たとえば、腰が痛いとして。
なぜ腰が痛いのか。
どうして腰に痛みを感じているのか。
それを解いて、そこに何かの治療を加えるわけだ。
腰の筋肉が固くなっている。だから痛い。
と考えると、
固くなっている筋肉をほぐすために、
マッサージをしたり、低周波電流を流したり、鍼を打ったりする。
筋肉が固くなっているから痛んでいる場合、これで解決する。
しかし、また痛む。
また筋肉が固くなったら痛む。
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調布駅前の公民館たづくりで開催している展覧会に行ってきた。 様々なセンサーで、鑑賞する人が関われる作品がいくつか。 メインは磁性流体を用いた作品だ。 磁力に反応すると言えば金属で、常温なら固体だが、 磁性流体は液体だ。 黒い液体が別の液体の上に浮いている。 表面張力だかなんだかによって、丸く集まっている。 そこに磁力が働くと、見る見るうちに形を変える。 丸く集まった液体が、釘のように、しか . . . 本文を読む
[あらすじ] 植物の名前の頭に「イヌ」と付くヤツは、さえない。
そんな内容の昨日の記事に、「イヌブログ」とタイトルを付けた。
謙遜したのだ。
が、昨日の記事は普段よりたくさん1.5倍の人が読んでくれたようだ。
「イヌ」というワードで検索してひっかかった人がいたのだろう。
タイトルに「イヌブログ」と入力しようとすると、「犬ブログ」と予測変換がかかる。
なるほど、世の中では「犬ブログ」なるジャン . . . 本文を読む
ある植物に、よく似ているけれど、そのものよりちょっと劣るとか、
そのものの特徴部分ほど美しくはないとか、おいしく食べられないとか、
そういうちょびっとお気の毒な植物の名前の頭にしばしば付ける言葉がある。
「イヌ」だ。
人間にとって有用でない、役に立たないといったことで付けられる。
「イヌ」はそういう差別用語である。
「犬死に」なんていうのがよい例だろう。
イヌビワ、イヌザクラ、イヌツゲ、イヌ . . . 本文を読む
[あらすじ] 歌川国貞の団扇を持つ美人の団扇絵がきっかけで、 蚊帳を使った団扇を作るようになったよ。 http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/fbbf4f66ff141d1bcd67ae85d529aeee 8月1日の法螺から始まって、何種類か団扇を作ってきたが、 今夏はここいらで一旦新作づくりはお休みとしようか。 第3シリーズは、【国芳】【源氏蛍】【達磨】の3種。 . . . 本文を読む
[あらすじ] 和紙を切って貼ってホタルを作ったよ。 http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/15e332b59d02cf4c4285062696f77376 さて、光らないホタルなんて、ただの○キ○リだ。 跳ねないコメツキムシだ。 虫けらだ。 そんなもんが蚊帳の中に居たって、気色悪いだけだ。 では光っていただこう。 蓄光おりがみ、という商品をホームセンターで見付けて . . . 本文を読む
2年前に初めて廣島リマさんのわきでウクレレを弾いたときは、2本のウクレレを使った。
曲数も多かったので、パイナップル型のレギュラーサイズのものと、
大きなパイナップルのバリトンウクレレを使い分けたのだ。
今回はバリトン1本で行こうと思った。
なぜなら、リマさんには「月、満ちる」というオリジナル曲がある。
このバリトンウクレレの表板には、満月が描いてあるのだ。
裏板は少しくって丸みを持たせてあるの . . . 本文を読む
9/17(土)演奏します。 何度かご一緒している歌姫、廣島リマ嬢にウクレレでお伴することとなりました。 以前、リマさんが出演していた企画名を見て、 オレサマ抜きで何がベロンベロンミュージシャンじゃ! と思っていたら早速お呼びがかかりました。 ステージ前にベロンベロンにならんように気を付けないとー 代官山 bacchus gallery bun ~ 星空bar vol.15 ~ ☆星空ba . . . 本文を読む
[あらすじ] 達磨さんは禅を伝えられるかどうか、梁の武帝に会ってみた。 http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/1e56d3061c3bdabd52c0fe84da5e3a0b 中学高校と、私立の女子校に通った。 制服に制鞄。 みんなお揃いのかばんがごっちゃり廊下に置いてあると、 どれが誰の物だかさっぱりわからなくなる。 だから、みんな何かしら鞄に付けていた。 キー . . . 本文を読む
子どもの頃から、自分というものはどうして自分なのか、という疑問があった。 ごく親しい友達であっても、まるで別の存在である。 何か共通の体験をしたり、共感することがあったりしても、 それは所詮、ある物とまた別の物との間の、ほんの一部がたまたま重なり合っただけだ。 私はあの人ではあり得ないし、あの人は私の経験を知らない。 他人にもぐり込んだら、どんな感じだろう。 ※ だから、映画『マルコビッチ . . . 本文を読む
インドから、達磨さんが中国にたどり着いたのは、520年9月21日だという。
1496年前の再来週あたりか。
徳が高いと言われた梁の武帝に教えを伝えるべく、会いに行く。
武帝はみずから城門を出て達磨さんを迎えたという。
しかし、会話をしてみると、徳あると言っても期待外れだったことが分かり、
達磨さんは武帝のもとを去り、北の魏の国へ行く。
その会話はこんな調子だ。
武帝「朕、かつて寺を造り、経を写 . . . 本文を読む
[あらすじ] ギンガムチェックの女が団扇を持っていた。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/ab83966b45a4bd81b9e43f9513b4f01f
というわけで、歌川国芳描くところの美人画、
「縞揃女弁慶」の中から、三井寺の鐘に見立てた風鈴を見る女の持つ団扇。
できましたー . . . 本文を読む
[あらすじ] 歌川国貞の団扇絵の中に描かれた団扇を実際に作った。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/5f728bbc97e809fc20c7caa902b7df72
蚊帳を団扇の地に使う。
そこで、蚊帳の描かれた浮世絵に、団扇も描き込まれていたらちょうどいいネタになると考えて探した。
蚊帳を描く浮世絵ということは、閨(ねや)を描くということなんだから、
春画なら . . . 本文を読む
昨日のは法螺です。
※
あるとき、センセイが言った。
「動物にだって菩薩の心が宿ることはあるじゃないですか。」
いわんや人間においてをや。
理性から慈悲の心に至ることができる力を人は持っている。
どんなに悪人に見える人でも。
という話の中でだったか。
「猫と犬が仲良くしている、なんていうのがありますよね。」
あーーー。
犬にしてみたら、猫といても本性を剥き出しにするのではなく
敵意も害意 . . . 本文を読む
[あらすじ] 界隈に棲む白黒の猫が仔猫を4匹産んだ。
母猫と仔猫4匹がひとかたまりになって寝ていると、
何が何やら分からない一面の白と黒だった。
気付けば、いつの間にやら仔猫は2匹に減っていた。
厳しいことだ。
弱っていれば蛇や烏にも狙われるだろうし、車にぶつかることもあれば
病気にかかることもあるだろう。
さらに、この頃母猫の姿を見ない。
親離れ子離れしたのかな?
仔猫たちにこのテリトリー . . . 本文を読む