近所の幼なじみ四人組のうち、「道」の付くお稽古事をやっていないのは、
私だけだと、いつの日だったか気付いて
それを母に言ったら、
あんたは「道楽」だ、と言われた。
へいへい、まっつぐに親の言葉を守って生きていきますぜ。
幼なじみ陣は、茶道、華道、書道、剣道。
日本の芸事に武道はどうして「道」になっちまうのだろうね。
作法や型がうるさそうで、どうも敬遠してしまう。
道に外れたことをすると、破門だとかなんとか言い出しそうだ。
美なんて、オマケの潤いの部分なんだから、
酒でも飲みながら楽しんだっていいのに。
てなことを友人Aが言う。
お茶だとそういうのあるんじゃない?
でも懐石の酒なんて、舐める程度か。
宋の三大書家のうち二人、
蘇軾(そしょく)のおうちに米芾(べいふつ)が遊びに行って、
酒を酌み交わしながら興の乗るままに書きまくって夜を明かした、
なんて話がある。
楽しかろうなあ。
筆を持ち始めて2週間で早々に、憧れていた隷書に突入した。
書いているうちに、日常身の周りにも隷書が生きていることに気付いた。
お札の額面なんか代表的なものだ。
ふと、飲んでいる酒のラベルを見ると、これも隷書だ。
格好のお手本となる。
私だけだと、いつの日だったか気付いて
それを母に言ったら、
あんたは「道楽」だ、と言われた。
へいへい、まっつぐに親の言葉を守って生きていきますぜ。
幼なじみ陣は、茶道、華道、書道、剣道。
日本の芸事に武道はどうして「道」になっちまうのだろうね。
作法や型がうるさそうで、どうも敬遠してしまう。
道に外れたことをすると、破門だとかなんとか言い出しそうだ。
美なんて、オマケの潤いの部分なんだから、
酒でも飲みながら楽しんだっていいのに。
てなことを友人Aが言う。
お茶だとそういうのあるんじゃない?
でも懐石の酒なんて、舐める程度か。
宋の三大書家のうち二人、
蘇軾(そしょく)のおうちに米芾(べいふつ)が遊びに行って、
酒を酌み交わしながら興の乗るままに書きまくって夜を明かした、
なんて話がある。
楽しかろうなあ。
筆を持ち始めて2週間で早々に、憧れていた隷書に突入した。
書いているうちに、日常身の周りにも隷書が生きていることに気付いた。
お札の額面なんか代表的なものだ。
ふと、飲んでいる酒のラベルを見ると、これも隷書だ。
格好のお手本となる。
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