あれ、何やこの胸の高鳴りは?ワイってタヌキ顔好きやったっけ???まあ「エ〇いキツネとス〇ベなタヌキ」ってmasterpieceも世には存在するくらいやけん、かくてもあられけるよってことで納得するに如くはなし・・・と謎の自己正当化で始まりましたが、ぽんぽこ姐さんのハスキーで切符のいい喋り方は、聞きやすいし引き込まれて良いですな(・∀・)
つーかVtuberがこれだけ増えてる状況なんで予想はしてたが、県のPR大使的なVtuberも存在するんやねえ(かつてのゆるキャラブームを考えれば当然の流れか)。まあ情報が飽和している社会では、色々な人が気軽に知るきっかけを作ることが重要やからね。無料かつ短時間でアクセスできる存在を作るのは賢明だと思う。
んで、今回のお題は方言クイズなわけだが、ある程度「あーはいはい」となるのもあれば、「ファ!?」となるようなものもあって、なかなかに面白い。そもそも自分は方言やその成り立ちに興味があり(これは日本語でカタカナ化した結果、あたかも別のものを指しているように認識されているものが、実は同一のものに由来する話を取り上げたことにも通じる)、自分の出身である熊本弁とそこで出てくる単語の由来、アイヌ語に濁点が存在しない件、ウチナーグチがまるで韓国語のように聞こえたという話などを書いてきた。そのため、こういう企画はフックが増える点でありがたいものだ。
さて、この中で自分にとってわかりやすいのは、やはり舞鶴よかとの福岡弁なわけだが、
舞鶴の注釈にもあるようにそもそも福岡弁と言ってもバリエーションが結構存在するわけで、これは山で隔てられているといった地形的な要因や、今の福岡県の領域が江戸時代の藩と必ずしも一致しないといったことなどが関係している。その他として離島などはもっとわかりやすいが、例えば熊本だと天草は熊本弁のバリエーションどころか古代の呪文にしか聞こえないようなレベルで理解不能だったりもするわけだ。
自分の場合は大学の同期の小倉弁も北九州弁も聞いたことがあるので、そこがごっちゃになっててもまあそんなに違和感はなかったかなと(全く別件だが、「これとっとっと?(これは取ってあるヤツなの?)」は熊本弁でよくネタにされるが、「撮っとって(写真を撮っておいて)」は日常生活では使う機会が少ないからか、あまり聞かんなあとは思った)。
ちなみに「若い(女の)子がここまで方言濃くない」てのはその通りで、テレビドラマなどで方言が出てきた際に性別や年齢でどういう人がどういう方言を使っているかを見れば、製作者サイド「ただ方言を喋らせればいい」というスタンスなのか、それともちゃんと内実を理解しているかは容易にわかる(典型的なのが「~ばい」で、これを女性が使うケースはかなり少なく、大抵「~たい」で置き換えられる。これはこれでジェンダー的な理由があるのかなどは調べてみるとおもしろいかもしれない)。
ちなみに最近ずっと旅行記事を書いているドイツも、非常に方言が豊かであるだけでなく、むしろそれを重要視する風潮があるとされる。ここには神聖ローマ帝国の分権体制などが大きく影響しているが、だからこそ、ルターが聖書のドイツ語に使った言葉が活版印刷を通じて流通したことにより、一種の「擬似共通語」として統合の象徴とみなされ、宗教改革300周年にはブルシェンシャフト運動が高揚したことなどは興味深い(ここで日本の江戸時代の分権体制や移動の制限、あるいは明治以降の共通語による国家統合などを想起することもできるだろう)。
というわけで、改めて日本の方言に興味がわいただけでなく、ドイツ語の方言についても機会があれば調べてみたいと思った次第である。
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