元組合長逮捕の漁協からスナック接待 和歌山県職員を訓告処分
2013.6.11
和歌山県発注の工事を受注した業者に対する恐喝容疑で、元組合長が逮捕された有田川漁業協同組合（同県有田川町）側から接待を受けたとして、県が有田振興局（同県湯浅町）の男性職員を訓告処分にしていたことが１１日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、男性職員は漁協側から複数回にわたり、スナックで計数万円相当の接待を受けていた。代金は漁協側が支払い、その後返したというが、県は「漁協は利害関係者で不適切な行為」だとして、職員を処分した。
有田川漁協では、元組合長が県発注の道路工事を請け負った建設業者に対し、漁業権に影響が出る可能性があると因縁をつけ、現金を脅し取ったとして恐喝容疑で逮捕、その後起訴されている。
県に通報があり、調査したところ、男性職員が接待を受けていたことが分かったという。
MSN産経ニュース