I'll be right here

ポケットにパク・ヒョシン 🥨

ウンチャルト インタビュー

2014-07-22 14:20:47 | パク・ウンテ
ちょっと長くて訳すのが大変だったけど、ウンテくんの思いが伝わってくるステキな記事です^ ^

今回のモーツァルトはOSTにメイキング映像も入れて欲しいくらい。
またウンテくんのヴォルフが見たくなりました


スポーツ東亜 2014/7/16

[インタビュー] 『モーツァルト❗️』パク・ウンテ“このように楽しくて難しかったことは初めて”

ミュージカル俳優パク・ウンテにとって『モーツァルト❗️』は愛憎の存在だ。 『モーツァルト❗️』という彼に成功へのステップを踏ませた作品でもあるが同時に声帯結節を与えたりした作品だ。 それでも彼は『モーツァルト❗️』を愛する。 その理由を尋ねると「相変らず知りたいことが多いヴォルフガング・モーツァルトのため」と答える。

彼は「もう四回目なのに今年は新しい作品に挑戦するかのようです。モーツァルトという人物のコンセプトが変更され、親近感が返って私の足を引っ張りました。変化した姿を演技するのは楽しかったがこのように難しいモーツァルトは初めてでした」と話した。

2年ぶりに帰ってきたミュージカル『モーツァルト❗️』は脚色、演出、舞台など大々的な修正作業を経た。今までが天才音楽家の苦悩を表現したとすれば、今度は人間になるのを望んだモーツァルトに焦点を合わせた。 自由な音楽生活をしたいが社会と環境に抑圧され、決まった創作活動をしなければならなかったモーツァルトの内なる葛藤が深まった。モーツァルトもやはり自身が願う人生と与えられた人生の間から来る乖離感を苦しむ私たちと同じ人であったの事を伝えている。変化した『モーツァルト❗️』のコンセプトにパク・ウンテは演出家のアドリアンオズモントと練習期間の多くを会話に費やし、じわじわヴォルフガングのキャラクターを完成させていった。

「今回の『モーツァルト❗️』では演出家と違った‘モーツァルト’を作ることにしました。 以前とは違った、もう少し人間的な人物で表現したかったんです。以前のモーツァルトは劇的な人物だったじゃないですか。 天才として体験した苦悩に集中したとすれば今回は天才である前に人間として彼の姿を描くようにお願いしました。観客がもっと共感できるように。もちろん音楽とファッションなど情熱を持っている人物の姿、そういったものを持っている部分と、ぶち当たる息子、平凡なモーツァルトの姿を現わしたかったんです。それで父との葛藤が極限に達する時に父の喉首を捕まえる設定がありました。プレビュー(開幕前にあらかじめ見る作業、これを通じて製作会社と演出家が最終変更を分ける)時に何度か喉首を捉えましたが結局本公演でしないことになりました。韓国の観客の情緒に合わないという判断をしたんでしょう。だから演出家にどれほど申し訳ないかわかりません。俳優は演出家の良い筆にならなければならないのにそうなることができなくて、観客の説得を得られないのは私のせいなんです。」

劇のコンセプトが変わって重量感も変わったようだ。 2年前の『モーツァルト❗️』が天才少年ヴォルフガングの内側で起こっている創作の狂気に、観客たちが気が吸われるように観たとするならば、帰ってきたモーツァルトの人間的な面には少しは安らかになったと言える。しかし、舞台の上の俳優はそうではないようだ。人生には解答がないように実存人物の人生を表現するのは容易ではないのだ。

「『ジーザスクライストスーパースター』や『フランケンシュタイン』は役割に正確な目標がありました。ところがヴォルフガング・モーツァルトは曖昧な感情線も多くて性格も何回解いても答が出てこないんです。だからもっと難しいんですよ。 また、前作品は感情の起承転結が確実だったとすれば今回はすべての場面ごとに躍動的で感情が強くて、観る方々は曖昧に躍動的なヴォルフガングを見ることになると思います。」

キャラクター分析に困難があるがパク・ウンテはこれを楽しんでいる。「大変だというより楽しいのが事実」と言いながら多くの方々が『モーツァルト❗️』を通じて私たちの人生に対して今一度考えてみる時間を持って欲しいと明かした。

舞台の上のヴォルフガング・モーツァルトに欠かせないパートナーがいるとすればそれは幼い少年アマデだ。 アマデはヴォルフガングのもう1つの自我で彼を幽霊のように追いかけ、彼の父が彼に期待したものや、そしてそうなれなかった記憶を絶えず再確認する役割をする。 セリフ一つなしで単に表情と身振りでヴォルフガングの激しい内なる葛藤を表現するアマデは『モーツァルト❗️』のもう1つの主人公として観客たちから多くの愛を受けている。 ヴォルフガングの次に拍手を最も多く受けている存在でもある。


「今回のアマデは本当に立派です。正確な演技に私でさえエネルギーをもらいます。最後にヴォルフガングが死ぬ時、幼いアマデを抱いて死ぬでしょう。その時「愛している、お疲れ様」って言うんです。暗転した時はくすぐったりもします
私が最も好きな場面の一つが最後にアマデがお父さんに向かって走って行って抱かれるシーンです。父が望むヴォルフガングとヴォルフガングが望んだお父さんの姿が一致する瞬間でしょう。死んだヴォルフガングはそれを眺めるているでしょう。 練習の時はアマデとお父さんの間で、その姿を見て泣きました。歌もとても歌えませんでした。生きている時にヴォルフガングはお父さんより音楽を選択したけれど、明らかにそんな時でもいつも腕を広げてるんだよという思いを聞きました。それでその最後の場面で腕を広げることになったんです。

パク・ウンテは公演界で貴重な存在だ。 彼が昨年手を握った『ジーザス・クライスト・スーパースター』、『エリザベート』『ノートルダム・ド・パリ』『フランケンシュタイン』等が続けてヒットを飛ばし、彼は別名‘信じられる’俳優になった。 また、彼は第8回ザ・ミュージカル アワーズで『フランケンシュタイン』のアンリと怪物1人2役で主演男優賞を受賞した。 このような乗勝長駆にうれしいけれどもパク・ウンテはかえって気を引き締めている。 舞台でもっと謙虚になれる俳優になりたいといった。

「毎回、全てを掴もうと努力します。 時々私も気づかない内に心が雲のようにふわふわと飛ぶ時があります。そのたびに‘しまった’といいながら捉えようとします。いつまでも空の上で生きられないでしょう。いつも降りて行く準備をしながら傷つかないようにしています。幸いに今では多くの方々が私を見に来て下さるけれど、いつかは人気も消えるでしょう。だから、今私がしている作品がさらに大切に感じられます。毎公演ごとに最善を尽くすんです。」

パク・ウンテは『モーツァルト❗️』を終えればしばらく休みの期間を持つ。 すでに多くの作品の提案を受けているが再充電後に良い姿で次回作を披露したいと話した。

「いろいろ見ています。まずは今回の作品が終わったら休むつもりですよ。 『フランケンシュタイン』が終わって続けて作品をすることになって本当に死にそうだったんですよ。ハハ。作品に入れば精神がそこに陥っていて声も神経を使わなければならなくて、体の管理もしなければならないから気楽に出来る時間がなかったんですよ。まず家族と時間を過ごしたいです。 妻と子供が休暇を期待しています。特に何をするじゃなくても家族らと一緒にいるのが幸せです。私も‘モーツァルト’が期待したお父さん、そのようなパパになれるように願ってます。」








モーツァルトとサリエリ

2014-07-22 00:30:31 | モーツァルト
記事の内容が面白かったので、コッソリUP。

それにしても、ウンテくん
ストイックですね^ ^
ダヒョンさんがいたYADAも流行ってたんですね~
わぉ~っ、そぅだ、YADAは確か男子に人気だったのでした~。

サリエリの方はこの夏はライセンスミュージカルが盛り沢山なので苦戦しそうですが、内容はかなり気になるところなんですよね...



ハンギョレ 2014/7/15 ユ・ソンヒ記者

『モーツァルト❗️』パク・ウンテ
・3段高音所有者
・声楽レッスン8年受ける

『サリエリ』 チョン・サンユン
・創作ミュージカル専門家
・キャラクター創造の喜び大

今年の夏、似て非なる魅力を持つミュージカル二編が観客に会いに来た。
『 モーツァルト❗️』と『サリエリ』だ。タイトル通り、世紀のライバルと呼ばれた天才音楽家『モーツァルト』と彼の影に遮られた悲運の作曲家『サリエリ』の人生を描く。 誰の視線で見るかによりそれぞれ違う話が繰り広げられる訳だ。偶然にも二つの公演がソウル世宗文化会館(大劇場とMシアター)で開かれる。ミュージカル『モーツァルト❗️』の主役パク・ウンテ(33)と『サリエリ』の主役チョン・サンユン(33)に会った。


パク・ウンテ

「今回が4回目のモーツァルト、 彼を殺したのは負担感だったのかも」

モーツァルトパク・ウンテ

3オクターブGを行き来する高音のために観客の間で‘巧みな歌唱力’というニックネームで呼ばれるパク・ウンテだが、実際スタッフは彼を「生まれつきの天才というより、絶えず努力する俳優」と表現する。パク・ウンテは今でも‘声楽レッスン’を受けている。「歌が好きでミュージカルを始めましたが、基礎がとても足りてませんでした。8年に渡って声楽のレッスンを受けていますが、今は‘趣味’のようになってしまいましたね。」

パク・ウンテは音楽と全く関係ない漢陽大学経営学科を卒業した。幼かった時から‘歌うこと’を楽しんだが、予想外に天井を突き抜けるような‘高音’とは距離が遠かった。「学生時代は、YADA、キム・ギョンホなど爆発的な歌唱力の歌手が人気でしたが、私はカラオケ行ってもたった一曲も歌う事は出来ませんでした。 高音が出なくて。家に帰ってふとん被って一人でギャアギャア大声を張り上げて練習したりしましたよ。ミュージカルを始めてその‘鍬入れ’が役に立ったように思います。」


大学時期には川辺歌謡祭(2001)に出場して銅賞を受賞したこともあった。歌手を夢見てアルバムも一枚出したが、そこまでだった。 アルバムが失敗して続いて軍に入隊することになり彼の夢は遠ざかった。
「血が沸くというでしょう? 舞台を味わってみなければ分からない事ですが、一度味わうと放りだせなかったんですよ。苦労の末に企画会社の勧めで2006年のミュージカル『ライオン キング』のアンサンブル オーディションを見てミュージカル界に入りました。」

‘凡人’であるパク・ウンテと‘天才’モーツァルトの間にはどんな共通点があるのか❓『モーツァルト』 は、その当時‘大スター’でした。皆が彼が描く音符の一つ一つに注目しました。その負担感がどれほどだったのでしょうか❓私は2010年以後4回モーツァルトを演じてますが、人々は毎シーズン、より多くの事を期待します。最初はモーツァルトが‘天才的才能’のために狂って死んだと考えましたが、今はその負担感がモーツァルトを殺すこともあると考えてます。」

今年パク・ウンテは‘ザ・ミュージカル アワーズ主演男優賞’を受賞した。新人賞、男優助演賞に続き‘トリプルクラウン’を達成した彼は“喜びよりは‘宿題’をもらったように重たい感じ”と言った。受賞以後放送出演交渉も大幅に増えているが、全て断っている。“ミュージカルは値が高くて‘価格弾力性’が高いんです。俳優がちょっとだけ不足してたとしてもファンたちは怒ります。私の最大値は常に100です。ミュージカルに100を全部注ぎ込んでも足りないんだけど、よそ見をすることはできないでしょう。 ところで、価格弾力性ってあってますよね❓僕、経営学科出身だから間違ったら恥ずかしいんだけど….」8月3日まで。


チョン・サンユン

「サリエリ、私と私たちに対する話
すべての働き蟻たちのための慰労というか」

サリエリチョン・サンユン
チョン・サンユンは‘創作初演専門俳優’だ。『JSA』、『風月主』、『三遷』、『ブラックメリーポピンズ』、『パリの恋人』そして今回の『サリエリ』まで。 ライセンス大作に比べて成功する可能性が少ない創作作品を主に選択する理由を彼は「作っていく在米ため」といった。 「存在しなかったあるキャラクターを私が創造していくという喜びが大きいんです。創作ミュージカルに一助となるという自負心も少しありますよ。何より演出家が創作するたびに度々呼ばれますよね。私が頼もしいのかな❓」

チョン・サンユンは軽快で余裕満々だ。 「歌よりは演技力が良い」という話には「本当は音域幅が広い方です。今回の作品では高音の真髄を見せます」と答え、「俳優にしては顔が平凡だ」という話には「足は本当に最高に美しい。女装の男役には自信がある」と受け返すのだ。このように‘自信’あふれるチョン・サンユンが演技する‘劣等感爆発男’サリエリはどんな姿か気になる。


ミュージカル『サリエリ』は映画『アマデウス』の原作でも有名な大文豪プーシキンの戯曲『モーツァルトとサリエリ』を原作にしている。「嫉妬には色々な種類があります。嫌いで嫉妬して、好きで嫉妬して…. 事実サリエリはその誰よりモーツァルトを愛していたと考えられます。単にモーツァルトを通じて自らが大したことがない人間であることを悟ることになって苦しむ男でしょう。」

演出家から‘キャラクター分析能力が最も良い俳優’という評価を聞くチョン・サンユン。実際には天才であるモーツァルトに近いのだろうか、努力派であるサリエリに近いだろうか❓
「持って生まれた才能があるとしても絶えず磨き上げなければ天才的才能も錆がつきます。最も良いのは持って生まれた才能に努力まで加わる…. 私がそうだというんじゃないですよ。フフ」

先に幕が上がった『モーツァルト❗️』と比較されて負担感も大きいようだ。 大作ライセンスと小劇場創作ミュージカルの対決だとか、‘ダビデと巨人の戦い’とかで表現されたりもする。『サリエリ』は特定人物に対する話でなく、私と私たちに対する話です。特に韓国の人々はもう少し高みに上がろうと地団駄を踏むでしょう。 「私もああだったよね」という共感を呼び起こすことができるという点が強みだと思います。すべての働き蟻のための慰労というか❓」目を輝かせて作品説明をしたチョン・サンユンは一言を加える。 「『モーツァルト』見にきた方々が近くで公演が行われてる『サリエリ』も見てくれたら良いですよね。フフ^ ^」

とても真剣なのに突然いたずらっぽい感じの彼。「 いったい本当の姿が分からない」という話しかけると「本当の姿が分からないことが俳優の真の魅力です^ ^」ということだ。 22日~8月31日まで。