■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

京都伏見の「寺田屋」を分析・・・・ビアホールで考える。

2014年04月20日 23時40分36秒 | 史跡・歴史巡り
京都の酒どころ伏見にある旅籠「寺田屋」は、江戸時代から続く旅館として今も営業を続けている。幕末を代表する史跡のひとつだが、実はこの建造物が鳥羽・伏見の戦いで焼けたあと、隣接する場所に再建されたレプリカなのである。それらしく、柱には少し悲しいくらいチャチな「刀痕」や、おりょうさんが入ったとされる風呂桶なども設置されており、当時を偲ぶのに事欠かない造りとなっている。またもや休館日で中をご紹介出来なかったのが残念!





幕末の「寺田屋」での事件は有名だが、伏見奉行所がおこなった「坂本竜馬」の捕り物がそれだと勘違いされている方が多いようだ。実は2つの大きな事件が起きていて、それと混同されて理解している方もおられるので少々説明を記す。



ひとつは「薩摩藩士による同士討ち(1862年)」で、薩摩藩主「島津久光」暗殺の計画を企てる薩摩藩尊王攘夷派の集結した「寺田屋」に、藩主が刺客を送り何人かを殺したうえで、残りの者を送還した薩摩人同士の凄惨な同士討ちとなった事件。寺田屋事件と言うと、こちらの方を指すのだ。これで同時にクーデターを目論んでいた「清河八郎」が、このあと計画を練り直し「将軍護衛の浪士組アイデア」を幕府に働きかけ「新選組」の母体を作る結果となる。



もうひとつが、伏見奉行所による「坂本龍馬捕獲作戦」で、薩長連合を成し遂げた坂本龍馬を始め、長州藩士の三吉慎蔵と、後に妻となるおりょうがいる「寺田屋」を、伏見奉行所の捕吏達に取り囲まれた事件とがあったのだ。乱闘にはなったが龍馬と三吉慎蔵とおりょうは窮地を脱している未遂事件だった。例の、お風呂に入ったおりょうが、窓から外を見て奉行所の手のものに取り囲まれているのを知り、裸のまま階段を駆け上がって報せる一幕が有名だ。



隣に本物の「寺田屋跡」があり、坂本先生の表示は少し笑ったが(3年B組金八先生を思い出した)、この場所の方が霊的に俄然雰囲気があった。



帰り道で道草・・・・京都駅前「アサヒスーパードライ・ルネサンス」。このビアホールは、出荷されてから数日以内の新しいビールが魅力で、黒ビールとスーパードライの「ハーフ&ハーフ」がおすすめで超美味しい。いずれ陳列上部のこのデッカイオムライスを食うのが目標。



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (チェロ)
2014-04-21 09:07:01


すごい探究心ですね、
尊敬です、
私なんか毎日ボーっと歩いているだけでございます、
ハーフアンドハーフ美味しかったでしょうね、
オムライスもすてきです、

いつか食べ鯛。
(変換するとまず鯛になるのでそのままにしました)
返信する
Unknown (tomato)
2014-04-21 09:28:47
こんにちは^^

寺田屋事件、なるほど。
そんな二つの事件があったのですね。
私も勘違いしてた人です(笑。
いつも勉強になります。
今も、旅館として健在だなんて、凄いです。

ビアホール、レトロな感じが素敵ですねー
黒ビール、気になります^^

どうぞお気をつけてお出かけくださいね。
雨、あがるといいです^^

ポチ。

返信する
こんにちは (はーい♪にゃん太のママ)
2014-04-21 13:10:01
龍馬伝みました~
あれ以来
ワクワクする大河ドラマがないのが残念です~
犬山城へ行かれるんですね
いいなあ~
返信する
Unknown (みきたろう)
2014-04-21 19:12:50
龍馬の話は龍馬がゆくでしか知りませんが
すごく好きな人物です
京都にはあちこち幕末の石碑などあって
本当にあったんだな~と思います
伏見桃山の龍馬通りにあるミュラーという
蕎麦屋さんが美味しいので
おすすめです~
ビール美味しそう~!
返信する
Unknown (まさむら)
2014-04-21 19:55:44
こんばんはー!

当然、後者を寺田屋事件と…
お恥ずかしい限りです。
で、ビール…
いいですね。
つまみは何でもいいです。
一人ではいけないので…
かみさんと…
問題は、財務大臣が飲むのを許可してくれるかどうか…

返信する
Unknown (.しじみちゃん)
2014-04-21 21:37:49
朝ぷっちんはしただすが、

とりぷっちんとコメントするの忘れただす^^;

ぬふふ、昔、しじみたち女子が旅館で

お風呂場覗かれた時、しじみは、おりょうの

ようだした(笑)嘘だす でも悪者おっさんたちに

熱いお湯を裸見られながらもかけまくっただす

ブログにも書いてただすが(笑)

旅に出てるだすね お天気が安定しないだすが

楽しんできて欲しいだす

ぷっちんだす

返信する
寺田屋 (英さん。)
2014-04-21 23:25:01
こんばんは。

「寺田屋事件」なるほどね~
そういうことだったのですか。
ありがとうございます。
勉強になりました。
おりょうさんの白い肌が、夢に出て来そうです。
「ハーフ&ハーフ」を持って来たり。

大応援団派遣\(^o^)/
返信する
歴史とは都合良く・・・・・ (炎クリ)
2014-04-22 04:49:05
>>皆さんへ・・・・・
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ

雨の犬山城は、撮影が大変な割りには、
写りがイマイチですね。
これも普段からの行いが悪いものと反省しております。

歴史とは、結構好い加減なもので、明治時代に起こったことでも、
真実が見えない場合もありますのに、
ましてや戦国時代・・・・・何がどこでどう間違って伝えられた?
と、考えましたが、
豊臣が信長を凶暴と吹聴、徳川が豊臣を好色男だと吹聴、
明治になると徳川の遊興三昧を持ち上げる。
歴史とはその時代の権力者が書き換えて来た違和感があります。
だから真実は歪んでいると言えますよね?

この龍馬さんや、おりょうさんのお話もまた、
司馬遼太郎さんの作り話なのかも知れないですね。
いつも、ありがとうです。応援頂いた方に(^_-)-☆感謝です。
返信する

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