犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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本と床

2019年12月11日 | 日々
[あらすじ] 老母の介護などのため、人の出入りが多い。
老犬が落ち着けないので、亡父の書斎を片付けた。

亡父は、本箱を自作していた。
14mm厚240㎜幅の板を、275㎜と605㎜に切って、
短い方を中にして釘を打ち、背面にはベニヤ板を貼る。
外寸およそ横605×縦305㎜くらいの本箱ができあがる。

これを壁面に積み重ねて使っていた。
本を詰め込んだまま引っ越しできて便利でもあった。

大判の本を入れるには、背が低い。
この場合、箱を縦に置き、本のサイズに合わせて中板を取り付けた。



書斎の東側の壁には、大判の本や百科事典を主に置いていた。
写真集など、上質紙なので更に重い。
天井近くまで箱を積むと、7段になる。

こちら側の床板がたわんでいる。
部屋の入り口が東寄りに有るので、部屋に入って進むと、
ゆらりと身体が引っ張られる。

気持ち悪いし、床に不安が有る。



友人Mは建築士である。
二級建築士なので、木造住宅が専門である。
「なれるもんだよ。」とMが言う。
人間、どんどん慣れるらしい。

「Kちゃんの部屋も沈んでたけど、本人は意識してなかったからね。」
なるほど。
そう言えば、農家の空き家を買った友人Zも、
増築してあった食堂がずいぶん傾いているのに気付いていなかった。

いやしかし、Kちゃんはそこで暮らしながら、次第に床が沈んでいっただろうが、
Zが買った時にもうその床は傾いていたはずだ。
やっぱり、慣れだけの問題でもなさそうな気もする。



「ビー玉持って来ようか?」と面白そうにMが言う。
要らん。
何年か前にボロ市で買った、強力磁石の球が目の前に有った。

床に置いてみると、転がった。
磁石の球は勢いを増し、本箱の積んであった壁の方に向かい、
そしてある所でぐうッとカーブして、ある点の所でブルブルッと身震いして止まった。

釘の位置か。



以前、食器棚の部分の床が沈んだので、床下からジャッキアップしてもらったことが有る。
そうしてみたら、どうだろう。
Mに言ってみたが、乗って来ない。
あまり、やることではないのか。

しばらく生活してみて、それでも気になるようなら、
床下に入ってみるか。
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