*)
さて、十分景色を堪能してお腹も減ってきたところなので、近くの敦賀ラーメンを食いに行くか~。
それじゃあ三方五湖、また会う日まで。
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