屋比久ジェーンの初日に行って来ました。
私がジェーン・エアを読んだのは、その昔の児童書だったのでストーリーが朧げだったんですが、地味だけどなかなか魅力的な作品でした。
ヘレン役の萌音ちゃんは最初にチラッとしか出て来ないのですが、吸引力があってびっくりしちゃいました。萌音ちゃんの舞台はナイツ・テイルと千と千尋しか見たことなかったんですが、こんなに惹きつけられるか〜っと思ったくらい存在感がありました。
ジェーンの心情をセリフに紡ぐアンサンブルたちによって物語が進行していくので、演劇みたいな本を読んでいるみたいな不思議な気分になるミュージカルだったのですが、屋比久ジェーンのおかげでジェーンの気持ちに深く入り込むことが出来た気がします。
それからステージオンシート(舞台の左右にセッティングされている座席)を購入された方は皆さん全身ブラックでした。ドレスコードは黒または暗めの服装とありましたが、マスクも全員黒(当日配布？)だったので、舞台袖と一体化していて...、その美的感覚にもびっくりしました
回転ドア客向けですが、段差も1列ずつあって見やすそうでした。
そそ、屋比久ちゃんのジェーン、凛としていてすごく良かったのですが...
子役ちゃんがこれまたすごかった。
1幕の1/2ぐらいは子役ちゃんのジェーンで話が進むし、2幕になったら芳雄ロチェスターの子どもとして出てくるので、なんなら他の大人のキャストよりもセリフが多いのですが、大人と堂々と渡り合っているところがもうびっくりです。
プレイハウスの箱が小さいからか、F列が実質1列目になるので、思ってたよりも前方で見ることが出来たってこともあってか、芳雄ロチェスターの迫力もすごく感じました。大劇場以外で芳雄くんを見ることはなかったので、芳雄くんの凄さが分かったわ^ ^
萌音ちゃんジェーンきっとぴったりだと思うし、屋比久ちゃんヘレンも見たいわって思ってしまったので、このキャスティングを考えたスタッフすごいなぁ〜。
おまけ
帰りは東武デパートでタルティンのお菓子を買って帰って来ました。どれも美味しいので12時半の公演を見る方にはオススメコースです。タルティンは朝夕(夕方は16時から)販売されるのですが、入荷の棚が整い次第販売してくれるので10分くらい前には売り出してくれます。
ちょっと列に並びますが家族へのお土産にはちょうどいい感じです
