安上がりなところも「極上」と自負しています。植物を
愛で、自給自足のフラワーアレンジ、そして何かを作る、描くなどです。
極上のひとり遊び
「いただきます ここは発酵の楽園」
アップリンク吉祥寺でさっそく観て来ました。
医食同源、そして自然の懐の深さに触れ、爽やかな、
温かい気持ちになると共に、「菌の大切さ」が
アニメーションでとても解りやすく解説されていて
勉強になりました。
植物を育てた経験がある方なら、お分かりと思いますが、
同じ植物を同じ環境で育てても、ひとつは元気にすくすく育ち、
もう一方は病気にかかったり、害虫がたくさん付いて、
取っても、取ってもまた付くということがあります。
これは植物が自分で自分を守る、ファイトケミカルという成分を
宿している量の違いから来るもので、その成分は
肥料や農薬を与えない、良い菌がたくさん活動している
自然な土で育った植物ほど多いという事です。
それには、雑草の力も借りるのです。
除草剤を始めとする農薬、化学肥料の無意味というか、
有害さが明白.......。
そしてそのファイトケミカルは、人間の健康にも影響するそうです。
赤ちゃんはお母さんのお腹の中では、無菌状態ですが、
産道を通って、外界に出るときに様々な菌を身体に取り入れます。
身体に良い菌、菌悪い菌、健康でいるためには
良い菌を増やす事が大切。
奇しくも、コロナウイルスの騒ぎになっていますが、
流行しているからといって、そこにいる人全員が
感染するわけではなく、その分かれ目は、
体内に良い菌をたくさん保有しているかどうかに、
関係がありそうです。
そのために、ファイトケミカルを多く含んだ野菜を食べて、
腸内環境を整えておく事も大切と言えそうです。
この映画に出てくる、里山の保育園や小学校で野菜を育てたり、
お味噌を造る子どもたちは、泥んこで、とにかくのびのび元気で、
見ていて気持ちが良いです。
そして、子どもの頃にこのような経験や感動があると、
食の安全や、環境の事にも広い視野と関心を持ち、
素敵な未来を切り開いてゆく力が育まれると思います。
この映画に出演されている、「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんは、
ずっと前から、仰っていました。
学級崩壊やいじめ、すぐキレるなどは「食」が
原因のひとつではないかと。
また、千葉県のいすみ市では、オーガニックのお米を使った給食を
提供していると知り、希望が持てました。
全国に広がる事を願います。
私も、食生活を変えてみたら、体調が良くなり、
イライラしなくなり、腸内環境の大切さを実感しています。
愚かで欲深い大人たちは、菌や雑草を悪者にして、
除草剤やその他の農薬、殺菌剤などで成敗し、化学肥料や
遺伝子組み換えも、まるでスーパーヒーローのように見せかけて、
自然界の素晴らしい営みを、勧善懲悪の幼稚な狭い世界に
閉じ込めようとしている事が、よく分る映画でした。
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