■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

かしわ餅 ~あと継ぎが生まれるまで親は健在~

2022年05月05日 15時00分01秒 | 伝統行事
今年もコロナ禍のなか、端午の節句を迎えたが、元来の風習として粽(ちまき)を食べてお祝いするのが吉例だった。それがいつしか簡略化が進んで現在の「かしわ餅」となったようだ。粽を包み込むのに柏の葉を用いた理由と、柏に託された願いを探っていきたい。今年も朝宮の一番茶が届いたのでお供に点ててみた。





柏の葉の特徴として、新芽が育つまで古い葉が落ちない特徴から「あと継ぎが生まれるまで親は健在」そんな擬人化から、縁起担ぎとして「子孫繁栄」を願ったと聞く。それが柏の葉を使うようになった理由のようで、もちろん柏の葉が持つ「香り」と「抗菌作用」が基礎にあってのことだ。



関西は軟水でアズキを炊くことから、潰れないで粒を残したまんまに炊く技術があるが、関東の硬水ではアズキが潰れて割れて酷い結果になるので、一層のこと裏漉しして漉し餡にしてしまえ的なイメージだ。ちまきに限っては、関西でもわざわざ漉し餡にするのも伝統にのっとってのことだろう。







‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (くにちゃん)
2022-05-05 15:27:20
こんにちはーー
炎クリさん♪

薫風に泳ぐ🎏こいのぼり
今日は端午の節句!!子供の日ですね!!
昨日のお赤飯に続き、
柏餅でお祝い!!
日本古来の慣わしや伝承
改めて炎クリさんに教わると、心に刻む事が出来、有難い限りです!!ありがとうございます。
「お点前頂戴いたします」(笑
なんてお抹茶の見事な事。そして綺麗な若緑。

清らかな新茶に、柏葉の香りにと、
それを滑らかなこし餡が、ほどよく調和して。。
アタシには
まるで精神安定剤(笑、、のように(笑

素晴らしいひと時を。炎クリさん♪ありがとうございます!!
返信する
Unknown (ra9gaki_do)
2022-05-05 15:30:52
こんにちは(^-^)
いつも温かいリアクション
ありがとうございます😊
孫の大好きな柏餅。
前は手作りして居ましたが
今は既製品を調達しています。
いつも美味しいレシピ
ありがとうございます😊😊😊

花が美しく咲いて〜嬉しい季節です。
強風の札幌〜薄紅色の花びらが飛んで来ます。

今日もどうぞお元気でお過ごしくださいね。
返信する
Unknown (ビオラ)
2022-05-05 16:06:11
今日〜。

朝宮茶より、新茶が届いたのですね〜💚
私も、中島緑茶園さんの新茶を、
本日、邪気払いのお茶時間に、
いただきましたよ〜(^-^)♫

柏の葉の香りや抗菌を読んでいて、
柿の葉寿司の、柿の葉を、思い出しましたよ〜♫

色々、ためになるお話を、
ありがとうございます〜☺️

私は今、外出先にて、
気になっていたティーを、飲んでいます〜。
暑い日に、ぴったりなティーで👍

お出かけ中なんで、また、
夜にupかしら^^;

素敵なたんげのおじさん(あしたのジョー)・・じゃなくって、
端午の節句を、お楽しみ下さいね〜♪
返信する
Unknown (しじみ)
2022-05-05 16:23:21
こんにちは

おいしいお茶と和菓子

最高だすね

かしわ餅買うのを忘れて

シュークリーム買って食べちゃった

だす(笑)

小豆の炊き具合が水の種類によるもの

とか柏餅の葉っぱのこと

納得しただす いつもありがとうだす

ぷっちんだす
返信する
Unknown (りんこ。copelonmaru)
2022-05-05 16:28:20
こんにちは~。

ほんとに色々なこと、よくご存知ですね。

子供の日に柏餅を、食べることさえ忘れていましたよ~。(笑)
餡も、関西、関東とお流儀が違っているなんて知りませんでした~。
返信する
Unknown (sinjyusai)
2022-05-05 17:14:55
こんにちは。

関西と関東方面で水の違いを以前お聞きしましたが
小豆でも工夫がなされてるですね。

たまにはアンコも良いですね。

渋いお茶なら尚良いです
返信する
Unknown (おおばかめぐみ)
2022-05-05 21:19:36
こんばんは。

ちまきを食べるのは中国からでしたっけ?
節目節目で、むかしの人は食べ物に願い事を託していましたよね。
柏の葉の香りってほんと良いですよね。
返信する
信楽への道すがら‥‥‥茶畑が! (sugichan_goo)
2022-05-06 00:57:02
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ
いつもコメントありがとうです。

くにちゃん
ことしもびわ湖の上空に鯉のぼりが舞う時期になりました。端午の節句こと「こどもの日」は、かしわ餅を食べながら、ワシを頂点とする一族の子たちが、スクスク育つようにと思いを馳せました。きのうのお赤飯は美味しくて、冷凍しておくつもりが止まらなくなって大変でした。祇園祭の時も同様に、粽での厄除けをするんですが、その包みの中にはお餅は無く張りぼてなんで、詐欺のような粽なんですよ。従ってワシ自身は、こちらのかしわ餅を支持したいですね。朝宮のお茶は、日本茶発祥の地なんで歴史が違うんで、こればかりは他の産地に譲れないので柏餅のお供としました。きょうは、信楽への道すがら朝宮のお茶園にも寄って、緑のグラデーションで目の保養をしてきました。

楽描堂さん
お疲れさんです。強風の札幌からリアクションも含めてありがとうです。お孫さんの大好物にかしわ餅もあるんですね? エミママさん手作りって、凄いですね‥‥‥想像しただけで大変そうです。北海道富良野なんて、特にお花が奇麗な季節にはいりますね? 是非ともいきたい旅行先ですね。薄紅色の花びらと言えば「薄紅爪草」でしょうか? あと少しきっと手術はご成功されると思います。

ビオラさん
日本茶の発祥地「朝宮」からの一番茶は何より風味が素晴らしいです。お茶碗は奈良の赤膚焼きですけどね。中島緑茶園さんといえば、確か九州でしたよね? 余談なんですが、本日に信楽陶器市行ってきまして、色んな陶器を物色するんですが、ヒョンなことから民芸調のテーブルを衝動買いしてしまいましたところ、大川家具の作りがシッカリしたものが、即日に納品されました逸話を後日ご紹介します。その帰りに朝宮の山本茶園さんに寄ってきました。お話は戻しまして、柏の葉の香りや抗菌は、仰るとおり柿の葉寿司のノウハウとよく似ていますし、あれも手間がかかる保存食で、24時間経過したものが塩分が熟れて美味しいです。

しじみちゃん
滋賀の朝宮茶は、日本茶発祥の地で「宇治茶」の分類なんですよ。本日は信楽陶器市の道すがらですので、香り立つ一番茶を試飲してきましたよ。お抹茶をシッカリ点てて、かしわ餅のお供につけました。お茶碗は奈良の赤膚焼きで、こう言う枯れた贅沢が最近嬉しいですね。ワシが「かしわ餅」を買うのは、伝統行事の一つとして縁担ぎで食べています。小豆の炊き具合は、昨日の赤飯でも関東の方が書かれていた「小豆は割れるんでササゲを使います」的な現象が実際あるんですよ。

りんこさん。copelonmaruちゃん
2004年頃から、年中行事のことや国民的行事のブログも、毎年書いていますと、本当に色々なことを勝手に覚えてしまうんです。しかし、直ぐに思い出さにゃ~ならん的な俊敏性は無くなってきましたけどね。(笑) りんこさんは、お酒のことなら忘れないので「かしわ酒」でもあれば絶対的でしょうけど。餡子の特徴は、関西・関東の和菓子屋さんもビックリの水が持つクセがあるんですよ。

Sinjyusaiさん
関西の軟水と関東の硬水は、静岡で真っ二つに分かれますから、小豆を煮込むと割れるとか潰れるとか。こし餡は、関東の職人さんの苦肉の策ですよ。ワシの友人に、餡子の缶詰を頬張りながら飲む日本酒は、水のようにしか思えないと飲む人知っています。

おおばかめぐみさん
中国での「粽」は、忠誠心を高めるために我が子に与えるようですが、日本の親御さんは、無病息災で育ってほしいとの願いなので、目的が大きく違っているのも国民性の違いでしょうね。柏の葉には抗菌作用があるって、むかしの先人たちは風習の中から健康に過ごせる知恵を身に付けたようですね。

皆さんの応援を感謝します。
いつもありがとうです。(^_-)-☆
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