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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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犬の挨拶

2013年03月16日 | 犬と暮らす
嫌犬権、なんて言葉ができているそうだ。

犬を嫌う権利。
ペットブームの中、「ワンちゃんカワイイ」と言わない人言わない事は
認められにくいのだろうか?
なんにしても、嫌犬権という言葉の響きはなにやら
北米の人種差別秘密結社の略称を想起させて不愉快だ。

たしかにマナーの悪い飼い主や、犬の飼い方を知らない飼い主も多く、
糞の置き去りや、やたらに吠える犬がいて迷惑なのも分かる。
かく言う私も、飼い犬のリーダーとして立派に務めおおせているかと言うと、
あちゃこちゃ疑問点はある。

好きな側にも、嫌いな側にも、犬をよく理解していない、という問題もある。
少なくとも、飼う人は犬の習性を深く知って、自分の飼い犬が人間社会の中で
うまく生きていけるようにリードしてやる必要があると思う。
思っちゃいるけれど完全にはできていない私が言うのもなんだが。

犬嫌いの人に知っていて欲しい!と思うことを一つ書こうかな。

犬は、よく知られているように嗅覚が鋭い。
目よりも耳よりも、鼻で多くのことを知る。
だから、初めて会った犬同士は嗅ぎ合う。
肛門のところをお互いに嗅いで、相手の年齢・性別・健康状態・今の気分などなどを知る。

人間だったら、初対面の人とはまず目を合わすだろう。
顔を見て、全体を見て、相手の年齢・性別・健康状態・今の気分などなどを知る。
それから、名前を名乗りあったりして言葉を交わし、どこから来たかなどを知る。

犬にとっては、嗅ぐことは挨拶なのだ。
特に、股ぐらを嗅ぐことが重要なのだ。
初めて会った犬がやたら嗅ぎ回すと、犬と日頃付き合いの無い人は
不愉快に思うだろう。
股ぐらだの足だの、そんなところを嗅いで、と思うところばかりを嗅ぐ。
犬にとっては名前を聞いたり名刺交換したりといった、礼儀正しい初対面の挨拶を
しているに過ぎないのだ。

だから、許してね。
嗅がないうちに触られるというのは、犬にしてみたら
挨拶もしないうちに抱きついてくる人、みたいなもので
ビックリして突き飛ばしたくなっちゃうわけだ。

犬がこちらを嗅ぐのは、礼儀正しい振る舞いなのだ。
充分に嗅がせてやって、犬に対して礼儀正しくしてやれば、円滑な関係が始まる。
なかよくしてね。


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