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「群青の夜の羽毛布」の話

2005年12月06日 15時20分30秒 | 邦画
この間、ずっと置いてあった群青の夜の羽毛布のDVDを観ました。


あらすじ
スーパーでアルバイトをする大学生の鉄男(玉木宏)は、時折買い物にくる憧れの年上の女性さとる(本上まなみ)と付き合う事となる。さとるは、坂の上にある自宅で教師をしている厳格な母(藤真利子)とそれに反発する妹(野波麻帆)と一緒に暮らしていた。


アルタミラピクチャーズの磯村一路監督作品なので購入しました。磯村監督の「雨鱒の川」「解夏」「がんばっていきまっしょい」のDVDソフトを所有しています。

感想ですが、ちょっとストーリーに無理があると感じました。これは、もしかしたら原作に問題があるのかも知れないし、又は、原作を充分映画に反映出来なかったのかも知れない。どちらにしても話の流れに無理やりな感じが残ります。(原作者山本文緒さんの「ブルーもしくはブルー」を読んだ事がありますが、やはり無理やりな感じがしたのを覚えています。)

この下にはネタバレが含まれています。
例えば、鉄男とさとるは初めてのデートでやっちゃいます。お母さんともやっちゃいます。(有り得ない!)
お母さんは門限に遅れた言い訳も聞かずに、さとるや鉄男を引っ叩いたり、さとるが鉄男を捜して雨にずぶぬれで居酒屋に入り、鉄男が女の子達といちゃいちゃしてるのを偶然目撃したりと挙げればきりが無いほどに・・・。

また演出も少しおかしいのかな?図書館の中で突然大声になる鉄男は、まるで注意してくれとばかりに声がでかくなる。最初は何か必然性でもあるのかなと思ったんですが、その前後を見ても見当たらない。(もしかしたら意図があっての事かも知れないが意味は無いと思う。)
原作では書いてあるだろう、さとるの腕フェチの理由。ただのフェチで終わらせてもなぁと思います。

下手な役者さんは出ていませんが、小日向文世さんは別格で上手かった。小日向さんが出るシーンは少し雰囲気が変わって感じられました。

本上まなみさんや玉木宏くん、野波麻帆さんが好きな方なら見ても良いかなとは思いますが、お奨めは出来ませんね。

評価(50点): ちょっと甘いかも!

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