雲に乗って、鳥になろう

 自分の頭で考えて手を動かし、悩んで作って飛ばす模型飛行機愛好家のページ。半世紀ほど生きてきた髭親父の日々の出来事です。

ただいま大冒険中!

2012-08-31 | 家族
 今宵はきれいな満月ですね。


 昨日一人旅だった次女に、アメリカでこの月を楽しむ余裕はなさそう・・・・・

 成田ーダラスまでは順調だったのが、ダラスーデトロイトの便が遅れたのが大冒険の始まり始まり~
デトロイトからホスト・ファミリーの待つペンシルバニヤのErie空港へ行くはずが、この便に乗れなかった!!で、Delta空港が手配した、Unacomppanied minor(一人旅の未成年)の世話をする部屋に保護?されて、空港で一晩明かすことに。SkypeやらFacebookでなんとか連絡を取っていたが、宿というか眠れる環境に落ち着けるとわかった途端、ほっとしたのか携帯で電話をしてきた。いやはや、ちょっとした大冒険です。次女の留学の世話をしたNPOは、太平洋をはさんだ東京とアメリカで”動員”をかけて、かなりみっちりと次女をフォローしてくれた模様。慣れている。
 しかし、Unacomppanied minorを世話する施設が空港にある。離婚大国アメリカならでは??

 ダラスでのトランジットが6時間もあったんだから、切符の手配をした旅行代理店は一体何をしていたのやら!親として頭に来ています。

 ホスト・ファミリーは、予定通りErie空港へ迎えに行ってくれた。ひょっとして荷物が持ち主よりも一足早く空港へ着いたかも?と連絡したら、ホストの方で航空会社に、受け取れなかった次女の荷物を責任もって一晩保管するように言ってくれた。これはこれ、なかなかのチームワーク?

 かわいい子には旅をさせろ と言いますが、正直こっちは気が気じゃない。娘がホスト・ファミリーと会うのは今日の深夜。お蔭で妻と長女、それに預かっている交換留学生の三女ともども、今夜も夜更かしです。

行っちまった!

2012-08-30 | 家族

 今日、次女が10ヶ月のアメリカ留学へ出発した。


 自分で決めて、世話をするNPOを見つけてきた。こちらはサポートをしてやるばかり。




 10ヶ月後に一回りも、二回りも大きくなった娘に会うのが今から楽しみ。行っといで!

心配かけやがってぇ!!!

2012-08-25 | 家族

 ったくぅ。ココ!!!

 ここ数日、餌を半分食べ残すし、散歩のときも元気がないので、気になり獣医へ連れて行った。診断は、想像妊娠。確かに乳腺が膨らんでいる。二週間ほど前に、年に二度ある発情期が終わったところ。その流れ?らしい。ホっとしたというか、なんというか。診療費840円也。

 しかしこの態度。微妙なカメラ目線が何とも言えない。

航海模様

2012-08-23 | 航海

 打ち合わせもかねた飲ミニケーションも大事です。

 三食昼寝、飲み放題の徹夜つき!これに肉体労働も加わりますから、当然自己管理能力が問われます。食べることも大事。睡眠時間との兼ね合いもありますが、極力三食摂るようにします。


 お昼前の司厨室。


 栄養バランスを考えた食事を出してくれます。

 最後の測点での観測を終えれば、片付けモード。

 軽く塩抜きしたのち、網をAフレームで吊り上げて干します。


 霧の八戸港へ入港。


 良く忘れる集合写真も、今回は撮影することができました。

 実り多い航海でした。 KT-12-19関連のカキコは今回が最後です。

IKMT-4

2012-08-21 | 航海
 今回の航海、航海の研究テーマ関連の成果は一級品でした。なかなかの成果です。で、個人的にはどうかというと、これもこれでよかったです。


 これ、なんでしょう?


 オタマジャクシじゃないよ。


!!!!!


 私の「虎の子」研究プロジェクトの対象生物です。しばらく生きてました。船内で生きてる姿を見たのは初めてです。チョウチンアンコウの仲間。貴重な、貴重な標本です。乗ってよかった。


IKMT-3

2012-08-18 | 航海

 投入から揚収まで約4時間。待ちくたびれて水遊びをしているわけではありません。網を洗うための高圧ホース、通称ドンキーです。この役回り、結構人気があります。結局童心に帰っての水遊びか!?


 網が大きい分、獲れる採集物の量もそれなりに多いわけで・・・・ゴミバケツが必須アイテムとして活躍します。


 いよいよ上がってきました。私にとって初めての、純粋な親潮域でのIKMT採集。何が獲れるか、興味津々です。


 採集物をポリバケツへ収容。そして研究室へ。


 採集物はこんな感じ。


 鱗が剥げてしまっていますが、それでもきわめて状態の良いソコイワシの仲間です。ちょっとした収穫です。

つづく

IKMT-2

2012-08-16 | 航海
 さて、このIKMTネット、挙動不審なんです。投入後、どれだけ深く沈んでくれるか、全く読めません。そこで活躍するのが、この装置。


 深度と温度を記録していく装置です。上の写真は、PCで設定しているところ。1秒ごとに深度と水温を記録するように設定しています。
で、こんな感じでIKMTのディプレッサー(枠)に取り付けます。

 ロープワークに少しは自信がありますが、ビニールテープはありがたい保険です。

 今回の航海では、3回IKMTの採集を行えました。ワイヤーを4,000 m繰り出したのが一回、水深の関係で3,000 mに留めたのが二回。三回とも、到達深度は1,000 m前後でした。

 網を曳いている間、ごっそりと海洋生物が入り、抵抗が増すとワイヤーが切れる可能性があります。ワイヤーの破断強度は6t。その前に網が破けますが、念のため、ワイヤーにかかっている張力を船上でモニタリングします。そのとき役に立つのが張力計。こいつです。


 一度ワイヤーが切れた事があり・・・研究室にいたらブチッとものすごい音がして、数秒後ウィンチマンがひきつった声で’ワイヤーが切れた。’と船内放送で発表。甲板へ出たら、切れたワイヤーが甲板のマホガニー板をえぐった跡が数か所・・・・・!!!もし不用意に甲板に出ていたらと思うと、ゾッとしました。


 研究室内で張力計を見ながら、必要なら甲板へ出て行って、ウィンチマンに巻き上げ速度の変更、またはブリッジに曳網速度の変更を指示します。ちなみに、ワイヤーを4,000 m出すとなると、投入は1 m/秒、4,000 mだして30分水平曳き。そして0.5 m/秒で巻き上げるので、(4,000 x 3 + 30 x 60)/60 =230分。つまり、網を入れてから上がってくるまで4時間近くかかります。結構調査時間を食うので、豪華と言えば豪華な調査です。


 今まで自分が写っている画像は殆どアップしていないのですが、この前のカキコには、私が写ってる。そうか、学生にデジカメを渡していたんだ。さて、私はどれでしょう。

つづく

IKMT-1

2012-08-13 | 航海
 深海魚、それもチョウチンアンコウ狙いの採集が、IKMTの目合い5 mmの曳網です。

 何が獲れるか、院生たちも興味津々。ワッチ(当直)に関係なく出てきます。


 網口3 m、大きな網です。


 巨大なクラゲみたいに見えますね。


 お気に入りのネットです。

つづく

ルーチン調査

2012-08-12 | 航海
 本航海の目的であるカタクチイワシの仔稚魚採集。採集効率を上げるために、作業は基本夜間となります。各観測点で何をやるかというと、まずは環境データの収集。


 CTD観測です。船から毎秒い1 mの割合でワイヤーを繰り出して、連続的に水温、塩分(電気伝導度と水温から計算する)、溶存酸素量、クロロフィル量を計り、現場の海の鉛直構造を求めます。こちらの希望する深度で採水も可能です。海洋観測の基本項目みたいの観測です。

 これがNORPAC Twinネット。


 目合の違う網を二個同時にひき、シラスの餌となる動物プランクトンを採集します。

 そして本航海の主役、ニューストンネット。

 釧路沖の夜霧が写ってます。

 おぼれかけたジンベイザメみたいなかっこうで表層にいるシラスやプランクトンを採集します。

 採集物の中から、ワッチの班員総出でシラス拾い。

 揺れる船の中で、下を向いて数ミリのシラスを一匹、一匹拾っていく・・・・・船に強くないと地獄の作業です。

 本航海、非常に良いデータが取れてます。何よりです。

 つづく。