Room66

ベース弾きの日記

白鶴山

2014-05-31 22:10:05 | 音楽のコト
5月30日

29日から出張で軽井沢に行っておりまして、30日に新潟に戻り駅からタクシーを飛ばして『白鶴山』Liveに行ってまいりました。




結論から言うと「参りました」って、当たり前か!


実はずっと「はくつるざん」って読んでいたのですが、「はくつるやま」って読むんですね。
すんませんでした。

CD発売日がJacoの「Last Live」発売日と同じ日で、やっぱトリオは最強ですね。
音の隙間や空間を一人としてミスれない(プロだから当たり前)

さらに驚いたのはベースのフレットノイズの全く無い奏法です。
山本連さんのベースプレイが圧巻でした。鶴谷さんのドラムがスゴいのは当たり前で白井アキトさんの鍵盤はもはや神業っす。

ライブ終わってから鶴谷さんに挨拶したのですが、35年前に確かどこかのライブでご一緒しただけで、覚えていてくれたようです(ワタシの名前は分かんないだろな)
齢50を過ぎて腕がたくましい、3時間叩き続けてサインとか握手とかして全く疲れていない様子。
おれらなんか、ゼーゼーヒーヒーの世界なのにやっぱプロはすんごい。

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薔薇が咲いた

2014-05-27 21:09:14 | 雑多なコト
書けない漢字ですね。「檸檬」と同じく。

てなコトはさて置き、今日は特別な日なんです。
まずは、私の父が他界した命日で、2009年の今日はポッキー(♂ポメラニアン)の命日です。

そんな日に事件が起きるんですな、これがまた。
何故にこんな日にと思うくらい今年は激動なスタート


閲覧の皆様には何が何だか分からんでしょうが、長い一日でした。
忘れもしない5月27日

ついでに庭に咲いた花をアップしておきます。








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上手いっ!

2014-05-20 00:20:01 | 楽器のコト
昔ライブハウスなどで録音されたプロの音源があり、いくつか聴いてみた。

Bootlegの中では「スペースサーカス」のライブを数年前に知人から譲り受けた。
時代から想像すると、ラジカセか何かで録音されたものなので帯域にムラがあるものの「アナログの音」ってコトで臨場感もありイケている。
ハコにはPAがあったハズだが、「生音」が入ってくるのでバスドラなんかは「タタタンタン」っていう感じでシンバルは「ガシャーン」
問題はベースの音なんだが、当時はSUNNのアンプだったハズなので38cm×2発のSPが遠鳴りして、中域の強調された締った音(ていうか低域まで録音できない機材)である。

時代の移り変わりとともにBassの音質も多様になり、ある処に落ち着いた感があって、ライブハウスのベースアンプがAMPEGかハートキになってるとこだ。
私的にAMPEGは使いにくいっていうか、どうせDI通すんだから何でもいいだろうって感もあるが、アンプで音作りをし過ぎるとやっぱPAからの出音が「アレま?」ってなコトになるわけですね。

自分の昔の音源から辿ると、プレベを使っていた時はいわゆるプレベの音です。(他に表現のしようが無い)
ただ、途中でプリアンプ仕込んだのでドンシャリの時もあるが、プレベが残ってます。
ジャズベを使ってた時はジャズベの音です。(表現が下手ですんません)
ただ、ワタクシは新品弦が好きでライブ前には必ず弦交換してましたので、統一して倍音ギラギラの音なんですな。
ミュージックマンのセイバーを使っていた時の音も、新品弦の倍音ギラギラのジャリーンて音で2PUってコトもあり、ジャズベとあんまし違いが無い。
その後プリアンプ仕込みの竿ばっかになり、いわゆるドンシャリ系の音でどれもまた同じっていうか微妙にキャラの違いはあるものの聞いてる人には分かんないレベル。
ただ、弦をエリクサーに統一してからは倍音は抑え気味になった。

こんな自分の講釈はともかく、今回の「音源発掘あるある」で達郎Liveから初期シュガーベイブのベースの音が何とも素晴らしい。
加えてムーングロウでの伊藤広規の初期の音質がまた今と変わらず素晴らしい。
ワタシがフォローさせてもらっている足立浩志さんのツイートでも弦楽器はその手が奏でるもので、楽器自体の鳴りもあるけれど奏者の左と右の指で出す「音」なのである。
こればっかしはずっと自己流を続けてきたワタシには何ともコメントしようが無く、最初のうちは間違えなきゃイイなどと考えていたフシもあるわけで、今はあれこれ講釈垂れても長年培った自己流はたぶんどうにもならん。

ただ、足立さんのツイートから「どのフレットでも同じ音圧を出す」という件はとても参考になりました。何故ならベースは解放弦ってワザが結構あるわけで、フレットの押弦が無い音が存在します。そこを上手く使えるかどうかってのは、こりゃ困難を極めます。

あと、楽器本体のクセで共鳴する音域とデットポイントがあるので「弾きかた」によって出音は大きく違ってきます(でも聞いてる人にはよくわからんと思う)

なので、機材やイコライザ技術がそれほど進んでいない時代にあれだけの「音」を再現しているのは匠の技である。
おそらくJacoにノックアウトされた人達は、フレットレスの速いパッセージよりもひとつひとつの「音」の揃い方(ツブ立ちとはちよっと違う)や、ジャズベで出せる音の領域を超えたその音質に「参りました」ってことなんだと。

しかしながら今の技術をもってすれば、割と簡単に「なんちゃって」の音作りが出来てしまう。
なのでBassの音がどのバンドも同じような出音に落ち着いてしまって、面白くないなぁと感じるこの頃です。

でも上手い人は、ほ~~んとに上手いっ!

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発掘あるある

2014-05-07 21:31:47 | 音楽のコト
昔の音源を探していたら、何やら見慣れないテープが。
「山下達郎LIVE」と書かれている。昔FMで未発表ライブが放送された時のものは既にCDに焼いているし、何だろうと思いチェックしてみると何とシュガーベイブ時代のライブとムーングロウが発表された時のライブだった。
シュガーベイブは全く記憶になく、録音もライブハウスで上手に録音したレベルで観客のヤジも入っている。
極めつけはムーングロウ。何と青山純と伊藤広規が新加入した時のもので、冒頭に新メンバーとして紹介されていた。

どちらもFM放送から録音したらしく、ムーングロウは最後にアナウンサーの曲順紹介があったので、サンソンではないかもしれない。
というか全く記憶がないんだな、これが。

ヘビーリスナーは欲しがるだろうなぁ。←メール頂ければ。。。


この連休はほとんど「アナログ→デジタル化」に熱中してしまい、ついでに押入れのレコードを覗いてみたらCD化されてないのがあるある。
バート・バカラックLive in Japanなんてのがあったし。
「杉本喜代志」がマーカス・ミラー/オマー・ハキムとやったレコードは懐かしいぞ。← CD化されてました



しばらくデジタル化計画は続くのであるが、何故かアナログ音源のほうが音がいい。
今は「マスタリング」してCDになってるものの、品質はいいんだが音がちょっと違う気がする。
確かCDの出始めにこんな議論があった気がするが、今またレコードの価値が見直されているとか。
ハイレゾ音源なるものも登場して、色々とオーディオ業界も再建に必死だが、MP3とかiTuneとか音楽が持ち運べる時代になってから、自宅で大音量ってのもなくなり、いよいよ生演奏で表現する価値が見直されるかもしれない。

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昔の音源から辿る歴史

2014-05-02 23:19:30 | 音楽のコト
今回、昔の音源を整理していて気付いた点。


1.1977年頃「かんぱりふぁいぶ」でNavigaterのジャズベ+SUNNのアンプを使っていた
2.1979年頃 就職したため、一旦活動を休止。機材も全部売り払う
3.1978~80年頃、復帰してアリアプロⅡの安いBassで「かんぱり」を乗り切る
 これには証言があって、後に「こんなバンドで安っぽい楽器使ってる」と言われた
 就職後、復帰する際に何とベースを1本も持ってなくて、間に合わせで\42,000くらいだった
 これじゃイカンと思ってアクティヴを買った記憶があるが、メーカーは思い出せない
4.1980年頃、Fenderプレベを購入。穴開けてプリアンプを仕込んだ(あぁ勿体ない)
5.その後アクティヴが流行し、ミュージックマン(2PUのセイバー)を使っていた
6.1983年頃、Moonのベースに一目ぼれして今に至る
7.1984年 一旦バンド活動を休止
8.1985~6年頃 「PS・Britain」に復帰、銘機「ALBIT B200」を購入
9.1988年頃 子供が生まれたり、引っ越しとなって活動休止


音源のベースの音を聞きながらパッシブの頃とアクティヴの音で記憶と時代を思い出してみたが、最後はMoonのパッシヴに落ち着くのであった。コイツは今でも活躍中。


■機材などなど

1977年は金沢から帰ってきてJooDeeっていうメーカーのプレベを使っていたが、その後Navigaterというメーカーのジャズベを使っていた。夏休みにバイトして中古のSUNNコンサートベースを買った。キャビは旧モデルのグレーのサランネット、38cm×2のデカいヤツだったなぁ。このSUNNはしばらく使用。
その後デカ過ぎるので売っぱらい、ヘッドはYAMAHAにして38cm×1発用のキャビネットにJBLのSPを使っていた(映像で確認)
そのSPに穴があいてしまい、音がビビるので売っ払った記憶があり、やっぱりSUNNが欲しくなったので自爆したような気がする(BoogieManで使用してたハズ)
その後ALBITのB200を衝動買いしてSPはYAMAHAの38cm一発のモデルを使ってたようだ(記憶のみ)


■出音から影響を受けたモノ

1977~80はジャズベに新品弦の倍音ギラギラかた~い音で、おそらくスペースサーカースを聞いてたため、チョッパーで親指UPのフレーズがある(下手くそ過ぎて聴けない)
指弾きでのフレーズはかなり細かいフレーズで、7thとかの音を多用していた。
当時流行った16ビートのインストものでは、元ネタが乏しいためか、とにかく音数多くて聞いててもしんどいが、よくもまぁあんだけ細かく弾けたもんだ。

■エフェクター
初期はエフェクターあんまり使ってなかったハズなんだが、家にBOSSの昔のヤツがごろごろしている。
音源からオートワウを発見したが、現在本体は無い。
チョッパーが流行出しコンプレッサーが出た頃なのだが、音の輪郭がぼやけるため使ってなかった。
というかコンプの性能が悪かったので「男はシールド一本」って決めてたようだ。
ただし後期にはラック型のグライコ付コンプを使用しており、ALBITと組み合わせ、ず太い音になる。
そのためごりごりの音でプルなんか「ペッ」じゃなくて「ゴン」っていうイイ音出してる(勉強になるなぁ)
初期チョッパーの時はグライコをかけてドンシャリにしてた時期もあったようだ(アリアを使ってた頃)
飛び道具は後期にフランジャーを一部使っている。

チョッパーのネタはフレーズからスタンリー・クラーク真似を発見。後期はルイス・ジョンソンとかの高速チョッパーネタが出てくるが下手くそ極まりない。
カシオペアとスペースサーカスなどがネタ元にもあるが、とにかくチョッパーは下手だ。指弾きのほうがまだマシ。
大学の頃からずっと達郎を聞いていたので、指弾きではフレーズの元ネタとなっているかも。


Boogie-Man初期はプレベのプリアンプ仕込みで、16ビートとかも弾いていたが8ビート曲も多くてPOPな曲調がメインだったため意外と馴染んでいるようだった。
これは「かんぱり」で鍛えられた16ビートが役に立ったと思う。
諸先輩方々にはこの場を借りて御礼申し上げます。

その後ボーカルが変わって曲調がガラッと変わり、もはやお手本となるモノも無く試行錯誤のフレーズが乱発している。
曲作りもベースのパターンフレーズがあって、リフの繰り返しみたいな感じで、理論なんて滅茶苦茶というか知らんかったんだが勢いで押し込んでいるトコが随所にある(涙
パーシー・ジョーンズやミック・カーンの影響で最後のほうはフレットレスまで使っていた(ジャコはあんまり聞いてないハズ)

グルーヴとかの概念よりもゴリゴリ押していくパターンが多くて、上手くハマってる曲はスゴいが「おいおい大丈夫か?」というトコのほうが多いかもしれん。


当時、他のバンドは16ビート系AORでお洒落な曲や「これぞロック!」っていうハードロック系に分かれていたが、みんな意外と仲良くやっていた。ただ『Boogie-Man』は分類できないジャンルで、ちょっと文章では表現できない。
「ロックin三条」というイベントで以前お世話になった「かんぱり」と一緒のステージに立った時、ドラムのキミ(先輩なのでキミさんです)から「もっと真っ直ぐな音楽やれて」と言われたことは鮮明な記憶に残っていますので、まがった音楽やってたんだろうと思います(笑
一番好きだった曲はハロウィンを歌った曲で、後期に作られたやつ。
今聴いて鳥肌立つのは「ガーデン・パーティー」のサビです。
この曲は初期に作られて後期まで締めの曲として君臨した記憶があります。


後期、Moonのベースになってから音数は少なくなり何となく落ち着いたようである。
おそらく東京のバンドの方とかの交流もあって、歌もののベースの在り方など影響を受けたかもしれない。
26歳で一旦活動を休止したワケですので、人間的に多少の落ち着きも出てきたのかもしれんが。。。

この頃の音源が少なく、動画は残っているので音質は鮮明に記録されていた。
赤いMoonに赤いシールドだけでがきごきのトーンなんだが、バランスがいい。
ワタシががきごきのトーンを好むのは、19歳の頃静岡でプログレバンドのライブを見てからである。
何と指弾きからピアノの低域のような倍音多めの音が繰り出され、クリムゾンのコピーバンドをたっぷり聞かされて衝撃を受けたんだと思う。
それまでレコードで聞こえてくるモコモコしたベースっぽい音質がベースの音だと信じていたが、こういう固い音も個性としてアリだろうと信じて疑わなかった。
そのため指弾きではブリッジ近くを弾くクセがついており、MoonにはリアPUのあたりに自作フィンガーレストが取り付けてある。

この「固い音」への信条はしばらく続くのであった。


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