お土産天ぷら ～お魚のすり身で揚げる薩摩揚げ風～

今でこそ会社組織から離れてお仕事をしているが、以前のリーマン時代には慰安旅行があり、観光バスが〇十台連なってサービスエリアへはいり、トイレ休憩15分の休憩時間が与えられる。その時間内に、立ち食いそばまでダッシュで駆けて３番手までに行列に並ぶ順位争奪戦。この時ばかりは重役も後ろで並んでいるのがおもしろい。



次は本当の目標のトイレだが、女性側ほどの混みようもなく滞りなくスムーズに本懐を遂げられる。さてフリーの状態になって更に７分程度の空白の時間があるのだが、バスまでの歩く時間を２分差っ引いても５分の猶予が生まれるので考えた。



こういったサービスエリアには、必ずと言って良いほど薩摩揚げ風の、お魚のすり身を揚げた天ぷらが販売されている。タコブツが散りばめられたものは意外とお値段も立派で、続いてイカ天・エビ天・玉ネギ天・じゃが芋天・穴子棒など‥‥‥迷うことしきり。



気が大きくなっている時は、もちろんタコ天をチョイスし、後ろに並ぶ後輩たちの勘定も全部払ったら５千円でお釣りがコインでチャリン。ここで重役が居合わせたら支払わさせるのだが‥‥‥。全国から社員が集まっているので年に一度の顔ぶれも混ざっていて、この横で頭を下げて礼を言ってるの誰だっけ？ 玉ネギ天にガリを刻んでセンターにトッピングした薩摩揚げを食べながら、十数年前の慰安旅行に思いを馳せる。

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酔っ払っても写る「CANON Power Shot G7XⅡ」と「iPhone 12」での撮影です。
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