この単語が数えられるかどうかは、シックスセンスに聞け(・∀・)

2020-06-07 12:55:00 | ことば関連

 

「質問だ・・・数えられるか?数えられねーのか?あててみな」

「ひ、ひと思いに可算であってくれ・・・」

「NO!NO!NO!NO!NO!」

「ふ・・・不可算?」

「NO!NO!NO!NO!NO!」

「り・・・りょうほーですかあああ~」

「YES!YES!YES!YES!YES!」

「OH MYGOD!!!」

というわけで(何がだ)、英語の可算名詞(countable)・不可算名詞(uncountable)です。まあ正直ドイツ語やフランス語みたいに男性名詞・女性名詞・中性名詞とかあるのに比べたらナンボのもんじゃいって話ではありますが、しかしまあわかんねーものはわかんねーべって完全に理詰めで説明しきるんは無理じゃねーかって気はしますな(・∀・)

 

日本語は複数形については適当というかまあそんな気にせんでも生活できるケースが多いが、それでも数える時の「1頭」とか「2匹」、「3羽」とかは何をつけるべきか、そして読みが一々変化する部分は、外国人に理屈で説明すんの無理じゃね??と思うし(何でこれは「頭」でこれは「匹」なのかとかは若干歴史的経緯で説明できる場合もあるけど、読み方変わるのは音便の説明とかせないかんのでマジ無理ゲーすぎるwww)。

 

というわけで、英語に限らず色々な言語で数えるとか数えないとかはメンド―ですぜということだが、英語の場合は基本的に不可算にどういうものが多いかザックリ抑えるのが最も効率がいいようには思う。動画でも言及されているが、基本的に「形が曖昧、もしくは固定した形がない」ものが数えられないケースが多く、カテゴリー分けすると

1.液体・気体

water、wine、gasoline、vapor、airなど

2.概念・情報(抽象名詞)

kindness、beauty、information、advice、newsなど

3.異種の集合体

furniture、baggage、money、homework、workなど

という感じだろうか。まあ物質名詞とか混ざってる点はご了承ください。

 

ただ、この他にも不可算のケースはあって、例えば動画のコメントでアスパラガスは何で不可算やねん!みたいな話が言及されていたが、食材は不可算なんですよね~不思議ですね~(正確に言うと、元のブツの一部みたいな感じか)wだから「ネクタイに卵ついとるで~」とか言う時に、

You've got some eggs on your tie.

とか言うと、ネクタイに複数の殻に入った完成形の卵を接着剤でつけたかのような輩(ナニ言ってるかわからねーと思うが本当のことだ)がズンズンofficeを闊歩してるみたいな状況になってしまうわけで、これ以上dangerousなシチュエーションがあろうか、いやない(どこのWill Ferrellだ)。というわけで、

You've got some egg on your tie.

てすると、さっき日本語で書いたような、まあ日常的にありえる描写になるわけですな(・∀・)

 

ちなみに面倒なのは、さっき冒頭で書いたように、可算・不可算は単語で決まっているわけでは必ずしもなく、同じ単語でも可算であったり不可算であったりすることなんすよねえ。たとえばさっき例に挙げたbeautyは、「美・美しさ」という意味だと概念なんだから形がないってことで不可算なんだけど、「美人」って意味の場合は当然具体的な形を持っているので可算名詞になっちまう。あるいはworkだと、「仕事」の場合は集合的に不可算となっているのだが、「作品」の意味の場合は可算になるんですよねえ(その一例が「さよならを教えて」を作ったcraft worksですな)。

 

もう少し別の角度で話すと、不可算名詞にはaやan、あるいは(e)sをつけないわけだが、それが「具体的な形を持たない」という風に考えると、「その単語自体は可算名詞なんだけど、定型表現で不可算名詞っぽく使うケースもある」ってのがいくつかある(ナニ言ってるか以下略)。

 

例えばgo to bedとgo to a bedだが、前者はbedという本来可算名詞に何もつけていないので、概念化されて「寝床」となるので「寝る」の意味であるのに対し、後者は直訳すれば「ベッドのところへ行く」ということになる。これはgo to churchとgo to a churchも同じで、前者は「礼拝に行く」、後者は「(どっかの)教会に行く」となる。これは他にも「by +交通手段」と呼ばれるやつもそうで、by carやby planeと言うのに対し、carにmyつけるとin my carとなる、なんてのは有名な話だが、要するに、by+交通手段は「とにかく何でもいいんで車!」ということで具体性がないからcarだけで何もつけねーというわけだ。

 

・・・とか何とか説明してると、まあ100%マスターするのは絶対無理でしょこれって話だよねえ(・∀・)小説や哲学書とかを鑑賞・解釈するってーんならわかるけど、会話だったらむしろ気にせず言った方がいいんじゃね?と思う次第であります。

 

 

※余談

ちなみに英語教室ってことでは、

 

 

ココ会長の教え方は上手えなあと思う(てかkindを知らずに英作文チャレンジはヤバすぎるやろw)。元々の頭の良さに合わせて言語の感覚を掴む能力&説明能力が高いんだろうけど、そこにコーチング力まで備わっているとは恐れいったわ(まあ南部式英語の伝道者だから当然かw)。これ日常的に小さい子の世話をする経験をしてきたか(アメリカでシッターのバイトを結構やってたとか?)、もしくは先生的な仕事をやってたかのどっちかor両方じゃねえかなと思われる。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 片山杜秀『平成精神史』を今... | トップ | 「身の丈」から抜けられない... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ことば関連」カテゴリの最新記事