のらさんのうだうだ日和

ドラマ・映画の視聴率情報中心

「あしたの私のつくり方」の話

2008年09月25日 14時13分03秒 | 邦画


DVD「あしたの私のつくり方」


・goo 映画 『あしたの私のつくり方』 公式サイト:http://watatsuku.goo.ne.jp/index_f.html

あらすじ
不仲な両親の前で良い子を演じる小学生の寿梨(成海璃子)は、私立の中学校を受験するが落ちてしまう。
寿梨が学校を休んでいた間に人気者だった同級生の日南子(前田敦子)はイジメられっ子になっていた。
卒業式の日に図書室で偶然2人きりになった寿梨と日南子は言葉を交わす、本当の私について…。
それきり2人は話すこともなかったが、寿梨は高校生になって山梨に転校した日南子に名前を隠して携帯メールを送る。

映画監督の市川準さんの訃報が目に飛び込んできた。別に監督のファンと言う訳でも、ましてや知り合いでもない。
たまたま前の週に「あしたの私のつくり方」のDVDを見ただけのこと。
仕事の方が忙しくて、休みも取れずにずーっと眠ったままになっていた中の1本でした。
この作品がですね、良かったんですよ、意外にも!それでね、いきなりの訃報にビックリしちゃったんですね!
この所、映画の感想は書いてなかったのですが、何とか記事にしてみました。(一週間掛かってしまった!)

物語冒頭から徐々に引き込まれて行く、見やすい映画です。
寿梨の気持ち&携帯メールのナレーションがベースになっていて、その助言を実行し人気者になっていく日南子が心地良くて面白い。
演技の部分は長まわしが多い(この監督さんの特徴だそうです)のですが、テンポは軽快に感じます。
全体的に醸し出している雰囲気が良いですね!

主演は成海璃子。子役からの叩き上げで実力は申し分なし。最近キレイになってきたとも思う。
もともと、去年辺りから数本の映画に出演していた成海璃子作品のどれか見てやろうと思ってDVD購入したんですよ。
映画「神童」や「きみにしか聞こえない」も見たくなってきましたね。

共演者にAKB48の前田敦子。アキバ系でもアイドルオタクでもないオイラは正直、ちゃんと見たのは初めてかな?
前後しちゃいましたがドラマ「太陽と海の教室」に出てましたね。
映画初出演というかちゃんとした演技自体が初めてだそうで、確かに“へたくそ”なんですが、ちょっとそれが味になってて大変良かったです。

面白かったのが、寿梨役の成海璃子のお父ちゃんが石原良純で、お母ちゃんが石原真理子
どういうキャスティングだよと思ってたら、お兄ちゃん役の柄本時生も加えて家族全員で眉が濃いいって。
(気が付いたらそうなってたようですが)

監督さんの話に戻りますが、この市川監督はCM監督としての方が有名みたいです。
「BU・SU」「つぐみ」「東京夜曲」「竜馬の妻とその夫と愛人」・・・他にも結構見ている気がするんですが、覚えていない。
団塊の世代と自分で語っていましたが、59歳にしては考え方が柔軟で若い監督さんだと思います。
こういう監督さんにもう少し活躍して欲しかった。ご冥福をお祈りします。

私個人として映画やドラマが面白くなる一番のポイントは“本”だと思っています。
脚本家・細谷まどか氏はこの作品がデビュー作みたいですが、記憶に留めておこうかと思っております。
(原作が良いのはもちろんです!あしたのためのその~は、実践したら本当に人気者になれそうです!)

評価(90点):

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「どろろ」の話

2007年08月23日 12時48分42秒 | 邦画
映画「どろろ」を観ました。あのやたら広い景色はニュージランドだったんだね!

どろろ/ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン


・公式サイト:http://www.dororo.jp/

あらすじ
時は乱世。度重なる戦に人々は疲弊していた。
生まれながらに身体の四十八箇所を四十八匹の魔物に奪われた百鬼丸は、自らの身体を取り戻すべく野党のどろろと共に魔物退治の旅を続ける。

手塚治虫ちゅー人は、やっぱ凄いわ!これだけのコンテンツ残してるんだから。
ほぼ中だるみ無しで、あきずに観れた。
出し惜しみせずに次々に魔物を出しちゃ倒しってのが回転が速くて良かったね。
またその魔物がチャチくてね!でもどうしてか憎めないんだなこれが!
いかにも和物の妖怪は出てくるは、中途半端なCGモンスターに、着ぐるみだったのだろうかワニもどきの怪獣みたいなの登場するし…。
(ゲーセンに昔からあるワニの頭をハンマーで叩くの思い出した!)
しかしながら許せたってのは、合格なんだろうね!

配役にも異論は無く。妻夫木、柴咲、瑛太等々、実力派若手俳優の起用は好印象!
ただ、中井貴一の江戸時代以前のキャラはいつもホント悪役だなと。


ネタバレ
母が死ぬ間際に残した、本当の男に出会うまでは決して泣くな、男として生きろ、その言葉を固く守り続けたどろろ。
最後のシーンで俺は男でいると言いながらも泣いていたどろろが涙を誘いますなぁ。

百鬼丸の親父は最期、カッコイイを装って死んで行ったが、自分の欲の為に息子の身体を魔物に売って、あまつさえ坊主は殺すは、どろろの父ちゃんは殺すは、自分の妻は殺すは、自力で何とか生きてきた息子は再度殺そうとするは、極悪で性質(たち)が悪い!
百鬼丸の弟も何だかんだ言って、忍(しのび)を問答無用でぶった切ってるし、やはり兄を殺そうとするし、もっと因果応報、自業自得的な天罰が下っても良かったのでは無いだろうか?


魔物は半分残ってるし、次回作やるんだろうね!
過去の話が無くなった次回こそ、真価が問われるちゅー気がする。もっと金かけて、アクションビシバシ、恋愛ビシバシで作って欲しい!
やはり最後の魔物を倒した後の決着つーのが気になるからね!


評価(80点): 
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「この胸いっぱいの愛を」の話

2007年04月17日 12時40分21秒 | 邦画
過去に戻って大事な人を助けたり、やりなおしたりする映画が多いなあと。

この胸いっぱいの愛を プレミアム・エディション GNBD-1142
この胸いっぱいの愛を プレミアム・エディション GNBD-1142


あらすじ
出張で九州に向かう飛行機に乗っていた比呂志(伊藤英明)は20年前に過ごしていた門司にタイムスリップ。
そこで子供の頃の自分や大好きだった和美(ミムラ)と会う事になる。
バイオリニストを目指して東京の音楽大学を卒業した和美は難病にかかり門司に帰っていた。
比呂志は、やがて和美が病気で亡くなる運命にある事を知っていた。


原作は梶尾真治、監督は「黄泉がえり」「どろろ」塩田明彦
ミムラの作り出している和美の雰囲気が良いなと思います。
少し大人びていて、でも優しくて。
少年の頃ってあんな女性に恋するものだなと。
伊藤英明と子供の頃の比呂志(富岡涼)があまりにも似てないのが違和感を覚えましたね。
それからもう少し比呂志と和美に何かあっても良かったんじゃないんでしょうか?
何か中途半端で。


ネタバレ
結局、比呂志・布川(勝地涼)・臼井(宮藤官九郎)・角田(倍賞千恵子)が現代で遺体となって発見されるのは好きな終わり方では無いですね。
和美が死なずに済んだのだけが救いなのですが、バイオリニストの道もたたれ「この胸いっぱいの愛を」って言われてもなあと。
ボロボロに泣けるラストならまだしも、そうでないならハッピーエンドにして欲しかったな。
後は、自分を産んで亡くなった母親と話して想いを遂げた布川は分かるのですが、臼井の心の仕えはもっと他になかったんかいと。


評価(60点):
泣かせて欲しかったんだけど、今一歩の作品かな!



この胸いっぱいの愛を~未来からの黄泉がえり~ GNBD-1109
この胸いっぱいの愛を~未来からの黄泉がえり~ GNBD-1109

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「ドラゴンヘッド」の話

2007年04月12日 12時43分28秒 | 邦画
テレビ放映時に見たのですが、少々時間が経ってしまいました。(感想のデータが埋もれていました。)
当初はDVDを購入しようと思っていたのが、あまりの評判の悪さに買い控えた作品です。


ドラゴンヘッド ASBY-3428
ドラゴンヘッド ASBY-3428


あらすじ
修学旅行中の列車がトンネル内で脱線。生き残ったテル(妻夫木聡)とセト(神田沙也加)はトンネルを抜け出し外に出る。
そこには崩壊した世界の姿があった。


原作は望月峯太郎の人気コミックです。
監督は飯田譲治


煮え切らない主人公も、何だコイツとは思いましたが、何より山田孝之の演じるペイント男ノブオが何だか良く分からない設定です。
いじめられっ子が突然キレて、顔にペイント、手には自作の槍を持って妻夫木聡神田沙也加に襲い掛かります。
何が彼をそうさせたのか?結局、トンネル内に残された彼は…どうなるの?
藤木直人演ずる自衛官もまた意味不明な行動の数々。
そんな奴いねーよ!と突っ込みたくなる。
キャラクターの行動原理が不可思議で、その辺も評価の低さに繋がっているのでしょうね。


映像の方ですが、”崩壊””火山灰”みたいなものを意識したのか全編砂嵐で、もしかして誤魔化しCGなのかと疑ってしまいます!
(特撮の方は、力が入っているのは分かりましたが。)


何よりもこの作品の評価が低かった理由は、最後にあるのでしょうね。
私はそれほど気にはしませんでしたが、きちんと決着を付けて終わる方が良いのでしょう。
なんだこりゃって思った方が多くいたと思います。


原作が悪いわけでは無く、出演者も悪いとは思いませんが、脚本に演出かな。(あと少し映像)
期待していた分、裏切られたという事なのでしょう。


評価(50点):
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「SHINOBI」の話

2007年04月12日 12時36分46秒 | 邦画
この作品は一般に投資を募った映画ファンドで有名になった作品ですね。
仲間由紀恵オダギリ・ジョーを起用して、異能力を持つ忍者達が戦うアクション娯楽作品という事で、当初注目してたんですが評判はいまいち。
(このレビューは、感想を書いたは良いが埋もれていたものをUPしてみました。


SHINOBI(期間限定) DA-2894
SHINOBI(期間限定) DA-2894


あらすじ
時は戦国時代が終わりし徳川の世。山深き奥地に伊賀と甲賀の相対する忍びの里があった。
徳川の世を磐石の物とするべく家康は、この2つの里を争わせ滅亡させようと画策していた。
伊賀の朧(仲間由紀恵)と甲賀の弦之介(オダギリ・ジョー)は、愛しあいながらも互いに敵同士の運命に流されて行く。

原作は、山田風太郎の小説。
監督は、下山天


沢尻エリカが異常に可愛いです。
私はあまり好みでは無いのですが、綺麗に取られています。
黒谷友香は、見ている間は彼女だと気付きませんでした。(良く見りゃそうなのですが)
あー、そうだったのかという感じですね。
オダギリ・ジョーは、アクションシーンがカッコイイです。
彼は、どんな役でも出来ますね。たいしたもんだ!


評価が高くないのは、終わり方によるものでしょう。
もう少し、良い終わらせ方があったかなと思いますね。
あと異能者としてのキャラには魅力を感じますが、人間ドラマとしてはお粗末でしょうか。
こんな中途半端に恋愛を描くのなら、無くても良かったかな。
アクションと特撮(CGも)を見る映画ですね


評価(60点):

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映画「嫌われ松子の一生」の話

2007年04月10日 17時32分35秒 | 邦画
やはりドラマを観る前に、観るべきだったね!

嫌われ松子の一生 通常版 ASBY-3597
嫌われ松子の一生 通常版 ASBY-3597



あらすじ
荒川の河川敷で川尻松子(中谷美紀)の遺体が発見される。
伯母である松子の部屋を片付けにやって来た笙(瑛太)は、その生き方に興味を持ち始める。
生徒に信頼されていた女教師がなぜ道を踏み外し、不幸のどん底まで転落していったのか?
そして誰が松子を殺したのか?


ネタバレ含む
木村カエラの歌シーンから始まり、蒼井そらがタレントになれるからと騙され連れて行かれる。
テレビでは片平なぎさのサスペンスがやっていて、犯人役の本田博太郎は崖から飛び降りる。

なんてふざけた始まり方なんだ!!!
さすが中島哲也作品だ!
思えば「下妻物語」ですっかり中島ワールドにハマッテしまったんだった!
短いカットを職人のように編集で切り貼りして軽快なテンポを生み出す。
理解出来ない話をどこか身近に見せてしまうテクニック。
登場人物の個性を際立たせての演出。
松子を襲う不幸のオンパレードも中島監督の手にかかればミュージカルで明るく物語になってしまいます。
やはり良いね、中島作品は!


とにかく登場人物が多い!話に関係ある人から、通りすがりの役者達まで。
良く見てないと見逃しちゃうくらいちょい出の人もいます。
ミュージカル仕立てなので歌も盛りだくさんでジャンルも様々!
ストーリは2時間ちょいの中にこれでもかってくらい詰まっています。
この話を映画化出来るのは、中島作品の展開が早いからですね。


完全なるネタバレ
終わり方も実にシュールで皮肉が利いている。
中学校の教師だった松子が最後、中学生を注意して殺されてしまう。
美容師としてやり直そうとしていた松子ですが、やはり教師だったのかなと…。
原作ではこの後、法廷のシーンとかあるようですが、時間の決まった映画ではこのラストは正解だと思います!


評価(80点):


ドラマ版 嫌われ松子の一生 Vol.1~6 DVD-BOX ASBP-3726
ドラマ版 嫌われ松子の一生 Vol.1~6 DVD-BOX ASBP-3726


MUSIC FROM
MUSIC FROM"MEMORIES OF MATSUKO"-嫌われ松子の音楽-メイキング・オブ「嫌われ松子 ASBY-3371


下妻物語 スタンダード★エディション SDV-3247D
下妻物語 スタンダード★エディション SDV-3247D

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「日本沈没」の話

2007年04月05日 12時29分49秒 | 邦画
九州沈没!京都沈没!北海道沈没!東京沈没!日本沈没!
「日本沈没」が沈没!キャーーー!!!


日本沈没 スタンダード・エディション GNBD-7380
日本沈没 スタンダード・エディション GNBD-7380


あらすじ
駿河湾を震源とする巨大地震が発生する。深海潜水艇”わだつみ6500”のパイロット・小野寺俊夫(草剛)。地震で家族を失なった少女・倉木美咲(福田麻由子)。ハイパーレスキューの女隊員・阿部玲子(柴咲コウ)。3人は余震が襲う焦土と化した沼津の街中で出会う。
アメリカ測地学会のコックス博士は、日本列島が50年以内にその大部分が海に沈むと予測する。
しかし地球科学博士の田所雄介(豊川悦司)は調査の結果、1年たらずで北海道を皮切りに日本列島が沈没する事を突き止める。
俊夫や玲子や美咲の運命は?1億2000万人の日本人の運命は?


見所は、日本が沈没していく所です!
ビルを城を火山弾が破壊し、山からはマグマが吹き上がり、海沿いには津波が押し寄せ、地割れが全てを飲み込んで行きます。
良くもまあ、こんなに破壊しまくってくれるなと、良く出来たCGだなと。

出演者も豪華です!
上記以外にも、大地真央、及川光博、吉田日出子、石坂浩二、柄本明、國村隼、六平直正、大倉孝二、長山藍子、和久井映見、遠藤憲一、津田寛治、木村多江、前田愛、佐藤江梨子、ピエール瀧、丹波哲郎、など。(いっぱい居過ぎて書ききれない!)

ストーリだけが…。


地震は怖いなと、金持ちだろうが、貧乏人だろうが、若かろうが、年くってようが、日本に住む以上、関係ないですからね。
この次期に、この映画の話題はどうかなとも思ったのですが、良く考えてみれば地震国日本で、地震が起きていない時の方が稀じゃないかと。
始まりが東海地震ってのが、すさまじいですね。(そっから始まるかって!)
オイラ神奈川県在住、田舎は静岡ですから、東海地震なんか起きたらシャレになんないですよ!直撃ですよ!
それも、今、起きてもおかしくない訳ですから。(本当にまるで映画の宣伝文句のようである!)


日本を沈没させる為に持ち出したというか編み出した理論は、それらしいと見ている間は思った。
でも、日本が本当に沈没したら世界各国に与える影響は、計り知れないし。
津波は太平洋沿岸全てを襲うくらいには成長するだろうし。
そもそもその理論は、何で日本だけに適用なの?同じような場所が他にもあるだろう!
九州が沈んで韓国は無傷?台湾は?中国は?ロシアは?


ネタバレ
草の柴咲にする強引なキスが、ツヨポンったら真・面・目!って感じがした。
2人のラブストーリーがパニックムービーに必要か?とか思わせといて、いざラストになったら。
え゛!?
まさか、…死んだのツヨポン?
何で?いやいや、それで何を感じさせようと言うんだよ!?
哀悼の意を表されてもなあ?
意味の無い主人公の死ほど、無意味なものは無い!
冒頭でも書いているが、日本沈没が沈没したね!
(評判の悪い原因の多くはこの点に注がれている。)
そんなに深い海に沈んで亡くなったのは、ツヨポンとミッチーと、後はゴジラくらいなもんだよ!


評価(70点):
全てはCGのおかげです!


日本沈没 TDV-2731D
日本沈没 TDV-2731D
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「かもめ食堂」の話

2007年04月04日 15時58分48秒 | 邦画
「かもめ食堂」を見ました。これって日本テレビ系の映画なんですね。

かもめ食堂 VPBT-12610
かもめ食堂 VPBT-12610


あらすじ
ヘルシンキの街角にある”ruokala lokki(かもめ食堂)”は、日本人女性サチエ(小林聡美)が営む日本食のレストラン。
日本食に警戒心を持つ街の人達は、遠まきに見るだけで、店は”かもめ”ならぬ閑古鳥が泣く状態。
それでも、急がずあせらず客を待つサチエ。
そんな店に訪れる最初の客は日本アニメオタクの若い男。
やがてミドリ(片桐はいり)やマサコ(もたいまさこ)ら日本人女性2人が加わり、徐々にだがお客が増えてくる。


元々は、さる映画サイトでのプレビューで当時100人以上がつけていて平均85点以上と抜群に良かったのでDVDを購入したんです。
ただ、買うほどの作品だったかというと、難しいですね。

原作は群ようこ。監督・脚本が荻上直子
上記の個性派ベテラン女優3人が唯一の日本人出演者です。
(小林、片桐、もたいっていうのが日本テレビって感じがします。)
やはり女性の視点で描かれた、女性向けの映画だと思います。

何でフィンランド・オールロケ?とか、何で合気道?とか、何で日本食レストラン?とか、考えちゃいけない映画ですね。
ストーリーも求めちゃいけません。ヘルシンキで、何が起こる訳でも無いでしょ!
アクション?ホラー?涙?ギャグ?そういう映画じゃありません。
小林聡美の水着姿が見られます!…別に?…事実を書いただけさ。)
色んな人の、色んなこだわりがあって出来上がっている、そんな作品です!

エンディングテーマの井上陽水「クレイジーラブ」も妙に似合っています。
本編中に使用しても良かったのに!
予告なんかは、バックに「クレイジーラブ」が流れていて、それが絶妙なテイストになっていて実に面白そうに見えたもの。


小林聡美が出演する日本テレビ系のドラマとか好きな人は、いけるかも知れない。
そしてとにかくおにぎりや、豚肉生姜焼きや、トンカツや、焼き鮭や、あとコーヒーでも飲みながらシナモンロールを食べたくなる映画なのです!


評価(60点):
ゴメンなさい、これ以上は付けられない。

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「LIMIT OF LOVE 海猿」の話

2007年04月03日 09時47分29秒 | 邦画
エンタテイメントとしては最高の作品です。

LIMIT OF LOVE 海猿 スタンダード・エディション PCBG-51022
LIMIT OF LOVE 海猿 スタンダード・エディション PCBG-51022

あらすじ

海上保安官・仙崎大輔(伊藤英明)は、鹿児島・第十区管区で念願の機動救難隊の潜水士をしていた。
乗客620名が乗る大型フェリーが座礁。大輔に会った帰り、偶然そのフェリーに乗り合わせた恋人の伊沢環菜(加藤あい)は大輔の身を案じつつも船から退避する。
船底の水没の広がりは予想以上に早く、非常用システムも働かず。やがて車上デッキの車のガソリンが引火、爆発を起こす。全保安官にも退避命令が出される中、大輔と後輩の吉岡哲也(佐藤隆太)、妊娠5ヶ月の本間恵(大塚寧々)、避難命令を無視して車上デッキにいた海老原真一(吹越満)の4人が船に取り残されてしまう。

劇場版、ドラマ版と続いて、再び劇場版です。
ドラマ版からの時任三郎(下川役)に加えて、石黒賢(北尾勇役)、浅見れいな(乙部志保里役)などの新たなキャストも登場。
いっぱい居すぎるのでこれ以上は書きませんが、さすが映画です。

海上保安官は、消防士、自衛官と共に一番身体を鍛えている職業でしょう。特に特別に編成された隊に所属するメンバーは超人。
だからという訳ではないのですが、仙崎はスーパーマンです。
いくらなんでもそんな奴はいねえよ!と先崎に突っ込む人も多いでしょうね。
最初は、成長の物語だったのにね!


惜しくもこの映画に出られなかった不運なこの2人のインタビューでの恨みぶしを載せてみたりして。

伊藤淳史(劇場版1作目登場・工藤始役)
生きてたら、また一緒にみんなで海猿出来たのかなと思うと、ちょっとあの、僕なんか死んじゃった事がすごく辛いですね。
海猿出てたのに、ドラマにも出れなくて、次の映画にも出れないってのは悔しいですけど、僕自身が撮影していた時の事を思い出しながら、海猿という映画を楽しみたいと思います。

仲村トオル(ドラマ版登場・池澤真樹役)
きっとこいつらはすっごい楽しい事を、すっごい面白い事を、すっごい作品を作るんじゃないかなあって、えっでも俺降りなきゃいけないの?ていうような。うん、終わった瞬間からですね、そういう想いが高まったのは。
LIMIT OF LOVEが大ヒットしたりしたら、ものすごい悔しさが湧き上がってきて、手放しでは応援出来ないような複雑な、愛情と嫉妬の境目にいるような心境なんですけど。


ネタバレ
一番好きなシーンというか、少々長いのですが。
既に周囲からはあきらめられていた大輔から、環菜への電話。湧き上がる対策本部。
そして皆が聞いている前でのプロポーズ。
大輔と救助者が脱出を試みているその時に再度の爆発。船は傾き大輔達の上から大量の海水が流れ込む。
そして船は皆が見守る前で沈んで行く。
静まり返る本部に環菜の悲鳴とも嗚咽とも取れる叫びだけが響き渡る。
上層部があきらめる中、待機していた各隊の保安官達が次々と本部へ救助に向かう許可を求めてくる。
この一連の流れですね。涙がちょちょぎれる程に感動の嵐、”チェックイン”です!

安易に誰も殺したりせず、全員が助かるというハッピーエンド!
特に、2度ある事は3度なく、吉岡が無事だったのにも、工藤と池澤は可哀想ではあるが良かった!
役者陣の演技問題なし!CGには違和感は無く、特撮も凝っていて良かった!
そして大輔と環菜がハッピーエンドで良かった、良かった!


評価(80点):

過去のレビュー:「海猿」の話
過去のレビュー:「海猿&がんばっていきまっしょい 最終回」の話



海猿 スタンダード・エディション PCBG-50678
海猿 スタンダード・エディション PCBG-50678


海猿 UMIZARU EVOLUTION DVD-BOX PCBC-60924
海猿 UMIZARU EVOLUTION DVD-BOX PCBC-60924


<ヤンジャンDVDビデオ>加藤あいBuono!Buono!~BIANCO~ PIBW-7020
<ヤンジャンDVDビデオ>加藤あいBuono!Buono!~BIANCO~ PIBW-7020


a Maze VPBF-11041
a Maze VPBF-11041

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「東京フレンズ The Movie」の話

2007年01月05日 17時15分49秒 | 邦画
「東京フレンズ The Movie」を観ました。

東京フレンズ The Movie スタンダード・エディション AVBF-26028
東京フレンズ The Movie スタンダード・エディション AVBF-26028

あらすじ
高知の田舎町から上京した若槻玲大塚愛は、居酒屋「夢の蔵」でバイトをしながらバンド「サバイバル・カンパニー」通称サバカンでメジャーデビューを目指す女の子。
バンドに入るキッカケとなった新谷隆司瑛太はサバカンを脱退して入ったバンド「フラチャ」のメンバーの暴力事件に巻き込まれて姿を消してしまう。
かつてのバイト仲間・我孫子真希小林麻央からNYで隆司を見たとの手紙に玲はNYに行く事を決意する。


映像部門に進出を考えていたavexが自身のタレントである大塚愛を抜擢したDVDドラマ「東京フレンズ」の映画版です。
ドラマ版では大塚愛は初の出演、しかも主演。キスシーンもあったりして本格的な演技も初。(今回も初の映画出演!)
それを可能にしたのがフジテレビ・ドラマスタッフの力!?
監督は「東京ラブストーリー」から始まって「愛という名のもとに」「ロングバケーション」「LOVE GENERATION」「スローダンス」等を手がけたディレクターの永山耕三
脚本が「スローダンス」や映画「バックダンサーズ!」の衛藤凛
(「スローダンス」では、居酒屋「夢の蔵」が出てきたりしてましたが…。)
ドラマ版を初めてみた時の感想は、まんまフジのトレンディードラマじゃんという感じでした。


ドラマ版が女同士の友情を描いていたのに対して、この映画版ではそれぞれの恋愛が中心として作られています。
何故、”東京フレンズ”?”NY恋愛物語”にでもしたらという内容!
自分としては、やはり友情を基軸に玲のミュージシャンとしてのサクセスストーリーにして欲しかった。
(なんかコンセプトが「NANA」に似てるなと思うのはオイラだけだろうか?)

ネタバレ
驚いたのは、小橋亨佐々木蔵之介がゲイだったという事。てことは純粋に真希の絵の才能に惚れ込んだだけって事だよね。
羽山ひろの松本莉緒も里見健一佐藤隆太と別れる事になって、ドラマ版ってなんだったのと少し思ってしまうね。
最大の問題点は隆司がサバカンに戻らなかった事だね。まだ続きやろうと思ってるのかな?


評価60点:

「東京フレンズ」の話

東京フレンズ プレミアムBOX AVBD-91282
東京フレンズ プレミアムBOX AVBD-91282


スローダンス DVD-BOX ASBP-3242
スローダンス DVD-BOX ASBP-3242


愛という名のもとに DVD-BOX PCBC-50578
愛という名のもとに DVD-BOX PCBC-50578


プラトニック・セックス(TV版) PCBC-50208
プラトニック・セックス(TV版) PCBC-50208


バックダンサーズ! スタンダード・エディション GADH-1101
バックダンサーズ! スタンダード・エディション GADH-1101
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