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「解夏」の話

2005年08月19日 16時39分05秒 | 邦画
この夏の終りに、この映画「解夏」はどうでしょうか?

解夏(初回生産分のみ限定仕様) TDV-2865D
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あらすじ
東京で小学校の教師をしている高野隆之(
大沢たかお)は、ある日自分がベーチェット病という奇病にかかっている事を知ります。周りに迷惑をかけないようにと小学校を辞め、生まれ故郷である長崎の実家に帰ります。その頃、モンゴルにいた朝村陽子(石田ゆり子)は、隆之からの別れの手紙を受け取り長崎へと向います。ある日、隆之は陽子と共に訪れた聖福寺で林(松村達雄)という老人に「解夏」の話を聞かされます。

既に地上波で放送されているし、連続ドラマにもなったので知っている人は多いでしょう。この映画(原作者である「さだまさし」さんを含めて)の功績は、日本人の多くの人にベーチェット病というものを広めたことでしょう。

私がベーチェット病を知ったのは10年以上前、まだ誰に聞いてもベーチェット病が認知されていない頃。ある知人の女性がベーチェットの協会の会合?にお茶などを出す為に出た時の話が妙に心に残っています。
ベーチェット病の患者の方(目が不自由な方だったそうです)がお金が欲しいのではなく、我々ベーチェット病の患者が働ける場所が欲しいと切に訴えているのを困った顔で聞いていた協会のお偉方の話です。彼らににてみれば協会は慈善事業であり、私たちは良いことをしているのだという自己満足に過ぎなかったのかも知れません。それも敢えて否定はしませんが。それによって多少なりの金銭が患者の為に使われるのなら悪い事ばかりではないでしょうから。ただ、患者の方にしてみればそれは壁であり心情を分ってもらえる限界と感じたのではないでしょうか!?

話としては決しておもしろいストーリーではありません。だらだらと無駄に長いし…。見所は雨の中で大沢と石田がケンカする所かな?あと長崎の(坂の多い)風景!(ちゃんぽん!皿うどん!和と中と西洋がミックスされた不思議な世界観は魅力ですね。)

ベーチェット病は直接命に関わる病気では無いので、隆之はまだ生きているだろうし、陽子と仲良く暮らしてるかな?とか考えると救いようのある話なのかも知れません。

評価(60点):


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